TBSドラマ「病室で念仏を唱えないでください」で悪用されたペースメーカーとは一体どんな働きがあるのか!?
TBSドラマ「病室で念仏を唱えないでください」の7話と8話に登場した
「ペースメーカー」
一体これは、どういうものなのでしょうか!?私なりに調べてみました。
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ペースメーカー
「ペースメーカー」を必要とする人は【不整脈】などの心臓に欠陥がある人です。
ペースメーカーは丈夫なチタンで作られており、そこから線が1本出ているタイプと
2本出ているタイプがあります。これは、患者の心臓の状態により使い分けられます。
長寿命電池により、24時間心臓の動きを絶えず監視しています。
そのため、心臓のリズムに乱れがあれば、ペースメーカーが働き一定の心臓のリズムを保てるようにします。
2種類あるのは、疾患が軽い場合、1か所だけ監視すればいい場合はシングルタイプ。
疾患が重く、2か所を監視する場合はデュアルタイプと使い分けられます。
ペースメーカー手帳
ペースメーカーは電気信号を使用します。
そのため、術後3か月もすれば日常生活に不自由は亡くなります。
スポーツもほとんどの制限がなく行うことができます。
しかし、「機械」が【高温】になるのを避けるため、入浴は短めにすることや
サウナは避けた方がよいでしょう。
そして、温泉などに行くとある「電気風呂」や電磁波を発生する「治療器具」などの使用も、ペースメーカーの誤作動につながるので、避けましょう。
そして、乗り物についても制限はありません。
ただ、ペースメーカーを埋め込む位置が、シートベルトが圧迫する部分でもあるため
運転中の【急ブレーキ】は特に気を付けた方がいいです。
あと、ペースメーカーはチタンという【金属部品】のため、金属探知機により検知されます。
それを避けるため、「ペースメーカー手帳」を所持していつでも提示できるようにしておきましょう。
電池の寿命
気になるのは、ペースメーカーは「電池で作動している」ということです。
電池で作動しているということは、いずれ電池は【寿命を迎える】という点です。
おおよそ7年の寿命を想定していますが、ペースメーカーの作動頻度が高いと寿命はもっと短くなり
逆に、作動することがほとんどなければ、電池の寿命は少し長くなります。
電池を使用しているので、電池が寿命を迎えたら、おもちゃの電池を交換するようなイメージを持ちがちですが
ペースメーカーの場合は、電池の交換ではなく、ペースメーカーそのものを交換することになります。
ただし、線を心臓に接続するなどの手間はなく、特殊な器具で装着されている本体を傷口を切開して交換となります。
そのため、初めてペースメーカーを入れる時には1週間から、2週間程度の入院が必要となり、経過観察も慎重になりますが
2度目に埋め込みをした場合は、すぐに歩行も可能になります。
ただ、ペースメーカーも日々進歩しているので、タイプが違うペースメーカーを装着した場合は
一定期間の経過観察が必要になるかと思います。
今回、このドラマではペースメーカーを埋め込まれた患者が4人登場しました。
生活保護受給者
母子手当受給者
いずれも、所得が一定の基準に満たないため、医療費は国から援助されます。
そこに、付け込んで悪事を働いた田沼医師。しかも、病院で正規に仕入れを行っていないメーカーの物であったため
数年後に同じ時期に埋め込んだ人がなくなる。という事例が発生したのでしょう。
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