「ジルバ」の命日に知る、ジルバの人生と、スミレのリストラ発覚!!「その女、ジルバ」4話
ジルバが亡くなり9年が経った。ちょうど震災の1年前。
そして、ジルバが「福島」の出身だと知る。正確に言えば両親が福島出身なのだ。
戦前に日本が行った、「日本人ブラジル移住計画」でうまい話しに乗せられ、ジルバの両親は移民としてブラジルへ渡った。
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ブラジル生まれのジルバ
店には「笑顔」のジルバの写真が出迎えてくれる。しかし、その人生はとても波乱に満ちていた。
「チーママ」こと、昔このバーで働いていた、今は毒舌コメンテーターとして有名な小説家マチが来ていた。
どうやらくじらママはチーママをあまりよく思っていないらしい。それはパーティーが終わった後になんとなく分かった。
ジルバの人生を、さも自分が見てきたかのようにみんなに語りだしたのだ。
知りもしないジルバの「奥深い人生」を、語るチーママがおそらく気に入らないのだろう。
この店はジルバとマスター、くじらママで立ち上げ、チーママはその後にやって来たので、当時の苦労は知らない。
それでも、みんなはチーママの話しに聞き入った。明治の日本の「移民計画」で福島から大勢が移民し
すでに開拓されたコーヒー農園での労働が約束されていたが、与えられた土地は荒れ果て、農地でもなかった。
そこを人の力で切り開き、やっとコーヒー栽培ができるようになったころ、ジルバの父は亡くなってしまった。
そして、劣悪な環境から伝染病にかかり、次々と仲間が亡くなる中、ジルバにささやかな幸せが訪れた。
日本人男性との出会い
ジルバは辛い生活の中でも、一人の男性に巡り合い、結婚し子供に恵まれた。
しかし、その時日本は【敗戦】し、ブラジルでは日本人迫害に遭い、ジルバの夫は日本へ帰ることを決意した。
船で2か月。長い旅路だったが、その帰路で夫と赤ん坊は伝染病により亡くなった。
ブラジルで生まれたジルバは、日本についた時には「一人」見知らぬ土地に残されてしまったのだ。
そこから、くじらママと出会うことにより、「ジャック&ローズ」が誕生することになるが
チーママがアララを見て、「そういうことね♬」となっとくしていた。
それは、マスターが珍しく「若い子を雇った」と不思議に思っていたチーママは、アララがジルバになんとなく似ている。
それが採用の理由だと感づいたのだ。
その言葉の真意とは!?
上司に呼ばれ、パーティーに参加できなかったスミレがやっと到着した。その顔は浮かない。
それもそのはず、出向組の【リストラ】を何としても阻止する!!と息巻いていたのだが、本社から指令が来たのは
【スミレのパワハラによる退職勧告】スミレはヤンキー上がりなので、多少人に厳しく当たったかもしれない。
でも、まさか自分がパワハラで退職を迫られるとは思っても見なかった・・・。しかし、店ではジルバの人生史が語られ
お店がオープンし、ジルバは何百人の人を救い、その中でも「捨て子」だったナナコを育て、嫁に出したのだ。
その話しを聞き、スミレの顔が少し緩んだ。自分も両親がいない。ナナコに共感したのだ。
そして、マスターがアララを雇ったことに納得したチーママ。
それは、マスターが恋焦がれた「ジルバ」がそこにいたから。そう、くじらママが最初に「アララはジルバに似ている」
と、言っていたが、それを一番感じているのはマスター自身なのかもしれない。
チーママはその恋話を知っているからこそ、アララを見て雇ったことに納得がいったらしい。
原作とかなり違い、ジルバがブラジル生まれになっていますが、ドラマ「全10回」に収めるには様々な変更が必要だったのだろう。
スミレが同じ出向組ではなく、成り上がりの「チームリーダー」という設定も、スミレをリストラさせるためだったのだろうか・・・。
原作では、お店で知り合った男性と結婚し、仕事を退職しているが、スミレが来るといつもいる男性がその相手になるのだろうか・・・!?
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