テレビ朝日痛快鉄槌ドラマ「7人の秘書」秘書の中で孤立する風間美和の葛藤
東京都の女性知事「南勝子」の政策のひとつ。老朽化した児童養護施設を【ハイクオリティな建物に建て替える】
しかし、その予定地は「高級住宅街」の中にあったため、周辺住民から景観を損なう、ふさわしくない。
と猛反発に遭い、計画は白紙になった。そして、予定地も政府に売却してしまった。
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2人の子供
「STAY FAMILY」を公約に掲げ、一般家庭に寄り添う庶民的な知事として、指示を集めている南だったが、
実は元銀座のホステスだった。しかし、その話しもマイナス評価ではなく、むしろプラスの評価に働いている。
しかし、児童養護施設「こども園」に暮らす2人の兄妹は、知事のことが許せなかった。
知事と秘書の風間が乗る車に、泥団子を投げつけ【ぼくたちの家を返せ!!】と叫んでいた。
その様子を、ちょうど通りかかった千代が気にかけており、公園で大量の泥団子を作るところから見守っていた。
そして、車に向かって泥団子を投げる兄妹を止めた。そして兄妹を送りつつ話しを聞くことになった。
南知事が「新しいこども園」の建設をし、老朽化し、人数も多いこの施設では、その新しい施設に全員が移れることを喜んでいた。
しかし、いきなり白紙になり、こども園も老朽化により、近々子供たちはみんな別々の施設へ行くことが決まっているという。
風間の葛藤
秘書たちは、千代から話しを聞き何とかしたい。と思うも、風間だけは乗り気ではない。
だいたい、秘書軍団のほとんどが、萬に借金をしているので、その代わりに鉄槌を下すことで恩を返しているが
風間はホテルを経営する一家に生まれ、萬に借金などないのに、なぜ秘書軍団にいるのか!?
と、そもそもの疑問が仲間内から出てきた。しかし、風間は何も答えることなく去って行った。
風間は家は裕福かもしれない。しかし、それゆえに子供の時から「美和ちゃんはもっといいモノ買ってもらってるから見せてあげない!!」
など、家が裕福だからこそ、周りの子供たちから1人違う目で見られてきた。
風間にとっては、周りのみんなと自分の何が違うのかわからないまま育ち
その疑問は日に日にますばかり。そしてついに親からも「お前は変わっている。もっと家柄に恥じない行動をするように」
と、注意を受けるようになっていった。そして、事件は起きた。
兄が2浪したが、弁護士試験に受かり、お祝いの席が設けられた。
しかし、美和は2浪して弁護士になって何がうれしいのかわからない。気が付くと父に料理を投げつけていた。
家族からの孤立
そのまま食事の席を立ち、行き着いたのが萬の店だった。
カウンターに座り、「何が普通なの!?何がいけないの!?」と浮かない表情をする風間。
しかし、満は「それでいいんだよ。それが個性ってもんだよ」
と、言葉をかけてくれた。それは今まで「家柄に恥じないように」と言われ続けた美和の気持ちを溶かした。
それから、萬の人柄が好きになり秘書軍団に加わった。
しかし、今回のこども園建設中止に関しては、都知事の秘書として内情を知っているからか
鉄槌を下すことにあまり乗り気ではなかった。
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