「PICU」2話、火傷で運ばれた姉弟、姉の気持ちと矢野の異変

志子田は、小児救急の一員として数えられていないことが悔しかった。そのため休日でも何かできないかと病院を訪れていた。

 

しかし、綿貫や植田に休めるうちに休んでおけと、家に帰っされてしまう始末だった。

 

そのため、帰りのバスを待っていると、救急車が病院の搬送口に入ってきた。急いで志子田も向かった。

 

コンテンツ

火傷で運ばれてきた姉弟

運ばれてきたのは、重度のやけどを負った弟と、手に火傷負った姉だった。付き添ってきたのは母親1人。

 

弟のほうは、かなりの重症で、心拍数もかなり危ない状態だった。しかし、姉はてのやけどと言うことで、急遽志子田が診ることになった。

 

通常の火傷の処置をした後、志子田は気になり、姉に口を開けるように促した。そして、喉を見ると、やはり熱風を吸ったことにより

 

喉がかなりのやけど負っていた。急いで姉のほうも気道を確保する処置が必要となった。

 

これほどまでの火傷をくらいなら、姉のほうもとても辛かったはず。志子田は筆談で姉にいたくなかったかと聞いたが

 

姉は「痛くなかった」と筆談で答えた。そして、医師たちは、母に、テンプレとして「虐待」がなかったかと言うことを尋ねた。

 

すると、母親は「私が虐待した言うんですか!!」とかなり怒りが抑えられない状態だった。しかし姉が筆談で

 

「全部私が悪いの」と書きだした。母親が留守中でお腹を空かせた弟のため、冷凍のチキンナゲット油で揚げ落としたところ

 

2人とも火傷してしまったと言うことだった。そのため、自分のことよりも弟のことが心配で、自分の喉の痛みなど気にならなかった。

 

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姉の気持ちと実情

姉の火傷は、弟ほど重症化しなかったものの、喉に火傷負ったため、声帯がやられてしまい、手術をしても声が元に戻る保証はなかった。

 

母親は、姉が合唱を習っていることを伝え「また娘は元のように歌うことができますか?」と医師に尋ねると、元のように歌う事は難しいと言う答えが返ってきた。

 

そこで母の意向を汲んで、このことは姉に内緒にしておくことでした。志子田は姉の事なのに、彼女の意見を聞かないのはおかしいと抗議したが、

 

植田たちは「ときには本当のことを言わないほうがいい」と言って、絶対に女の子に本当のことを言わないように口止めをした。

 

しかし、夜なかなか眠れない姉は、志子田が様子を見に来た時まだ起きていた。そこで筆談をしていた。

 

そして、自分の状態を聞いた。「また歌えるようになる?」と聞いたときに志子田は約束を守ったが、「嘘目をそらした」と書いてきた。

 

そこで志子田は「話せるようにはなるけど、高い声で歌うのは難しいかもしれない。」と彼女に答えたが、意外にあっさりと自分の状況を受け入れてくれた。

 

する、植田がやってきてICUのメンバーが代わってくれるので、今のうちに食事に行こうと誘ってきた。

 

そこで近くのラーメン屋さんに行くことにした。そして植田は、志子田によく姉の喉の状態に気づいたことを褒めた。

 

すると志子田は「意外に彼女は冷静に受け止めてくれました」と、さっき筆談で喉のことを話したことを打ち明けた。

 

すると、2人に救急の呼び出しが入った。彼女が発作的にベッドから落ち、そのベッドの上には「歌えないなら死んだほうがまし」とメモがあった。

 

母親は約束を守らってもらえなかったことに、志子田を睨みつけた。そして植田は「PICUはチームで動いているんだ。母親もチームの一員だ。1人の判断が私につながりかねない!」

 

と、志子田が思わず話してしまったことにより、彼女が死にかけたことに深く反省をした。そして自分は何をやってもうまくいかないと反省ばかりしていた。

 

■キャスト

 

矢野の異変

大学の親友である矢野は、自らの希望で網走の救命医として働いていた。そして志子田は事あるごとに矢野に電話をしていた。

 

メンバーは大学時代の4人。そして誰もが矢野のことを褒める。しかし矢野はあまりいい顔していない。

 

仕事中に志子田hから電話がかかってきた時も、「大丈夫」と言って話を聞いてくれたが、実際は先輩に睨まれていた。

 

そして、矢野もまた壁にぶち当たっているのか、どこか悩んでいる様子があった。しかし、みんなから羨望の目で見られているため、

 

自分の弱みを打ち明けることができなかった。しかし、火傷をした女の子が、通常の病室に移った日の夜、

 

志子田に電話がかかってきたが、なかなか話そうとしない。さすがの志子田も矢野の異変に気がついた。

 

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