MBSドラマイズム「荒ぶる季節の乙女どもよ。」乱れ始める乙女たち。
文芸部の「キャンプファイヤー」にまつわる物語は、大成功を収め、多くのカップルが誕生した。
その中には文芸部一男女関係に「不謹慎極まりない!!」と発言していた曾根崎部長も含まれており、
同じく、お互いの長年の片思いから「両思い」へ発展した和紗も浮かれていた。
コンテンツ
初めての執着
菅原氏は少し大人びていて、いつでも冷静であり、部員たちの憧れの的だった。
しかし、日を追うごとに「泉」への思いに気づき始めるが、和紗の気持ちも知っている。
友人として「応援」していた。それはもちろん2人が【思いあって】いることを知っているから。
しかし、実際に和紗と泉がカップル成立となると、今までに感じたことのない感情に支配され始めた。
これが生まれて初めての「執着」
和紗のいない好きに泉に近づくも、かわされてしまいキッパリと男女の関係について否定されてしまった。
菅原氏にとっては初めてのことだった。
不浄の手首
一方百々子は、中学の同級生杉本に何となく好意を寄せられていた。
しかし、少しだけ百々子が文化祭で思わせぶりな態度をしたことで
杉本は自分にもチャンスはあるのか!?と思ったのか、その答えを聞くために百々子に近づいた。
しかし、百々子は菅原氏が友達であり、同じく友達の和紗の恋に執着し
何処かへ向かおうとしていることが気になる。目の前にいる杉本よりも菅原氏。
思わず杉本に掴まれた手を振り解いてしまった。
そして、気づけば菅原氏に電話をしていた。
1人になった2人
百々子からの電話を受け「今すぐ会いたい」という百々子の気持ちに答えたい菅原氏。
しかし、今さっき泉から「無理」だと拒絶され、【星の王子さま】のきつねの気持ちを思い返していた。
一つの星で、毎日特別なバラと対話する王子さま。しかし、ある日バラと喧嘩をして、地上に降り立ち無数のバラを観て、特別なバラではなかったと知る。しかし、きつねが来て、「王子とバラが毎日対話することで、あのバラは特別なバラになった」
と、教えた。そして、菅原氏は劇団の恩師三枝から【お前はきつねにしかなれない】
という言葉を噛み締めているところだった。
自分は主役ではなく、忘れられていくきつねにしかなれない。
そんな菅原氏に百々子は「男とか、女とか関係なく菅原氏が好き」
と、思いを告げるが、そこに返す言葉がどこにもなかった。
菅原氏も、百々子も気づけば1人になってしまっていた。
コメントを残す コメントをキャンセル