テレビ東京話題ドラマ「共演NG」次なる市川の思惑は・・・？

テレビ東洋の社運をかけたドラマは、「共演NG」同士を共演させて話題作りをしただけでなく、様々な仕掛けをしてくるショープランナー市川。

一切現場に来ない代わりに、常にバスらせ屋のリリカが現場で状況を逐一知らせていた。

そして、市川には次なる隠し玉があるが・・・。現場は次の脚本が仕上がらないことに焦りが見え始めていた。

 

コンテンツ

撮影開始


前日不調だった大園も、復活し遠山演じるパイロットが、大園演じる人妻を、自分の部屋に呼び込むシーンが撮影された。

そして、台本通り後をつけてきたのか、夫役の小松が部屋に乗り込み、更に娘や舅までがホテルに乗り込んできた。

そして、遠山と舅役の出島が「私の顔に免じて、どうか嫁を返してください。」と見つめ合う2人。

なかなかカットがかからず、2人のアップシーンが続く。すると出島がバランスを崩した。

これこそがショープランナー市川の狙い通りだった。

 

出島はリリカに頼み、市川と画面越しに話しをすることになった。

そして、今までの無礼をわびつつも「体調が思わしくないので、出番を減らして欲しい」と懇願してきたのだ。

市川はそれを快諾した。なぜならすでに出島の「原発性肺がん」の診断書が市川の手元にあり、

演技で動き回ることができないことは、承知のうえだったのだ。

 

出来上がった台本


やっと出来上がった台本だったが、それを見たプロデューサーは「話しがつながらない！！」と憤慨した。

なぜなら、次のシーンはいきなり出島が病院へ運ばれ、病室のシーンとなっているからだ。

しかし、リリカは動じなかった。「大丈夫です。計算通り」と、前日に撮影し、最後出島がふらつくシーンを見せた。

このアクシデントをそのまま、本番シーンとして使用し、出島を入院させるということだ。

 

しかし、遠山は納得がいかなかった。なぜ自分がパイロットの格好をして病院につきそうのか・・・。

それも、市川の計算のうちなのか！？しかし、現場は混乱した。すぐ撮影なのにそんなにすぐ医療現場が

ロケ地として抑えられるはずもなく、台本に見たことない役名まで登場していた。

しかし、リリカはすでに使用できる医療施設のリストアップと、新しいキャストについては「本物の医師」に依頼済み。

と、余裕の表情だった。

 

本番当日


出島演じる舅が、ホテルでめまいを起こし、そのまま救急車で病院へ運ばれたシーンとなった。

しかし、「医師」として大園の前に現れた男性をみて、大園は過呼吸になり椅子に崩れるように座り込んだ。

心配した遠山が声をかけると「共演NGよ！！」

実は、20年ほど前、彼がまだ研修医だったころ、医療ドラマの監修医として、同じ現場で働いていた。

そして、2人は付き合うことになったが、何かの理由で別れてしまった。

つまり、遠山の次に付き合った彼が登場したのだ。

 

これも市川の計算済みのキャスティングだろう。そして、病院のシーンでも関係ない遠山が

ガラス越しに大園の家族を見守るシーンが撮影されたが、大園はまたもやNGを出した。

それを心配そうに見守る遠山。しかし、視聴者からすれば舅の容態を他人とはいえ、心から心配しているように映るのではないだろうか。

 

帰り際

撮影も終わり帰ろうと、テレビ局の地下駐車場を遠山が歩いていると、先ほど新しくキャスティぐされた間宮医師に呼び止められた。

「瞳からきいたでしょ？」「なんのこと？」とかえすも、戸惑いが隠せない遠山に

間宮は「20年ほど前に瞳と付き合ってました。正直今でも愛してます！！」

と、言い終わったところで、大園が来たので話しはそれで終わった。

 

そして、大きなエンジン音が響いた。それは遠山と同じ車種。

というとこは、大園を自宅まで送った日、部屋に飾られていたレプリカは

てっきり、自分のことが忘れられずに大園が飾っていると思ったが、

本当は、間宮が忘れられなくて、部屋に飾っていたのか！？

 

ショープランナー市川の次なるターゲットは誰になるのか・・・！？

 

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