【ショートムービ―】雨でも晴れる 概要&感想

この映画はある種の「デジタルタトゥー」になりかねない、危うさを持ちながらも、幼馴染への愛情のために

 

リスクを犯そうとする女の子。そうすれば幼馴染の片思いの彩人が嫌がらせを受けずに済む。

 

そんな切なさが詰まった、22分のショートムービーです。

 

コンテンツ

雨でも晴れる 概要

監督・脚本

内田英介

主題歌

HiToNa

キャスト

光石桔梗 五島月  岡田佳大

受賞

TOKYO青春映画祭 最優秀監督賞

TOKYO青春映画祭 最優秀女優賞

 

雨でも晴れる ストーリー

ハルは幼馴染の彩人に片思いをしていた。そんなある日掃除当番だったハル。

 

クラスメイトの女子が彩人を人気のない教室へ誘うのを見てしまった。自分も彩人君とあんな風になりたいな。

 

と、思っていたら、思わずその教室を覗きモップを倒してしまった。音に気付き起こるクラスメイト。

 

挙句に止めに入った彩人の勢いで、彼女が持っていたスマホがハルの持つバケツに水没。

 

電源は入らなくなっちゃったじゃないの!!弁償しなさいよ!そうだあんたのスマホを代わりにもらうわ」

 

しかし、ハルはスマホは持っていなかった。彩人が「僕のを使って」と差し出してきた。女子は喜んで使い始めたが

 

弁償の代わりに「その水着売りなさいよ!!」と勝手にプールバックから取り出し、名前が見えるように広げて撮影した。

 

そして、彩人のスマホからオークションに出品した。しかし翌日ハルと父は生徒指導室に呼ばれた。オークションに出品したのは自分のものではないと言い張り

 

その場は何とか逃れた。しかし彼女がやったことに間違いはない。すると、彼女が思う以上に「値段が付かない」ことから

 

彩人に「これであの子の裸撮りなさいよ!!」と命令してきた。さすがにできないと言ったが、彼女の気迫に押されていた。

 

公園にいたハル。彩人は彼女の体操服を持ってきた。「次はこれを売るって・・・」そして、言い出しにくそうに裸の写真のこともいった。

 

ハルは考えた。これで彩人が助かるならいい。と誰もいない教室で彩人の前で裸になった。言われた通り写真を撮ったが、

 

彼女にスマホを渡すつもりはなかった。しかし、彼女が無理やり奪ってその中身を見てしまった。慌てて取り上げスマホを椅子で破壊した。

 

すると彼女は「私のスマホは壊れてませんでしたー!充電切れ!」と誇らしげに見せたスマホを彩人は反射的に取り上げ

 

窓の外に投げた。グランドで無惨に割れたスマホ。ハルは本当に自分の裸の写真を売るような事をしてしまったのか。

 

それでも、誰もいなくなった教室で、彩人は謝りながら抱きしめてくれた。夢だった。ハルの。小さな夢がかなった。

 

雨でも晴れる 感想

 

14歳の彼女が好きな幼馴染のためにできること。それは一生消えない「自分の裸をネットにさらして売ること

その危険性をわかっていながら、彩人のスマホで水着の出品がバレないために、彼女ができる選択はこれしかなかったのだろうか。

でも、スマホを持っていない彼女なら、水没しても大丈夫なスマホかどうか見分けられたのに、持っていなかったことが災いしてしまったのだろうか・・・。

 

 

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