「シャーロック」料理長古賀が患った脳梗塞とは?
2019年12月2日放送のフジテレビドラマ「シャーロック」9 話にてイタリアンレストランの密室殺人事件が取り扱われました。
その中で、料理長の古賀よりも、副料理長の新井の方が地位が高くなってしまった理由がありました。
それは過去に軽い脳梗塞を起こし、手足の不自由や、ろれつが回らない、味覚障害などのため、第一線で料理をすることができなくなったからです。
今回はそんな脳梗塞について取り上げてみます。
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脳梗塞とは?
脳梗塞とは、一般的に脳の血管に障害が起きることです。
脳の中に栄養をいき渡らせている動脈が血行不良に陥り、脳に栄養や酸素が行き渡らなくなることが主な原因です。
脳梗塞と言う病気は「脳卒中」の中の一部の病気と言われています。
脳梗塞の分類
脳梗塞はどこの血管が詰まるかによって種類が分かれます。
ラクナ梗塞:脳の中にある細い動脈で詰まる
アテローム血栓性脳梗塞:体の中でも比較的太い動脈が血栓で詰まる
心原性脳塞栓症:心臓からの血栓によりが脳の血管を詰まる
脳卒中には「脳出血」と「脳梗塞」の2種類がありますがかつては、脳出血が大半を占めていましたが、
現在においては脳梗塞が、脳卒中全体の60%以上を占めています。
この原因としては、糖質の多い食事や、アルコール摂取などによる生活習慣病の増加に比例していると思われます。
脳梗塞を起こしやすい原因
脂っこい食事を多量に摂取する
不摂生なアルコール摂取習慣
喫煙
メタボリック
加齢
糖尿病
運動不足
過剰な塩分摂取
ストレス
不整脈
いくつか原因を挙げましたが、現在の研究により加齢による脳梗塞の割合は、かなり低いことがわかっています。
初期症状
初期症状の段階で、専門医にかかれば後遺症も軽く済む場合があります。しかし現在では「隠れ脳梗塞」などがあるので、定期的に脳ドックを受けることも予防策の1つとして考えられています。
顔が歪む
笑う怒るなどの表情が作れない
片足は片手などの動きが悪くなる
ろれつが回らなくなる
言葉がすぐに出てこない
これらの症状が、すぐ脳梗塞につながるわけではありませんが、他の病気の可能性も大いに秘めています。
他人からの指摘や、自分自身で異変を感じたら、どこかの血管が詰まっている可能性があるので、専門医の受診を必ずしましょう。
まとめ
脳の血管が詰まると言う事は、脳の様々な仕事が滞ると言うことです。
脳は体にとって1番大切な器官であり、人間の行動や感情を全てコントロールしています。
それが脳梗塞により、後遺症が残るだけならまだしも、初期症状を自覚しておきながら放置しておけば死に至る場合もあります。
また早期発見により、治療することで後遺症を軽くすることも可能になるのではないでしょうか?
リハビリや、日常生活をしっかり送ることで、後遺症を感じることなく生活していらっしゃる方もいます。
とにかく脳は大切です。周囲から気づかれることをしっかりと受け止めて、医療機関を定期的に受診することが1番の予防策になるでしょう。
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