自販機などに多い缶コーヒー、なぜペットボトルのコーヒーよりも多いのか?
寒くなってきたこの季節、仕事帰りに手が冷たくて、カイロがわりに缶コーヒーを買って、
ポケットに入れて手を温めながら帰る人も多いのではないでしょうか?
缶コーヒーはそういった意味でも手ごろな大きさですよね。
どこの飲料売り場を見ても気になるのが、圧倒的にコーヒーは缶入りが多いと言うことです。
何故でしょうか?
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休憩にちょうどいい
コーヒーはもともと、ちょっとした休憩に飲む飲み物でした。
という事は、コーヒーカップ1杯分が丁度良いと言うことです。
売り場をよく見てみると、缶コーヒーのサイズは195ミリリットル。
コーヒーカップは大体180ミリリットル入ります。
と言う事はコーヒーを飲みたい場合に、ちょうど良いサイズが、缶コーヒーのサイズと言うことになります。
そのためペットボトル入りコーヒーが発売されましたが、今でも缶コーヒーの方が
70%以上の需要を占めています。この数字を見てもいかに缶コーヒーが求められているかわかると思います。
作り方の工程
もう1点缶コーヒーが多く店頭に並ぶ理由として製造工程があります。
缶コーヒーの多くはスチール缶に入れられており、アルミ缶は見たことがないかもしれません。
それこそが製造工程に大きく関わっているからです。
缶コーヒーの場合は法律で定められた製造方法があります。
殺菌
コーヒーの場合必ずこの「殺菌」を製造工程のどこかで入れなければいけません。
コーヒーを抽出している間よりも、スチール缶にコーヒーを入れてからの方が、高熱をかけたり、高圧をかけることにより
殺菌がより手軽にできることになります。そういった理由からも缶コーヒーが多く作られているのです。
ペットボトル入りコーヒー
2000年代に入りペットボトル入りの飲料が、主流となってきましたが、コーヒーはやはり缶コーヒーが主流です。
しかし最近になり「クラフトBOSS」の大ヒットがありました。
ペットボトルのデザインだけでなく、500ミリリットルと言う、今までにない容量が受けたのでしょうか。
そして持ち運んで、いつでもコーヒーを口にできると言う事が、やはり消費者に求められていたのでしょうか。
缶コーヒーだと、どうしても持ち歩きと言うことができないので、その場で飲み切らなくてはいけません。
しかし製造技術の進歩により、ペットボトル入りのコーヒーを作ることができるようになりました。
無菌重鎮技術
これはあらかじめ先に、コーヒーを殺菌して無菌にしておき、無菌状態の場所でペットボトルに重鎮する方法です。
この技術が生み出されたことにより、法律で決められているコーヒーの「殺菌」をクリアすることができるようになりました。
そしてその技術の登場とともに、コーヒーを持ち歩いて飲みたいと言うニーズがうまくマッチした結果
ペットボトル入りコーヒーの大ヒットにつながっていきました。
しかし、缶コーヒーも未だ根強い人気があります。
自動販売機だと、特定の缶コーヒーだけ100円で売られている場合があります。
私はコーヒーを飲むことができない体質なので、100円で買える缶コーヒーが羨ましく思えることもあります。
缶コーヒーを飲む場合「きちんと殺菌がされている」を思い出してください。
しかし、ペットボトル入りコーヒーで、長時間かけて少しずつ飲む事は、やはり菌を増やすことになるので気をつけましょう。
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