日テレ系放送「ギルティ～この恋は罪ですか？～」あっけなく終わった最終回
「全員」が裏切り者だったドラマは他にあっただろうか！？
しかし、一番の裏切り者は瑠衣だった。
それも、最愛の義兄を誰にも取られないための独りよがりの為に
周りのすべての人間を傷つけた。
コンテンツ
7年前の事実
兄がイタリアへ行く2週間前、瑠衣は兄と会っていた。
「これからは、俺がいなくても強く生きろ！！」
と、励まされ、瑠衣もそれに答えたが、実際のところ何かあるたびに
頼られる瑠衣を疎ましく思い、秋山はイタリアという瑠衣から届かない場所へ逃げた。
その真実を瑠衣は知らずにいた。
しかし、その1週間後母からの虐待により、頭に大けがをした瑠衣は
助けを求めた。
その先に秋山の姿が、そして遅れて爽の姿が目に入り
2人がシティホテルへ入るのを見てしまった。
そして、面白がるように写真を撮りけらけらと笑う母親。
「あなたは完全に捨てられた」
遠のく意識の中、瑠衣は本当に生まれ変わり他語ったのだろう。
目覚めた悪魔
頭に大けがを負った瑠衣はそのまま、病院に運ばれ「精密検査」が行われたのだろう。
そして、つきつけられた事実。
【生まれつき、子供が産めないからだ】
子宮に生まれつき異常があり、子供は望めない。
たとえ、兄から自立して愛する人に出会っても、「子ども」を生むことはできない。
たったひとつの【自分の家族を持つ】夢がそこで音を立てて崩れた。
それは、【悪魔】と言う魔物が生まれた瞬間でもあった。
兄がいないくなった後、爽のことを調べたのだろう。
×1の男性と結婚する事実が分かった。ということは爽は「子どもをもつチャンス」がある。
自分にかなえられないことを、爽はすべてかなえていく。
すべては爽への【逆恨み】だったに過ぎない。
爽は瑠衣の存在すら知らないのだから。
巻き込まれる人々
「瑠衣は一人では何もできない子」なのだと思う。
だから、一真の元妻を爽の振りをして追いこみ、その弟を仲間に引き入れた。
そうでなければきっと瑠衣は行動を起こせない人物だったのではないだろうか！？
いつも母の虐待から逃げ、そして一人さまよい、ほとぼりが冷めたら家に帰り・・・。
いつも一人で行動していたから、「強くなる」には協力者が必要だったのだろう。
だから、兄に密かに思いを寄せる、自分より【地味】な美和子に偽装妊娠を報告させ
爽に取られないように、バリケードを作っていたのだろうが
そのバリケードは、とても頑丈で、勇気があり、決断力もあったので【離婚】という形で瑠衣に見切りをつけられたのだろう。
しかし、睦月は姉を失い、甥を施設に預け、「一人」になってしまった弱みに付け込まれてしまった。
睦月も瑠衣と同類の人間だったからこそ、瑠衣に巻き込まれてしまったのだろう。
そして、最後は睦月が瑠衣に【復讐】のトドメを刺し終わった。
全員裏切者だが、本当は誰も裏切っていない。
自分の理想を追い求めていただけなのかもしれない。
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