TBSドラマ伊藤英明主演「病室で念仏を唱えないでください」入院患者は嘘をつく
第6話が放送され、「折り返し」となりましたが、理事長と、濱田先生の動きがきになりますが・・・・。
救急救命センターにはいつものように患者が搬送されてきます。
その中に、三宅先生の元カレ和田洋平が倒壊事故に巻き込まれ搬送されてきたのだった。
愕然とする三宅先生に変わり、松本は何かを察し処置を代ろうとしますが、三宅が担当しました。
コンテンツ
痛みは10の内3
倒壊事故に巻き込まれ、2名搬送されたうち和田は重症でした。
三宅が質問します。「今、痛みは10のうちいくつですか?」
和田は「3」だと答えます。かなりの重傷のはずなのに、彼は痛みを感じていないのでしょうか!?
その理由は、駆け付けた妻によりわかりました。
洋平は5年前に「オリーブ橋小脳萎縮症」を患い、ろれつが回らず
すでに、手足にも麻痺が見られる状態にあった。
三宅が付き合っているころは、フィールドワークが好きな動物学者で
いつも海外を飛び回り、動物の絵ハガキを送ってくる陽気な男性だった。
しかし、今は家族にすら笑顔を見せることなく、断捨離だと思い出まで捨てている。
だからこそ、今の辛い人生に比べれば、事故で負った傷の痛みは「3」だったのかもしれない。
三宅はあきらめたくなかった。
独自に「オリーブ橋小脳萎縮症」について、詳しい医師を探し出すことに奔走していた。
患者は嘘をつく
同じ日、整形の藍田もなぜか救急搬送されてきた。
ボーリング場で転倒し、右足を骨折したらしい。
しかも、同伴出勤のクラブの女の子の前で、ストライクを決め
バク転に失敗し、骨折という情けなさ・・・。
しかし、藍田は松本に言った。
「患者になってみるとわかる。心配かけたくないから、痛くない。と言ってみたり、寂しいから痛いと嘘を言ってみたりしたくなる」
松本には身につまされるものがあった。
亡くなった幼馴染の父、宮寺が「肺がんのステージ4」だが治療はしない。このまま、静かに亡くなりたい。
と、言っていたのだ。藍田の話しを聞き、それは宮寺なりの「強がりなのではないか!?」と思い始めた松本は
「胃がん」の治験薬などについて調べたり、問い合わせを始める。
サイは一人じゃない
松本は、お寺の住職と共に、子供にわかりやすくお釈迦様の説法を紙芝居で聞かせていた。
「サイは一人で生きる。自分もサイのように強く生きていくこと。しかし、仲間を見つけたなら、一緒に歩むこと」
もっと難しい、言葉での説法でしたが、こんな感じでした。
後日、洋平の容態が急変し、心臓外科のオペが必要となった。
しかし、児島医師は非番、当然濱田にお願いしても断られるだけだった。
救急のメンバーでオペをするも、心拍が下がる一方。
そんな時、児島が駆け付けた。一命をとりとめた洋平。
児島の元に濱田から連絡があったらしい。「あんな手術失敗したらおわりだよ」
と、濱田なりのやり方で、児島に応援要請を出したのだろう。
手術に成功した洋平に、松本は話しをしに行った。
「死んでしまって悲しむのに、今から一人の殻に閉じこもって家族を悲しませてどうするんですか?」
と、あのサイの話しもした。ところが、洋平が涙を流し
「坊さんだから、死ぬっていうんだね。」と涙を流し、
「知らないんだ。サイは1匹じゃない。シロサイは多くて20頭の群れで生活する」
と、入院して初めて「笑顔」を見せた。その後順調に回復し
松本に、サイの絵ハガキを用意してもらい、入院中に誕生日を迎えた洋平は
娘にお返事の葉書を手渡していた。
そして、三宅に「助けてもらってよかった。痛みは10」と告げるのだった。
三宅は何とか洋平に専門医を紹介することができ、家族にほんの少し光が見えてきた。
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