テレビドラマ悪魔の弁護人、稲見の裁判の行方は?
2020年1月4日、フジテレビの大人の土ドラ「悪魔の弁護人」、第3回法廷で稲見の殺意について問われました。
しかし判決は懲役6年の実刑でした。
稲見はそれを受け入れ罪を償うことを選びました。しかし御子柴はさらに苦しめられます。
5歳のみどりちゃんを殺した自分が、少年法に守られて罪をつぐなっていないことを、自分自身がさらに責めるのです。
稲見と介護施設の繋がり
稲見が、殺害した栃野の方がいる介護施設に入所したのは偶然ではありませんでした。
12年前にある事件が起きていました。
交差点で、発作を起こし動けなくなっていた老人の側に、トラックが迫ってきました。
その間に居合わせたのが、稲見の一人息子武士でした。介護士をしている武士は、それを見過ごすことができませんでした。
老人を歩道側に押しあり、自分がトラックの犠牲になってしまいました。
稲見が施設に入所する前に、介護施設がテレビで放送される機会がありました。
そこに写っていた施設での様子に、その時の老人の姿を見つけました。
そしてもう1人、このテレビ放送を見て入所してきた女性がいました。
女性の孫は、「ブルーオーシャン号」に乗船していましたが、沈没の時あい、女性子供に優先的に救命胴衣が与えられました。
船には、人数分の救命胴衣が積まれていなかったのです。そんな中生きるか死ぬかで、栃野が女性を殴り救命胴衣を奪い生き延びましたが
緊急避難
と言う、法に守られることになり、罪を償う事はありませんでした。
自分が生きるか死ぬかの状態で、犯した事は罪に問われないと言うことです。
そのブルーオーシャン号で、救命胴衣を奪われ、亡くなった女性の祖母でした。罪を償わない栃野、さらに未だに暴力を振るい続けることに、強い殺意を感じていました。
御子柴こそ、1人の命を奪っておきながら
少年法
に、守られて「罪を償うことなく」弁護士となりあらゆる手を使い、罪人を救ってきました。
御子柴なりに選んだ罪の償い方です。
介護施設で行われていたこと
介護施設では栃野による、日常的な暴力が行われていました。
ブルーオーシャン号の事件を引き合いにだし、「俺は1人殺しているから、もう1人殺しても何とも思わない」
と、暴行を受けている老人を全て黙らしていました。
しかし、孫を栃野に奪われた女性は、変わらず暴力をふるい続ける栃野がゆるせませんでした。
そして、稲見もまた自分の息子が命をかけ守った老人に対し、暴力を振るい続ける栃野に対して、見ない振りはできませんでした。
なぜならその老人は、骨粗しょう症を患っており、日常的に暴力を受けることで骨折をし、満足にあるくことも出来ませんでした。
そんな時に事件が起きたのです。
老人が食事を嫌がり、栃野が椅子から老人を引きずり降ろし、棒を取り出して殴り始めたのです。
稲見は、老人の命を守るために、花瓶を持ち出撲殺しました。息子が命を投げ出して守った命を救うために。
その後全員で口裏を合わせ、稲見が食事をひっくり返し、それに怒った栃野が暴力を振るう中で、花瓶を持ち出殴ったと。
しかし、御子柴が狙った「緊急避難」での無罪が認められる事はありませんでした。
老人が殺されかけているところを見て、緊急的に殴ってしまった。その結果栃野が亡くなった。
結果的に懲役6年の実刑判決が下りました。
御子柴は、この裁判に自分が犯した罪を償うチャンスを見込んでいましたが、無罪とならなかったことに対して、
自分がみどりちゃんを殺した罪は、償うことが出来ないことを身をもって知るのでした。
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