【オトナの土ドラ】「その女、ジルバ」原作からジルバの過去を深読み、最終回ネタバレ!?

有間しのぶさん原作の「その女、ジルバ」、今フジテレビの【オトナの土ドラ】枠にて放送中です。

戦前戦後を力強く生き抜いた「1人の女性」を深く描いた原作がどのように映像化されるのか期待していますが、

ラストはどうなるのでしょうか!?原作のラストとはいかないご時世となってしまったので、オープニングが鍵を握っています。

 

コンテンツ

オープニング

婚約者にも婚約破棄され、デパートの販売員だった新は年齢を理由に、物流倉庫に回され

そして、「誰も祝わない」40歳を迎えました。しかし、その日に運命の出会い

「オールドジャック&ローズ」の扉を開くのです。それは、新の1年半前の記憶の回想でした。

なぜ、今地元の福島会津の駅に降り立ったのか!?

「ジルバならこんなこと思わない!!」

すでに、新はジルバの人生を知っているかのようなセリフでした。

 

そこから、回想シーンに入り、なぜ「ジルバ」という女性を知ったのか!?

ジルバという女性はどういう女性だったのか!?などを、BARで働くことにより、深く知ることになります。

そして、くじらママが言うように本当に「アララはジルバそっくりな子」だったのでしょうか!?

 

ジルバの人生


こちらはまだ、ドラマでは深く語られていないので、原作から紐解きます。

「ジルバ」は本名【星ちはま】と言います。アララと同じ福島で生まれ育ち、3歳の時日本政府の政策に従い、

ブラジルに移住し豊かな暮らしを夢見て、家族で移住しました。しかし、そこには厳しい現実が待っており、やっと「コーヒー豆」が出荷できる頃には

過剰生産で売れない。と言う悲劇の中、家族は外国人の家に住み込みで一家で奉公します。そこでジルバは、英語も覚え

ポルトガル語を合わせトリリンガルとなります。しかし、1軒目の奉公先が帰国し、2軒目の奉公先へ行くことになりました。

しかし、日本は「第二次世界大戦」真っただ中。外へでれば日本人は敵とばかりに、つらい目に遭いますが、

奉公先ではそんなこともなく、分け隔てなく平和な暮らしがありました。しかし日本が敗戦したことから、ちはまの人生が狂い始めます。

 

その頃には、現地で知り合った日本人男性と恋に落ち、2人の女の子を授かっていたちはま。しかし、終戦の知らせは移民たちには伝わらず、

帰国のめども立たないまま、不安だけが募りました。そして、夫は流行りの病に侵されている中、日本へ向かう船に乗ることを決意します。

しかし、その途中夫は病死、元々病弱だった子供2人も亡くなり、ちはまは船上で未亡人となりました。

しかし、望みはありました。夫の兄が先に日本へ行き「職を見つけて待っていてくれる」そのために、有り金すべてを義兄に渡していたのです。

港に着くと義兄の姿はなく、いつまで待っても義兄は現れません。そこで裏切られたことを初めて知り絶望を味わいました。

 

くじらママとの出会い

くじらママは【きら子】と言い、戦争で家族を失い、一人バラック小屋で生活をしていました。

そこに通りかかった僧侶に「芋しかありませんが、せめて念仏を」とお願いしますが何やら怪しげな僧侶。

ちょっと、外に出た間に芋を半分残し姿を消していました。それがのちに再会し、安全に旅をするために僧侶になっていたちはまだと知るのです。

ちはまはその旅で、夫の生地と、自分の故郷をこの目で確かめたら「死のう」と考えていました。

一方、きら子は女性が一人バラックで生活するのは危ないとしりながら、ヤクザに助けられ、苦しみから逃れるため「ヒロポン中毒」になっていきました。

そんなきら子は、日本人離れした顔立ちから、男たちに人気があり、ヤクザの商売道具として売られては戻され、また他に売られる生活をする中でちはまと再会します。

そして、2人はその頃流行していた「ダンスホール」で働くことになります。ブラジル仕込みのダンスをちはまから習い、

「人気ダンサーペア」として人気が高く、お金のない青年幸吉は裏口から出入りをしては、2人と話しをするようになりました。

 

そこで、こんな生活から抜け出すため、自分たちの「ダンスホール」を作ろう!!とちはまが言い出し、

2人も金策に走る中、ちはまは名前を捨て、夫と初めて踊った「ジルバ」という名前で生きていく決意をします。

そして、きら子は幸吉に恋をします。しかし、それを打ち明けた夜、ちはまに迫った幸吉と関係を持ちました。

どちらかと言うと外国生活が長いので、男女関係には奔放なのでした。

当然ジルバときら子の仲は良くありませんが、時が解決してくれたのです。しかし、何年も経ちそれを思い出すものをアララが見つけます。

幸吉がジルバに送った「腕輪」を見つけたのです。そして、遺書には「幸吉が亡くなった後、分骨してブラジルの地に埋葬してほしい」

と、書かれていたのです。ジルバが亡くなった後、みんなでお金を出し合い、戦後に亡くなった家族と共に、日本にお墓を立てました。

しかし、ジルバは現世では夫を愛し、死後幸吉と一緒になるつもりだったのでしょう。

 

オープニングから見るラストネタバレ予想!!

アララは「ジャック&ローズ」を守るため、幸吉やくじらママから様々な事を教わります。

そのため、おそらくお店を継ぐ決意で福島に来たのでしょう。

それは、ジルバの故郷でもあります。ドラマでは「ブラジルで生まれた2世」と語られているので

ジルバのルーツとして、福島は重要なポイントとなります。そして、おそらく幸吉がなくなり、ジルバの遺書を実行するのではないでしょうか!?

 

しかし、「ブラジル」ではなく、おそらく福島で海の見える場所に、2人と腕輪を埋葬するために

福島の地に降り立ったのがオープニングなのではないでしょうか!?

ジルバを故郷の土に還してあげるため、アララは福島に来た。そして、あらためてジルバの人生を思い起こしているのではないでしょうか!?

 

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