「アウトサイダー」1話、プロレス乱入と、不自然な蓮見と型破りな架川
桜町中央署では、新人が配属されるということで、署長の矢上が女性を丁重にもてなしていた。
そのころ、管轄内で不審人物がおり、職質を掛けると中身は「トイレットペーパー」と言って
逃走を図ろうとしたので、署に応援要請が来た。それに応えたのが蓮見だった。
コンテンツ
逃走犯のプロレス乱入
商店街で警邏中の警官が、不審な男に職務質問をすると、持っているのは「トイレットペーパー」であり、
家で妻がトイレから出られないから。とその場を去ろうとした。しかしどこか怪しかったため、
応援要請をした。蓮見が現場についたころには、犯人は逃げるのをあきらめたのか、
商店街で行われていた、プロレスの興行へと乱入していた。包丁を所持していた犯人に、
蓮見は静かな声で説得を試みた。しかし、それに応える様子はなかったが、サングラス姿の男性が乱入してきた。
そして、犯人に様々な技をかけて、包丁を手から離させた。荷物からは小型金庫が出てきた。
無事に犯人逮捕につながったが、サングラスの男が逮捕されそうになった。しかしそれが架川だった。
不審な男蓮見の行動
手帳を見せたことで、誤解が解けて逮捕されずに済んだが、架川は蓮見にある疑問をなげかけた。
犯人が凶器を持っているのに、なぜ先に観客の非難を優先しなかったのか!?
もし、犯人が凶器をもったまま、観客に飛び込んだらどうするところだったのか!?
と、蓮見は反省することばかりだった。架川は警視庁の暴力団対策室から、配属になったばかりの刑事だった。
そのため、サングラスをして強面の姿が、「犯人」という誤解を生んだが、蓮見とバディを組むことになった。
途中で昼食をとることになり、蓮見のお勧めのそば屋に来た。そこで蓮見は自分の身の上を話した。
神戸で警察官をしていたが、母の介護が必要になり、警官をやめることになった。しかし母が亡くなり
中途採用枠で3年前に警察官に復帰したという。しかし、包丁を持った犯人は関西弁だった。
それなのに、標準語で話していた蓮見の言動が気になった。蓮見は犯人を刺激しないように、標準語にした。
というが、架川は気になることがあった。笑っているのに、目の奥が笑っていない蓮見の表情。
型破りな架川の行動
架川たちはハウスキーパーが殺害された現場にいた。検死が終わり、架川たちに捜査は引き継がれたが、
鑑識の仁科が架川に向かって、「ざまぁみろ!」と口パクをしてきた。一体何がざまぁみろなのか!?
それを考える暇を与えないほどに、架川は捜査しようとすると、ハウスキーパー弓江の血を見て倒れてしまった。
バディとしての初仕事だったが、弓江の身辺を調べるのと、雇い主の家族を調べることを同時に行っていた。
弓江に対して商店街の評判はとても良かった。とても恨まれて殺されるような部分はなかった。
しかし、架川は暴力団対策室にいたころのつてで、一家の裏の顔を暴き出していた。
弓江は1日で50万ほどホストにつぎ込むほど、金遣いが荒く「金づるのオンナがいる」と言っていた。
住み込みの部屋を見ると、文字が切り取られた雑誌があったが、蓮見は懸命に何かを探していた。
遺体にはマニキュアが塗ってあったが、部屋にはマニキュアが見つからなかった。そして聞き込みでもう一部屋
弓江が所有している部屋があった。そして、蓮見は第一発見者の商店街の店長に、商店街の店長たちを集めるように言った。
すると、弓江の裏の顔が見えてきた。家の主人は金に無頓着なのか、言われた金額を支払うので、
いつも請求書は水増しして、残りをポケットマネーにしていた。蓮見が引きこもりの長男の部屋を調べていると
外の声がとてもよく聞こえてきた。扉がありその向こうはトイレになっていた。ダクトを通じて裏口での会話がまる聞こえだった。
そして、弓江が「金づる」と言っていたのは、手癖の悪い長女と、不倫をしている妻だった。
結果的に弓江に夫は脅されており、妻の不倫を知り激高した夫が殺害してしまったが、
その現場を見た長男が、引きこもりには「将来がない」と身代わりになることを申し出た。
しかし、鑑識で長男の指紋しか出てこないことが、逆に怪しいと、夫が逮捕されることになった。
この一連の捜査の中で、独自のルートで「蓮見光輔」の写真を取り寄せていた架川は、
仁科に分析にかけてもらい、別人であることと、3年前に闇ルートで「蓮見光輔」の戸籍を買った人物がいたことが分かった。
細かな捜査が逆に架川に不信感を抱かせた。真実の水木が着任するころに、架川は蓮見に
「お前は一体誰なんだ!?」とといただしていた。彼は一体誰なのだろうか!?
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