「家政夫のミタゾノ」2023年、2話、レシート再生、まさかのカミングアウト、そして新たな展開
「ミタゾノ」あらゆる資格を持ち、それを駆使した家事術が人気の家政夫。しかし、女装の理由は誰も知らない。
事務所でも多くを語らない「ミタゾノ」の私生活を知る者は誰もいないが、そのスキルで信頼されている。
今回もミタゾノを中心に、派遣先の家庭の問題に切り込みながら、見事な家事術が展開されていきます。
コンテンツ
消えてしまったレシート再生
今回ミタゾノと矢口が派遣されたのは、高級ブライダルサロン『セイ・イエス』のオーナー、幸田の家。
タワマンに住む夫婦だが、依頼したのは妻ではなく夫だった。「結婚記念日」に妻をねぎらいたいと
サプライズをするつもりだった。しかし、妻は夫が「浮気」をしていることに気づいており、
尾行したり、夫が相手に送った「名前を刻印」したリングのレシートを見つけるなど、証拠集めをしていた。
しかし、いざ言い逃れができないように、夫にそのレシートを突きつけると、「感熱紙」のレシートの文字が見えなくなっていた。
ミタゾノは早速そのレシートを取り、「消えてしまったレシートの再生」を行った。家庭用のコピー機で
「最大濃度」に設定して、レシートをコピーして、さらにコピーされたレシートを再び「最大濃度」でコピー。
これを繰り返すうちに、だんだんとレシートの内容がはっきり見えるようになってきた。うろたえる夫に、
妻はさらに2人が仲良さそうに、レストランで手をつないでいる写真を突き出してきた。動揺した夫が放ったのは
「セカンドパートナーだよ！！」と言い放った。矢口は「浮気」との違いが判らなかったが、
ミタゾノは「セカンドパートナーとは、お互いに気持ちで支え合う、プラトニックな関係」と説明した。
つまり、「浮気」は体の関係を持つことが前提だが、「セカンドパートナー」はそう言ったことは一切ないということだ。
まさかのカミングアウト
妻は夫が言った「セカンドパートナー」という言葉を信じていなかった。そのため、何とか「浮気」の証拠を集めようとした。
しかし、その場に遭遇しても、ミタゾノが同行して、その行為が「浮気に当たる」かどうか判断する。
そうなると、どれも浮気にあたらない。そしてついに妻は夫が言い逃れできない状況を作るために、
ラブホに2人が行くように、誘導していった。そしてしばらく入った2人は出てこなかったが、
妻はそれを「浮気」と確証した。しかし、ミタゾノは「滞在時間」からそれは浮気に当たらない可能性が高いという。
そこで、妻は会社の顧問弁護士に相談した。ブライダルで大人気の会社であり、この式場で結婚すると幸せになれる。
と言われているが、その経営者が離婚するわけにはいかない。そこで妻は相手の女性が結婚いていることを突き止め、
自宅に「セカンドパートナー」を呼んだ。それだけでも夫は動揺したが、その後に「夫」という男性が部屋に入ってきた。
夫は彼女が独身だと思っていた。そして、女性は夫に「この方がセカンドパートナー」と紹介したが、
驚くべきカミングアウトがあった。女性の夫はそれを聞くととても喜んだのだ。「オープンマリッジ」な関係の2人。
お互いに「セカンドパートナー」を持ち、精神的に支えてもらっているというのだ。つまり、
夫婦互いに認め合って、違う異性と付き合っているのだった。言葉が出ないカミングアウトだったが、
妻は次の手に出ることにしたが、そこで相談していた顧問弁護士が、自分に言い寄ってくるようになったのだ。
思いもよらない新たな展開
妻は言い寄られて嫌な気分ではなかった。しかし、夫の不貞行為を責める側なのに、自分がそうなるわけにはいかなかった。
しかし、驚くべき新たな展開を迎えたのだ。実は女性には多数の「セカンドパートナー」という存在がおり
夫だけが相手ではなかった。そうなってくると妻も次なる手に出た。不貞行為で訴えることもできなくて、
相手の夫婦が「オープンマリッジ」というなら、新しい関係を築こうと、夫婦を自宅に招いて食事会をすることにした。
そのうえで、女性に小切手を渡し「好きな金額を書いていいから、これからも夫を精神面から支えてほしい」
と頼んだのだが、そこでミタゾノが通帳を落とした。そこには多額の金額を会社の顧問弁護士に振り込んだ履歴があった。
そう。妻が引っかかりそうになった弁護士からの「誘惑」それは、夫が仕込んだ罠だったのだ。
飽きれながらも、新しい夫婦の形を妻は築いていくことを決断し、離婚しないことにした。
2話の家事豆知識
・感熱紙のレシートの復活
「濃度最大」でコピーしたのち、コピーしたものを再度「濃度最大」でコピー。
この行為を繰り返し、文字が読めるようにする
・泡立つカプチーノ
妻にミタゾノがふるまった「カプチーノ」
普通のカプチーノに少量の牛乳を泡立てて上に添えた物
・汚れた水槽の掃除
ボルトの頭と、ねじこむ側に布をシートの磁石で挟むように貼る。
水槽のガラスを挟むようにして、ボルト側を持ち手にして、ねじこむ側を磁石で引き寄せ
磁石を移動することで、水槽の内面の汚れを除去する。もし二つが離れても磁石を向けるとまたくっつく。
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