ドクターショッピングをしないために!見極めポイント
最近なかなか眠れない
ずっとイライラする…など、様々な心の症状が気になり、精神科や心療内科を受診すると思います。
しかし、いざ受診してみて、数回通ってみて(この先生で大丈夫?)と疑うこともあると思います。
心の病気は数値でははかれないので、医師と患者の信頼関係がとても大切となってきます。
今回は「ドクターショッピングしないために」病院選びについて書かせていただきます。
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ドクターショッピングとは?
「ドクターショッピング」とは、実際に医師を購入するわけではないですが
自分の思う診断名と、医師から告げられた診断名に納得がいかないため
自分自身で判断して
「この医者はダメだから、違う病院へ行こう」
と、他の病院へ行っては、また信用出来ず、次々に様々な病院を巡ることです。
医師が信頼関係できないから、あるだけの病院を転々としていくため
結果的に症状が悪化したり、処方された薬が強すぎて、ひどい副作用になやまされることにもなりません。
セカンドオピニオンとの違いは?
最近よく耳にするセカンドオピニオン。
これも、違う病院で診てもらう点では共通していますが、現在かかりつけの医師と相談の上
「他の医師の意見も聞いてみたい」
と、申し出た上で、しっかりと紹介状を書いてもらい、今までの経緯を次の医師にも引き継げる状態で、違う病院へいくことです。
そこでの見立ても同じ結果であれば、どちらか信頼できる医師へ変わる、変わらないも選べます。
ドクターショッピングと決定的に違うのは、紹介状があるかどうか。
自己都合で勝手に病院を替わっていないかどうかです。
違う病院へ行ったことを、医師が知っているか知らないか。
私自身はセカンドオピニオンをしたことがあります。
それは医師とはきちんと信頼関係ができていて、このまま通いたかったけど、体調が悪く
運転が辛い場合に、近くの病院がいい。と思い、医師にも相談し、近くの病院へセカンドオピニオンという形でかかりました。
結果的に、そこの医師の対応と、病院の待合室で気分が悪くなったこともあり、元の病院に体調が悪くても、今も通い続けていますが
皮肉なことに、かかりつけの病院に入院施設がないため、セカンドオピニオンで行った病院に今入院しています。
ただ、幸運だったのは、医師が5名ほど在籍する精神科専門病院なので、初診の医師が担当医になるはずでしたが
セカンドオピニオンから半年経ち、初診扱いになったことや、入院した日にはその医師がいなかったことから
信頼出来そうな医師が、入院の間は担当医となってくれました。
見極めポイント!
ドクターショッピングは、自己判断で病院をかわるので、その度に初診料がかかり、
薬をしっかり服用していない場合は、病院ごとに処方された薬がたまっていき、訳が分からなくなってきます。
そんな無用なドクターショッピングを回避する見極めポイント!
受け付け
まず初めに病院と接するのは「受け付け」です。精神科などの初診はまず電話予約です。
- 声から笑顔が伝わるような対応
- こちらの都合のいい日を聞いてくれる
- 受付内容を最後に復唱する
カウンセリング
精神科、心療内科では、内科で言うところの体重、身長チェックなどの基本的なことを知るために
診察の前に必ず、専門のカウンセラー、もしくは看護師がカウンセリングを行います。
このカウンセリングシートを元に医師の診察があるので、診察前のカウンセリングがない病院はやめた方がいいでしょう。
親切な病院だと、初診予約の際に「診察前にカウンセリングがあるので◯◯分前にはお越しください」
と、案内をしてくれる場合もあります。
診察
これが一番重要ですよね。
まず、初め会う人に、自分の心の中をさらけ出すのですから、最初から信頼関係などないのでなかなか難しいですね。
- いきなり本題に入る医師
- 自己紹介のない医師
- 椅子の背もたれにもたれて話す医師
すでに、アウトな行為でしょう。
なんの信頼関係もないのに、心の中にいきなり土足で入り込まれるのは、辛いものがあります。
そして、こちらはカルテなどで自己紹介しているので、信頼関係を築くなら、まず自己紹介から。「医師の◯◯です。よろしくお願いします」
ぐらい、最初に一言あると、こちらも自然に気持ちを開きやすくなります。
そして、本当に相手の話しを聞く。という姿勢なら、自然に前のめりになってくるはずです。
逆に踏ん反り返るならば、自分に対して真剣に向き合っていない証拠とも言えます。
最後にドクターショッピングしないためのポイントまとめ
- 受け付けの応対が丁寧で気持ちいい
- 待合室が清潔に保たれている
- 病院の外観が綺麗に整えられている
- 診察前に丁寧なカウンセリングがある
- 医師の対応が丁寧
- ちょっとした疑問にもしっかり答えてくれる
- 話しを詳しく聞いてくれる
- 医師だけが一方的に話さない
- 薬の服用について、きちんと説明がある
途中、病院の外観、内装について挟みましたが、患者数が少なければ、そこまで手が回らないでしょう。
患者数が多いということは、それだけ医師を信頼している人が多く、外観を綺麗に保つために外注したり
破れたソファーなどを取り替えるゆとりがあると思います。
ドクターショッピングで、無駄な散財をしないために、病院選びは慎重に!
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