フジテレビ月9ドラマ「絶対零度season4」孤独の中生き抜いた篠田の本心

篠田の父は、26年前小さな映画館で水筒に神経ガスを入れ

映画の上映が始まると、そのガスを発生させた。父は精神を病んでいた。

そこから、篠田は「犯罪のない社会」を目指していた。

その夢をかなえてくれたのが加賀美だった。映画館でガスから救ってくれた加賀美。

ミハンのシステム開発に携わっていた。それを知った篠田は喜んだ。

 

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正反対の道を歩んだ姉弟

 

姉の香坂朱里は、両親が離婚したあと公安の職員と再婚し姉だけが引き取られた。

弟の歩は父の元に残った。5歳だった。精神的に病みついに公共施設で

神経ガスをまき「無差別殺人事件」を起こしてしまった。

 

そこに居合わせた若き日の加賀美は、歩と知らずにただ少年を救った。

そして、孤児院に入った歩は「犯人の子供」としていじめられる日々が続いた。

その様子をたびたび見に来ていた加賀美は、時々歩一緒に過ごしていくことが多くなった。

そのうち、加賀美はシステムを開発している仕事場に歩を連れてくるようになった。

「起こる犯罪を未然に探知して、その犯罪を止める」システム。

歩が願ったシステムだった。しかし、それはいつの間にか歩によって奪われていた。

 

 

闇の裁きを下す人物

 

歩は孤児院でいじめに遭っていたが、加賀美には決して辛いとはいわなかった。

歩が施設にいた当時、施設長が死亡していた。そして当時の職員はその時の歩のつぶやきを覚えていた。

「初めて人に喜んでもらえた」

施設長は行き場のない少年たちの心理を利用し、睡眠薬を飲ませては性的暴行を働いてた。

しかし、少年たちはそれが公になれば、自分たちの住む場所がなくなる。

そんな弱みに付け込み、施設長は犯行を繰り返していた。

そんな施設長を階段を踏み外した「事故死」と見せかけて、突き落としたのが歩だった。

 

そこから、歩は「法律では裁けない人物」を裁くことで、苦しむ人を救う喜びを覚えてしまった。

黒ずくめの服を着て、裁きに合わない人物を殺害していく。

その人物に苦しめられてきた人たちは、歩を崇拝するようになる。

篠田と名前を変え、フリーカメラマンとして「ミハン」に近づいた。

それには「小田切」がちょうどよかった。

小田切の腕時計に盗聴器を仕掛け、ミハンの動きを知り、間近でミハンの仕事を見る。

それは篠田にとっての喜びだった。このミハンが「法制化」されれば

起こるはずの犯罪は防げる。犯罪のない社会ができる。

 

利用された小田切

 

「ミハン」の動きを知りたくて、小田切に偶然を装い近づいた。

そして、何度か会ううちに、篠田は感じたことのない喜びを覚えていた。

普通の人が感じる幸せ。

決して今まで篠田が感じることのなかった「幸せ」を、小田切が感じさせてくれた。

利用するつもりで近づいた篠田だったが、いつしか小田切に「恋」をしていた。

それは紛れもない事実だった。

 

いくつもの犯罪を重ね、「ミハン」法制化に向けてテロを企てている自分。

そして、それを阻止すれば「ミハン」は正式に組織として認められるはず。

そのための犠牲になってもいいと篠田は感じていた。

しかし、一人の女性を愛してしまった。利用するつもりが本当の「幸せ」をしってしまった。

それだけが「犯罪者の息子」として、孤独に生きた人間らしさをとりもどした瞬間だったのではないのか・・・。

 

篠田が亡くなり、無事に南雲元総理のオペを終了することができ

法制化に反対していた南雲も考えを変えてきた。

そのため、ミハンは解散するはずだったが、再結成され正式に「法制化」に向けて政府が動き出した。

篠田の計画通り。ミハンはやっと法制化されることとなるだろう・・・。

 

 

フジテレビ月9ドラマ「絶対零度season4」篠田を止めることはできるのか!?

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