MBSドラマ「美しい彼」1話、新学期が始まり、平良の世界が変わり始める

幼い頃から「吃音」があり、うまく話せない平良一成。両親は様々な医者に診せるも、「成長すれば治る」と同じことばかり。

 

趣味でもあれば何か変わるかも。とカメラを買い与えられたが、彼の吃音はずっと治らず、からかわれないように目立たないよう過ごしてきた。

 

しかし、高校3年生になった平良は1人の、男子生徒と出会ったことで世界が変わり始める。

 

高校3年生で1人暮らしが始まる

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平良一成の世界は、一眼レフのレンズを通して広がっている。いつでもカメラを持ち、気になる世界を切り取る。

 

そんな彼がカメラを始めたのは「吃音症」がきっかけだった。幼い頃から、自分の名前もちゃんと言えず、

 

両親は様々な医者に診せたが、「成長につれて治る」と言われるばかりで、一向に改善しない。そこで父はカメラを与え

 

「趣味があれば何か変わるかもしれない」と、それがきっかけとなり、一成はカメラを手放さなくなった。

 

そして、きりとった世界で気に入ったものはプリントしては、眺めていた。彼の世界は丸い地球ではなく、三角のピラミッド。

 

そして、彼はその底辺に1人でいる。いつも【空気】として、誰にも触れられないように生活してきた。

 

しかし、高校3年になり、父が転勤となったが、高校はあと1年なので、転校するより今住んでいる祖父の家から通う方が。

 

という選択で、3年生から広い家で一人で暮らすことになった。そして迎えた新学期一番ハードルの高い日だ。

 

緊張すると余計に言えない。心配しながら登校するその目に、川に「アヒル隊長」がいた。本当はお風呂でぷかぷかしているのに、川の激流にもまれていた。

 

彼もまた激流にもまれに行くのか・・・。教室に行き自己紹介の順番が回ってきたが「ひ・ひ・ひ・・・・ひ」となかなか言葉が出ない。

 

周りがからかい始めた時、ドアが開き男子生徒が遅刻してきた。教師が名乗るように言うと「清居、寝てました！！」

 

と、平良の後ろの方の席に座ると、教師は「お前も座っていい」と自己紹介せずに座ることができた。彼にとっては救いの神だった。

 

しかも、清居は美しく輝いていて、近づくのも恐れ多いくらいのオーラを放っていた。しかし、掃除当番が同じ場所になった。

 

目立ちたくない平良は、静かに掃除をして、騒がしい清居たちとは交わらないようにしていた。しかし、パシリを頼まれ、

 

放課後にファーストフード店の「席取り」を任されたが、どうしたらいいのかわからない。すると清居がおもむろに平良の手に電話番号を書いた。

 

約束通り席を確保し、みんなが注文したものもすでに用意閉まっていた。そして清居たちがくると平良は静かに去って行った。

 

 

清居はお釣りで「アイスでも買え」と言ったが、平良はそれが出来なかった。家に帰り綺麗なフラスコに、そのお釣りを入れた。

 

宝物ができた。そして、清居は従弟が勝手にオーディションに応募したという、ナンバーワン学生のオーディションの採集に残っていることを知った。

 

休日、カメラを持ってパシャパシャと撮影しながら、散策していると、清居がファインダーに入った。

 

平良は思わず追いかけてしまった。たどり着いたのは「ダンススクール」学校では、オーディションに乗り気ではないと言っていたが

 

清居はオーディションに向けて、ダンスの練習をしていた。その美しい姿に見惚れていると、清居に見つかってしまった。

 

神社の境内に座った2人。清居は他の奴らには絶対に言うな。というと、平良は「口が裂けても言わない」というと

 

「じゃあ、言わないと殺すって言われたら？」の問いに「死にます。」と答えると「キモイ」と言われながらも、

 

パシリで買ってきたジンジャーエールを渡すように言ってきたが、平良はジンジャーエールとスポーツドリンク両方を見せた。

 

「練習の後は喉が渇くと思って」というと、真っ先にスポーツドリンクを取り、飲み干してくれた。平良はその後

 

ジンジャーエールを飲む清居が、「美しい」と思い思わず一枚とってしまった。叱られたが、削除しろとは言われなかった。

 

家に帰りプリントし、握りしめ、この気持ちが「恋」だと気づく平良。そして、清居が愛おしくて仕方なかった。

 

 

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