東海テレビ制作「13サーティーン」百合亜がいなくなった当日の足取り

百合亜は警察の取り調べに、一向に応じようとしなかった。

それをいいことにネット上では、みんなが好き勝手に言いたい放題だった。

真実は心の中に秘めたまま、百合亜は毎日のように警察に呼ばれていた。

一方で母親の麻美は、百合亜が誘拐されたことに責任を感じていた。それは自分が関係していたからだった。

 

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防犯カメラの映像

警察は3年前の防犯カメラの映像を手に入れた。

それはショッピングモールで、一樹と百合亜が中睦まじく手をつないで歩いている様子が映っていた。

そして注目すべきは、一樹が長い時間席を外したのだった。しかし百合亜はずっとそこにいて逃げようともしなかった。

警察は、ここで逃げようとすれば逃げれたはずなのに、なぜ逃げなかったのかと百合亜を責めた。

そして、百合亜がいた部屋の床下から、優樹の遺体が見つかったと言うことも伝えた。

凶器と思えるオノから、優樹と百合亜の血が検出され、百合亜が優樹殺害に加わったことは確かだった。

 

しかし警察がそのことを追求しようとしても、百合亜はかたくなに口を開く事はなかった。

最終的には椅子を投げたり、大きな声を出したりして暴れる始末。

そこで永井が百合亜をなだめるように抱きしめると、暴れていたのがそのように静かになった。

百合亜はその後の取り調べでも、何も話さなかった。

 

百合亜拘留

警察から相川家に連絡が来た。百合亜が殺人容疑で警察に拘留されることになったのだ。

つまり百合亜はどんなに帰りたくても、自宅に帰れなくなってしまった。

その前日、百合亜はパソコンを見ていた。SNSでは言いたい放題!!

真実ではないことが、まるで真実かのように描かれている。誰も自分のことをわかってはくれない。

 

そんな思いを抱えたまま、百合亜に殺人容疑がかけられ、自宅にすら帰れなくなってしまった。

しかし自宅では、母親の麻美が夫に謝罪すると言う出来事が起きていた。

百合亜が誘拐された日のことを、今でも後悔していると謝り警察に向かった。

通常ならば面接は認められないが、理由を聞き百合亜に会うことを許された。

当時、百合亜は同級生から他人と付き合っていると噂されていた。だから援助交際もしていて、誘拐されても当たり前。

と言う世間の見方があったが、実は担任と付き合っていたのは麻美だった。

 

その日担任の家に、「母と別れてください」と言いに行ったはずだったが、いざ言おうとすると、何を言っていいのか分からなくなり

担任に会うことなく、その付近で時間をつぶしていた。そんな時に一樹がそばにやってきたのだ。

そして一瞬の隙をついて、百合亜を誘拐したのだった。

その後は警察の見立て通り、弟が百合亜を見張り、一樹は仕事に行っていた。

 

優樹と百合亜

百合亜は一樹に暴力で支配されていた。

しかし優樹はいつでも優しく、学校へ行っていない分少し知能は低いが、とても優しかった。

殺伐とした毎日の中で、百合亜の中で優樹と過ごす時間だけが、心安らぐ時だった。

しかし、百合亜に庭の花を摘んであげようとした優樹。百合亜は迷ったがその隙に通りに出た。

 

そこで悲劇が起きたのだった。一樹と鉢合わせしてしまった。

家に強引に連れ戻された百合亜を待っていたのは、一樹が優樹を責め立て暴力を振る時間だった。

しかしその日は誕生日で、ショッピングモールへ買い物に行く予定があった。

「もし逃げたら、優樹を殺す」

だからこそ、防犯カメラでは仲良さそうに映っていた2人だが、優樹が殺されないように、一樹の言いなりになっていたのだった。

だが、帰宅してみると暴力を受けた優樹は、すでに衰弱しており瀕死の状態だった。

そこで一樹は、百合亜にオノを握らせトドメを刺すように指示したのだ。

もし止めを刺さなければお前を殺す。

優樹はそれを理解し、百合亜のためにオノを自分から引き寄せ、首に命中させたのだった。

そして3年間、逃げると殺されると言う恐怖から逃げられないでいたのだった。

 

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