「アトムの童」、1話ゲームの開発と、老舗玩具店と新しいゲーム開発
安積は6年前に、仲間とともに、ゲーム開発をして、将来ビックになろうとしていた。
しかし、そこで何かが起きて、一本のゲームを発売して、彼はゲームの世界から姿を消してしまった。
そしてまた老舗玩具店も、資金繰りや火災により、工場を畳まなければいけない状況に陥っていた。
コンテンツ
ゲームの開発
安積はパソコンに真剣に向かい、プログラムを打ち込んでいた。そしてそれを稼働させると思うような動きをした。
それは喜ぶ2人の男性がいた。そしてそのゲームは、開発に成功し、誰でも遊べるようにリリースされた。
しかし、3人で行ったゲーム開発は、何らかの理由で、3人がバラバラとなり、6年間新作は発売されていなかった。
しかし、そのゲームの凄いところは、6年経った今でもゲームランキング1位だと言うことだった。単純なゲームでも人気が高いと言う事。
凝ったゲームよりも、安積達が開発したゲームがいまだに1位を独占している。それでも新作発売されない。
そして安積はある男性のお墓参りに来ていた。そしてその帰りに、その男性の自宅に寄った。その日が命日だったらしい。
男性の母親は、もう1人の一緒にゲームを開発していた男性も来たと言ってくれたが、安積はあまりいい顔をしていなかった。
そして母親は「何度も言うけど、決してあなたたちのせいではないの。責任を感じないで。」と言って、安積に声をかけた。
3人のゲーム開発者たちは、何らかの理由で仲間割れしてしまい、その原因が亡くなった男性にあったのだろうか?
安積はそれからゲームの開発から手を引き、友人のところで居候しながら、車の修理工場で働いていた。
しかし、彼には愛するものがあった。それは老舗玩具メーカー「アトム玩具」作り上げた、キツネをモチーフにしたマスコットだった。
窮地に陥った老舗玩具店
キツネのマスコット『ネッキ―』を作っている「アトム玩具」は、今やゲーム業界に押されておもちゃが売れなくなっている。
そのため資金繰りに悪化し、銀行に融資を頼んでいるが、一向に許可が降りない。と言うのも娘が勤めている銀行であり、担当が娘だからだ。
娘は父のおもちゃ作りにあまり賛成していなかった。おもちゃ作りに熱中する。あまり母親は愛想つかして出て行ってしまった。
それでもまだ父はおもちゃを作り続けている。楽しいことをすれば、みんなは喜んでくれる。そんな信念があった。
しかし、娘には到底理解できることではなかった。売れないおもちゃを作り続け、従業員に支払う給料にも困る。有様だった。
そして帰宅した時、父親がどこかへ行こうとするので、一緒に車に乗り込むと、ゲーム博覧会へ向かっていた。
そして1つの段ボールを娘に託した。会場の一角に「アトム玩具」の、ガチャガチャコーナーがあり、そこに在庫補充した。
その時、やけに熱心にガチャガチャに祈りを込めて、回す男性がいた。しかし希望していたキャラクターは出てこなかった。
娘である海は「10回回せば一個でますよ。」と言うと、男性は、「それでは夢がなさすぎる」と憤慨していた。
1回のガチャガチャね。願いを込める。それがガチャガチャの良いところだと言う海には理解できなかったが、父が作るおもちゃに熱心なファンがいた。
すると、スマホに連絡が入り、会場にいる父が倒れたと言う。すぐに駆けつけて病院に搬送されたが、脳梗塞を起こしており
元の生活に戻っても、元のようには働けないと宣告されてしまった。父はまだまだおもちゃを作り続けたかった。その夢が消えようとしていた。
そしてそこに追い打ちをかけるように、突然の火災が起き、工場全てが焼き落ちてしまった。父は病院から駆けつけ
瓦礫の中から「どこにある?どこにある」と言って何かを探した歌いた。海はその姿を見て、一緒に何かを探すことにした。
そして、瓦礫の中から出てきたのは、ずっと使い続け、けてきたお店の看板だった。工場焼け落ちてしまったが、
自宅のガレージを工場として使うことにした。海たちは気づかなかったが、鎮火した現場に安積が来ていた。
そして、そこで、ガチャガチャの会場で出会った女性と、尊敬する「アトム玩具」の社長が親子であると言うことに気がついた。
そして安積が居候している友人は、ネットカフェの店長であり、安積はそこで過ごすことも多かった。
しかし、少し人の声がするこの感じが良い。と思っていたが、隣のブースからとても大きな声が聞こえてきた。
海だった。仕事のうっぷんをゲームで晴らしていると言う。そして静かにしてほしいと言う安積を見て、ガチャガチャの会場にいた男性だと気づいた。
海は決心した。父親の代わりに自分が社長となり、今の玩具メーカーを立て直す。そのために銀行員を辞めることにした。
しかし、どうやっておもちゃで会社を立て直すのか?それはゲームメーカー夫であるSAGASが、喉から手が出るほど欲しい。特許を使ったものだった。
新しいゲーム開発の始まり
海は社長になり、新しいゲームを開発すると言い出した。これならば、広い工場は必要ない。
そして、今まで開発してきた数々の愛すべきキャラクターを使い、新しいゲームを生み出していく。と宣言したが、ゲームに関して知識がなかった。
他に残った2人の社員もゲームに関して知識はなかった。そこで海が考えたのは、6年前にリリースされたきり姿を消した。天才ゲームクリエーターに会う事。
その手段としてゲームのバグを見つけること。そうすれば、ネット上でもやりとりをすることができる。そこでネットカフェに通いつめ、
ひたすらゲーム打ち込んでいたが、疲れて眠ってしまった。その間に安積が来て、「ゲームのバグがあるなら、最終ラウンド」と言ってゲームを開始した。
海が眠っている間に、最終ラウンドまで来た。このゲームは難しいため、最終ラウンドまでたどり着いたユーザがまだいないのだ。
そして海はやっとゲームのバグを見つけることができた。それをネットを通じて開発さんにメールをすることができた。
そして工場に戻ると、SAGASの社長と秘書が、特許を譲ってほしいとお願いしに来ていた。しかし海は譲らないと言った。
そこになぜか安積が来た。そしてSAGASの社長興津に、「ジョン・ドゥと言ったらわかりますか」と言って、これからこの会社と一緒にゲーム開発をする。
と伝えると、興津はあきらめはしないが、一応帰ることにした。そしてジョン・ドゥの正体が安積であったことに海は驚いた。
安積は安積で、大好きなキツネのキャラクターの、生みの親が海であることに驚いた。そしてそのキャラクターを最初に使い
どんな感じになるのか、試しにゲームを試作してみることにした。6年ぶりのゲーム制作、大好きなネッキ―が活躍するゲームはどのようにできるだろうか?
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