ドロキュンドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」について、どの恋が罪なのか!?
【秋山慶一】という一人の男性の優しさから起きる、復讐劇を描いた
日テレ系ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」
再婚で義理の兄妹となった【瑠衣】が、兄の元恋人爽への復讐を企てるドラマ。
様々な人の人生を壊し、自分の幸せだけを手に入れようとします。
このドラマのサブタイトル「この恋は罪ですか?」について考えてみます。
コンテンツ
高校生の小高爽
瑠衣の「復讐」への誓いは、爽が高校生の頃からひそかに始まっていました。
今まで兄の「優しさは自分だけにむけられていたもの」
それは、本当は【小高爽】に向けられていた優しさだった。と気づいた幼い瑠衣。
そこから、「兄を渡さない」と瑠衣の復讐が芽生え始めるのですが
爽が結婚し、兄とは関係がなくなった後、その復讐は本格化しました。
すでに「他の人の妻」なので、兄の恋人になるわけがないのに・・・。
それは、瑠衣が感じ取っている兄の心にありました。
兄は美和子と結婚しましたが、それは瑠衣が他の人と結婚しないように
適当に仕向けた罠でした。なぜなら「兄の心の底には小高爽」がいる。
ということに、瑠衣は敏感に気づいてしまったからです。
そして、「小高爽」について調べていくうちに、きっと彼女の心の奥底にも
「秋山慶一」への思いを隠し持っていることに気付いたのでしょう。
どの恋がメイン?
このドラマの中で時代順でいくと
小高爽×秋山慶一カップル
東弥生×荻野一真夫婦
小高爽×荻野一真カップル
秋山慶一×美和子夫婦
この4パターンがあります。果たしてどの恋が罪なのでしょうか!?
このカップルの中に入れない「恋」がひとつあります。
それは
秋山慶一×及川瑠衣
これは、幼い瑠衣が兄から受けた優しさを「愛情」と勘違いし
一方的な片思いとなりますが、そこがドロキュンの根底にありました。
そして、その根底に大きく力をくれたのが
秋山慶一×小高爽のカップルでした。
すでに大人になり、別々の道を歩み出した2人は会うこともなかったのですが
瑠衣に慶一が「もう爽とは関係ない」と言った1週間後に
心底母の虐待に滅入り、さまよう瑠衣の目の前に現れたのがこのカップルでした。
自分が「死にそう」な時に、兄は爽のそばにいる。
それが【着火】の元となったのです。すべては瑠衣の思い込みから。
秋山と爽は罪なのか!?
瑠衣の思惑通りことは進み、爽の夫の元妻を追い詰め自殺に追い込み
その弟に、「姉の自殺は一真が全部悪い」と思い込ませることで、
違う角度から瑠衣は爽を追い詰めることに成功し、一真と爽の夫婦は破綻しました。
しかし、爽のすべてを壊すには「母親」の存在が邪魔をしていたのです。
自分の母と同じように娘を苦しめる母ですが、爽にとっては唯一の肉親です。
その母を、病院関係者になりすまし自殺未遂を仕掛けますが、未遂に終わりました。
そして、次の一手の前に爽に感づかれてしまい、どんどん瑠衣の今までの【悪事】が暴かれることとなりました。
そして、そのおおもとにあったのが自分が助けて欲しい!!
と、一心に駆け込んだ秋山家で見た、慶一の隣で笑う爽の姿。
その一場面が瑠衣を悪魔に駆り立てていたのです。
その過去の一場面が、今の爽の周りの人間を苦しめているのです。
あの時の「淡い恋」あれは罪だったのでしょうか・・・!?
と、爽は思うのでしょうか!?
それとも、瑠衣は義理の兄に「恋することは罪ですか?」と平然と言うのでしょうか!?
きっとそれはないでしょう。瑠衣なら「兄は私のためにそばにいて当たり前!」と言い放ちそうです。
罪だったのは、淡い高校時代の2人の恋だったのでしょう。
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