13年間の監禁生活ドラマ【13サーティーン】最終回あと2人の被害者

同じ中学の生徒と用務員。

そんな関係が1枚の絆創膏で、運命が変わった。百合亜には日常でも

用務員の一樹には「初めて感じた優しさ」だった。それは【誘拐・監禁】という形で

1人の少女の13年と、実の弟の命を奪い、1人の少女に恐怖を植え付けた。

 

コンテンツ

優樹の死

優樹は実の弟でありながら、戸籍がないため世間に知られない存在だった。

それは、母が夫の暴力から逃げている間に、誰かとの間にできた子供。

だからこそ、戸籍を作ることをためらったのかもしれない。

しかし、母は一樹が夫に似ているからか、可愛がることもなく、優樹だけが母の愛情を独り占めできた。

 

6年間1人で父親の暴力に耐え、母の愛情に飢えたことが、百合亜への歪んだ愛情表現を生んだのか…。

優樹は世間に触れていないからか、純粋で優しかった。監禁中も優樹がいるから百合亜は耐えられた。

でも、優樹の隙を見て百合亜が逃げようとした時、一樹は容赦なく弟を打ちのめし

瀕死の重傷を負わせたが、そのとどめを百合亜にやらせようとした。

でも、唯一優しくてくれた優樹。自分のせいで今にも死にそうな優樹。

百合亜には出来なかった。そして優樹は最期まで、ほとんどの人に存在を知られないまま、この世を去った。

 

百合亜へのメッセージ

百合亜の誘拐犯、黒川一樹の容姿がわかった時、1人の少女が誘拐された。

麗花ちゃん8歳。

父親を待つ、ほんの少しの間に連れ去られたが、一樹はわざと防犯カメラのある位置を選んだようだ。

ニュースで、防犯カメラの映像が流れることで、百合亜に無言のメッセージを送っていた。

戻ってこないと、この子を殺す

そのメッセージを感じたのか、ニュースを消そうとした家族を、静止する百合亜。

思えば、その時から一樹に接触し、麗花ちゃんを助ける方法を考えていたのかもしれない。

 

麗花ちゃんの絵

再び連れ去られた百合亜。ギリギリまで追いかけて、滅多打ちにされた永井刑事。

意識を失うも、車のナンバーを正確に記憶していた。緊急配備が敷かれる中

百合亜の妹、千帆の提案で「家族ができることをやろう!」と、3人で向かったのは麗花ちゃんの家。

ショックで声が出ない麗花ちゃんに、少しでも情報を聞きたい家族たち。

 

麗花ちゃんの父は、「娘は怖い思いをしたんです。これ以上勘弁してください!」と断るも

父の宗一が今までになく、懸命にお願いした「百合亜はその怖い思いを、もう13年もしてきたんです!お願いします!」

と、玄関先で土下座をしたのだった。さすがに麗花ちゃんは数日から数週間。百合亜に比べれば、すぐに助かった。

しかも、百合亜が身代わりになってくれたから。

 

渋々部屋に通すも、麗花ちゃんは何も話さない。

途方に暮れる大人とは反対に、麗花ちゃんはダイニングテーブルに座り何かを描き始めた。

アジトから見える風景と、窓の特徴的な形

スカイツリーが、斜め前に見える場所。

アジトの捜索範囲が決まったと同時に、永井が見た車が乗り捨てられていた。

付近を捜索し、アジトが判明すると同時に、百合亜は再び1人裸足で歩き出していた。

麗花ちゃんの絵が、より正確だったのと、永井の記憶が正しかったのもあるが、

百合亜は身代わりになる代わりに、脱出する術を大人の頭で考えていたのだろう。

もう、一樹が知る13歳のゆりりんではなかった。

 

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