もう誰にも嫉妬の炎は消せない！！家族と同居を決めた秀美「殴り愛、炎」後編
光男に再び連れ戻れてしまった秀美。信彦と互いの気持ちを確認し合った。もう秀美の中に光男はいない。
しかし、秀美は明田家のしきたりに従い、「同居」を開始することにした。それはまるで召使のような生活。
そして、あることが秀美を待ち受けていた。
コンテンツ
明田家での生活
まるで召使のように、あれこれ次から次へと良枝からやることを指示される秀美。
逆らうことなく、すべてをこなそうとするが、良枝の指摘は服装にまで及び、「そのダサい服は、この家にふさわしくない。すぐ脱ぎなさい！！」
と無理やりブラウスを脱がされ、目の前で「大丈夫！ちゃんと雑巾にしてあげるから」とハサミで切り刻まれてしまった。
このドラマにおいて、秀美の衣装が「ダサい」と指摘がSNSで多数アップされたが、それはこのシーンのために
わざと、秀美の服のセンスのなさを全面に押し出していたのだろう。服まで取り上げられ、
ますます召使のように扱われ、挙句に納戸のごみをいますぐ捨てるように言われた。
しかも、光男と、院長、良枝3人に囲まれている。すぐにやらないわけにいかない。
3人の視線の中、納戸の中のものを一つ一つ出していくが、ひときわ大きなキャンパスの布をはがすと
信彦のパネルが出現し、3人の思惑を察知した秀美は恐怖しか感じなかった。
しかし、ここで「忠誠心」を見せないと、また光男が何をしでかすかわからない。
それは「絵踏み」のように、信彦の写真の大きなパネルを、今この場で切り刻め！！というものだった。
秀美は、自分の思いを断ち切るかのように、信彦の顔に思いっきりカッターの刃を入れ、切り裂いた。
しかし、これでは忠誠心を示したことにならなかったようだった。
やるしかない
そして、秀美に向けられた院長の言葉「これはやるしかないな。」と何かを秀美にするつもりだ。
それは義兄の倫太が、病院への導入を望んでいる、「海外ではもうすでに一般的な治療法」である
記憶を削除する機械の、モルモットにされるということを意味していた。その機械で信彦の記憶を消す。
地下に連れていかれると、倫太が既に準備をして待っていた。秀美は無理やり椅子に座らされ、固定され
頭に電圧が流れるようなヘッドギアのようなものを、無理やり装着され、倫太が機械を操作しようとしが、
最新の機械にしては、操作がダイヤル式でなんだか、古めかしい。そして、光るラインが何本も出ていて
まるで海外の少し前の映画の実験シーンのようだった。本当にこんな機械で記憶を消せるのか！？
元高跳び選手
その頃、家子は信彦の工房で、信彦の作品をどんどん割り、「〇〇の気持ちはこれだけ痛いんだから！！」
と、いくつも割った後、「私が今割った作品はこれで足りるかしら？」と札束を差し出したが、
信彦は「どんなことがあっても、あんたには作品は売らない」と札束を跳ね返した。
そして、明田家に同居を決めた秀美のことを知った信彦は決心をした。
最初に光男と信彦が出会った時、秀美が高校時代は「高跳びの選手で大会で賞を獲ったこともある」
と、言っていたが、その会話がここでつながって来た。秀美の為に明田家に行き連れ帰ること。
しかし、大きな門扉は固く閉ざされ、家は高い塀でおおわれており、ジャンプしても届く距離ではない。
そこで視界に入ったのは、なぜか木の陰に長い棒が・・・。信彦は意を決して「高跳び」で侵入を試みた。
一発で侵入成功し、秀美がいる地下へ行くと、今まさに記憶が消されようとしていた。
邪魔もの扱いされ、何度払いのけられても、秀美を自由にするため、拘束しているベルトを外そうとする信彦。
そしてついに破滅的に壊れたのは光男だった。「僕にこれ以上みじめな思いにさせないでくれ」
と、秀美を開放し、2人は明田家から去って行った。しかし、その途中また信彦を発作が襲い、
街中で倒れてしまった。「秋田総合病院」へ搬送されたら、次倒れたら命の保証はないといわれていた。
光男が執刀しないので、他の外科医が執刀したが、心拍数は下がる一方で、ついに心臓が止まってしまった。
そこに光男が現れ、「僕がなんとしても助ける」とオペを再開した。信彦は再び目を覚ました。
そこには光男が・・・。「秀美ちゃんをこれ以上悲しませたくない」と、信彦の命を救ったのだ。
そして、数年後、なぜかあれだけ2人の仲を引き裂くのに暗躍した家子が、倫太と結婚し、子供が生まれ
秀美と信彦は結婚し、3歳くらいの男の子と、お腹に子供がいるようだった。
そんな姿を、病院のベランダから望遠鏡で覗き見る光男の姿。嫉妬の炎はまだ消えてなかったようだ。
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