「おいしい給食」season2、2話新しい給食バトルの幕開ける

甘利田は給食が食べたくて教師になったのに、今後少子化に進むにつれ、給食センターの設備を新しくするよりも、

 

お弁当持参にしたほうがいいと言う前任校の方向転換から、給食がなくなってしまい、今の学校に中学校教師として赴任してきた。

 

2万円するマイネーム入りの輪島塗の箸まで用意して、朝から給食の時間が楽しみで仕方がない。それが甘利田。

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新しい給食バトルが始まる

数年前まで小学校の教師をしていた甘利田は、今は中学校の教師をしている。そこに転校してきた中学生は神野ゴウ。

 

彼にとって永遠のライバルであり、いかに美味しく給食を楽しむかを、常に探求している愛すべき存在かもしれない。

 

しかしいつも、甘利田がすべて食べ終わってから、彼は彼なりの給食の楽しみ方を披露するため、いつも敗北感を覚えている。

 

そしてついに教室にやってきた。黒板に名前を書いたが、黙っている彼に甘利田は「自己紹介」と小さな声で促した。

 

そして自己紹介を済ますと、甘利田と小学校の時は担任と生徒と言う間柄だったと言うことが、クラス中に広まっており、

 

小学校にいる時の先生はどんな様子だったか、みんな気になっていた。しかしいたってゴウは普通の先生だと言っていた。

 

実は、給食で密かなバトルをしていたのは、彼と先生だけの秘密になっている。彼が飼育員をやっていたのは、鶏の卵を手に入れるため。

 

学校の外から食材を持ち込めないため、飼育係りになって鶏の卵を手に入れ、給食の時は活用していた。そんな裏技を甘利田は最大の敗北感を感じた。

 

またあるときは、パンにマーガリンがとても塗りにくいが、一生懸命パンに塗り食べていると、彼はこれ見よがしに温かいスープの入った器を避け

 

スープの温かさで柔らかくなったマーガリンを、パンに軽やかに塗っていく。これにも敗北感を覚えた。

 

そんな戦いが始まる初日のメニューは、大好きな筑前煮。そして給食の前には1時間の歯科検診がある。

 

そこで歯科衛生士から、歯磨き指導を受けるが、1番良い方法は「エリア分け」と聞き、奥歯、前歯、糸切り歯0と分けることが良いと言われた。

 

するとゴウが手を挙げて質問した。「糸切り歯のエリアには他にどの歯が入るのですか?」この質問に歯科衛生士は答えることができなかった。

 

前歯と奥歯に分けてしまった場合、その間にあるのが糸切り歯。他に歯はない。ヒヤヒヤしながらも甘利田はその様子を見ていたが、

 

隣に座っていた宗方から、「前任の小学校で担任だったんですよね?彼に放課後面談をしてもいいですか?」と尋ねると甘利田は喜んで賛成した。

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待ちに待った筑前煮の時間!またしても敗北

歯科検診の帰りに、甘利田は給食室の前を通りかかった。その時筑前煮のいい香りがして、カウンターに顔を突っ込んでしまった。

 

すると小学校の給食のおばさんだった牧野さんが出てきて、「先生筑前煮大好きでしょ?直前になるときはもう喜び方がすごかったもんね」と話しても

 

たとえ自分の「給食好き」がばれていても、ポーカーフェイスで乗り切ろうとしていた。すると牧野は「見間違いかもしれないけど、小学校の時に給食が大好きだった男の子がいたの」

 

甘利田は極めて冷静に対応した。「えぇそうなんです。彼が転校してきたんです」それを聞いて牧野は大喜びをした。

 

そしていよいよ給食の時間。いったい彼はどんな風に今日の給食を楽しむのだろうか。甘利田はいつも通りテンションが上がってしまい、

 

彼を観察するのを忘れてしまった。しかし歯科衛生士が「エリア分け」と言っていたのを思い出し、筑前煮をエリアごとに分けて、色分けして食べていた。

 

白いご飯だったので、筑前煮を一旦ご飯につけてから、ご飯をかきこみ、その間にお味噌汁などを飲む。実は1番最初に牛乳を飲もうとしたが、

 

彼がいる緊張感で、久々に牛乳瓶の蓋を開けることに失敗してしまったのだ。そこで気を取り直してサラダから食べていた。

 

そして楽しい楽しい給食の時間は終わった。そしてゴウを見ると、いつものように甘利田に笑を向けると

 

「汁多めで」と、配膳の時に言っていたが、彼は汁だけをご飯にかけた。甘利田は「あまちゃんだ」と思ったが次の瞬間

 

筑前煮の具材を2本のスプーンを使って全て砕いてしまった。そしてそれをご飯に入れてかき混ぜて食べる。

 

すなわち即席の炊き込みご飯になった。そして途中で味変のため、卵ふりかけを投入した。甘利田はこの時致命的なミスに気付いた。

 

卵ふりかけをいつ楽しもうかと思っていたが、筑前煮のおいしさにやられてしまい、卵ふりかけを使うことを忘れていた。今日は完全に敗北してしまった。

■関連作品

主題歌

『君の花~2nd session~』
(AMG MUSIC)

君の花~2nd session~

おいしい給食 [ 市原隼人 ]

放課後の面談。真の目的は?

放課後になり宗方は、ゴウを呼び出し予定通り面談を行った。しかし聞かれるのは前も担任だった甘利田のこと。

 

彼を通して、前任校でどんな問題を起こしたのか聞き出そうとしていた。特に甘利田は問題を起こしたわけではなく、

 

ただ給食廃止に反対しただけの事。だからゴウには問題ある教師には見えない。しかしゴウはにこやかに笑っているので、なぜ笑っているのか聞いてみると、

 

「小学校の時も給食の前に校歌を歌うのですが、この学校でも給食の前に校歌を歌うことができて嬉しいんです」

 

と言うと、宗方は甘利田が来たときに、給食前に学校に敬意を払う意味でも、校歌を歌うべきと言う意見を尊重した結果、給食前に校歌を歌うことになったといきさつを話した。

 

ゴウはやはりとてもうれしかったのか、「早く覚えて歌いたいのでカセットテープを貸してください」と言って、校歌を早く覚えることに意欲を見せた。

 

それ以外面談で目立ったこともなく、彼女が目論んだ、彼から教師の問題を聞くと言う事は、失敗に終わった。

 

ゴウからしてみれば、「給食廃止」に最後まで反対を示して、何とか対応策を練っていた甘利田は味方だ。

 

そして帰り道ゴウは、駄菓子屋で飴引きをやっていた。それと一個しかないオレンジの飴を引いた。それにはお店のおばちゃんも喜んだ。

 

しかしその少し前に、甘利田も自分の運を試すべく、飴引きをしたが、1番多く入っている赤だった。そして彼がオレンジを弾くのを見ていた。

 

やはり、ゴウは甘利田にとってかなりの強敵になる。しかも中学生になり、様々な知識をこれから織り込んでくるのではないだろうか。

 

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