【映画】水曜日が消えた:中村倫也主演あらすじと感想
2020年6月に劇場公開された映画「水曜日が消えた」
中村倫也さん主演の映画で、1人の中に7人の人格が曜日ごとに入れ替わる。そんな生活が16年続いている。
しかし、ある朝「火曜日」が目覚めると世界が何か違っていた。それはほんの序章だった。
コンテンツ
ストーリー
「火曜日」が目覚めると、一番派手な性格の「月曜日」のやらかしに驚く日々。
7人は性格も好みも違うので、すべてが「7種類」同じ用途のものがそろえられており、クローゼットも曜日ごとに分けてある。
もちろん浴室で使うタオルも色で分けられている。そして「火曜日」は一番大人しいことをいいことに
他の曜日から「通院」や「ゴミの分別」、「部屋の掃除」などを押し付けられている。そして、いつも一番月曜日がやらかし
唯一共有するベッドでは、「知らない人」が寝ていることが多くある。そして、部屋も一番散らかす。
掃除をして、分別して、いつものように毎週の通院に行く。その時に通「図書館」はいつも閉館。
図書館が開いていない火曜日は、何も趣味がない。唯一卓球の壁打ち。同級生の一ノ瀬は唯一全員知っている同級生の女性。
他の曜日はもっと楽しんでいるから、火曜日も楽しんだら!?
と、提案しても、火曜日は用心深く外の世界に出ようとはしない。
そんなある日、火曜日は目覚めた。いつものテレビからは「猫の動画」が流れてこない。
変わりに「犬の動画」が流れている。そして街に流れる音楽もいつもと違う。いつもの「月曜日」のやらかしもない。
・・・「水曜日」だと気づいた!!「火曜日」は行ったことない図書館に行ける!!と喜んで向かった。
すると、朝手を振ってくれた女性が図書館司書として働いていた。「いつものシャカシャカじゃないんですね」
と、声をかけられ、自分が「火曜日」なので、「水曜日」の服を着ていないことに気付いた。
それと同時に、ほのかな「恋心」が芽生え始めた。来週も図書館に来たい!!
水曜日がいなくなった
「火曜日」は次に目覚めたら、「火曜日」だった。そして翌日また目覚められるように願った。
目が覚めた。「月曜日」はバンドをやっており、唯一の喫煙者なので、いつも大量の吸い殻と、
指には「コントラバス」を弾くことでできた傷の、絆創膏だらけだが、臭いもしないし指も綺麗。
「月曜日」もいなくなったのか!?それよりも翌日、テレビから「犬の動画」が流れてきた。【やった!!水曜日だ!!】
喜んで頼んでいた本を、「水曜日」の服を着て取りに行く。このまま水曜日がいなくなれば
図書館にいつだって来られる。と思っていると、一ノ瀬は見抜いていた。
「火曜日」が「水曜日」を演じていることを。一ノ瀬はすべての人格の言葉遣いや、性格
髪型などあらゆる細かなことを記憶している。一ノ瀬は「火曜日」に「水曜日」の事を教えた。
嘘の報告
一ノ瀬は、主治医の安藤にバレないように、水曜日の報告書を偽造した。そして、何も変化はないと嘘をついた。
その頃、安藤の元に「見習い」として、【新木】が来ていた。しかし、実際は安藤が検査結果を改ざんしている証拠を調べていたのだ。
それと並行して、「火曜日」にはもっと激しく変化が起き出した。ふと歩きだすと、時空を超えるように記憶が途切れて
さっきいた場所は後ろにある。そしてそれが頻繁になると、病院に向かおうとする「火曜日」を阻止するように「月曜日」が出てきた。
と言っても、同じ体なのでスマホの動画で見るだけだが、実は他の曜日も消えており、今体には、月曜日と火曜日しかいない。
月曜日は「まずは家に帰って休め」「他の曜日の報告書は俺が偽装した」と真実を知り愕然としながらも、病院に向かおうとする火曜日
それを止めるように瞬間的に月曜に入れ替わり、動画が入れ替わり会話を続けた。とにかく今は家に帰ることが優先された。
何とか家に帰り、眠った。そしてすべてを思い出した。事故の日、彼は引っ越しのため、同級生の女の子に防犯ブザーをもらった。
それを車内で鳴らした時、車は事故に遭い大破!少年は外に投げ出された。そう、その女の子が一ノ瀬だと思い出した。
一ノ瀬に真相を確認した。一ノ瀬は好きな男の子が引っ越した時、事故に遭い亡くなったと聞いた。しかし大人になり、過去の記事から
片思いの少年は「生存している」ことを知り、調べに調べ安藤先生にたどり着き、会わせてほしい。とたのんだが、許可が下りなかった。
しかし、「7人と友達になってくれるなら」という条件で、会うことを許された。そして、一ノ瀬は全員の中から「火曜日」を見つけた。
あの日好きだったのは「火曜日」だったのだ。でも、もう「火曜日」の体は限界なことは一ノ瀬にもわかっていた。
実は、「月曜日」が「火曜日」を演じ始めたのだ。そして、月曜日は新木の「今すぐ手術しないと!!」という提案から、
どの人格が残るのかわからないし、全く違う人格になるかもしれない。何もわからない中手術に月曜日は同意した。
いつもと変わらない日常
いつもと変わらない日常があった。
・月曜日はバンド活動を楽しみ
・火曜日は今まで通り通院をし
・水曜日はスポーツを楽しみ
・木曜日は観葉植物画家として活動し
・金曜日は料理を楽しみ
・土曜日はゲームを楽しみ
・日曜日は釣りを楽しんだ
でも、前よりも7人は仲よくコミュニケーションを取れるようになり、それぞれの身勝手さもなくなったが
いつの間にか「車の免許」を取得し、車を購入していた。おそらく日曜日が釣りのための遠出に使いたかったのだろうか!?
術後も7人は「火曜日」の中に同居していた。そして、一ノ瀬の話しから、元の人格は「火曜日」だとわかった。
感想
「火曜日」の人格はとてもかわいかった。いつも月曜日が夜更かしし、誰かを連れ込むので、
毎朝悲鳴を上げる。でも、1人の人間の16年が、それぞれの曜日にはわずか1年50日ほどしかない。
そのため、16年でも彼らにとっては3年にも満たない。そんな切なさが「火曜日」にあり、初めて図書館へ行けた「火曜日」の喜びもかわいかった。
そして、恋をして思わず花を買って、はしゃぐシーンは面白かったけど、それ以上にそのままひっくり返るとは(^^♪
でも、月曜と火曜がせめぎ合うシーンはこちらも力が入ってしまった。スマホというアイテムがあるからこそ、
お互いがちゃんと話し合える。逆に言えばそれがないとお互いコミュニケーションが取れない。不便でもあり、他の曜日からのメッセージを楽しみにする部分もあり、
多重人格も、入れ替わるタイミングがわかっていれば悪くないのかな。と思ってしまいました。
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