フジテレビ木10「アライブ~がん専門医のカルテ~」引きこもりの息子と父の思い

2020年2月20日放送の、フジテレビ「アライブ」

今回は、「患者」のケースは少なく、匠の医療過誤中心に、患者については「武井」という男性一人の登場でした。

武井さんは最近「マンション管理」の仕事に就いたばかりの、60代くらいの男性です。

そして、以前横浜みなと総合病院で【膀胱がん】の手術を受けて元気に過ごしていました。

術後の定期検診に訪れたのでしょう。

 

新たなガンの発覚

 

武井は病院にいる時も、片時も放さず「求人情報」を見ては、マーカーで印をつけていました。

しかし、少し前に自分の再就職が決まった。とはなしていたので、【誰】の求人を調べていたのでしょうか!?

腫瘍内科のカンファレンスで、武井さんに「肺へのガン転移」が認められました。

【家族の同行】をお願いしてあったので、次回は家族も来ると思っていましたが

武井さんは一人で来院しました。

 

そして、「すぐに入院して抗がん剤治療を始めたい」という病院側の提案を拒否しました。

結果、通院で「抗がん剤治療」を試みることになりましたが

診察後、しばらくして廊下の椅子で居眠りをする武井さんを、研修医の結城が見つけました。

声をかけると「再発の生存率は1年半って本当ですか?」と詰め寄ります。

さすがに、結城も研修医の上、正確な診断が難しいガンなので言葉をにごしました。

 

診察に来ない武井

 

次の診察の日、武井さんは来ませんでした。

そこで初めて、結城が心に、以前の診察の後の事を話しました。

そして、あらためて二人で武井の家を訪問するのでした。

急用が入り、診察に行けなかったことを詫びる武井。しかし、家の中で物音がします。

他に家族がいるようなので、同席をお願いしますが、

「息子は忙しいので」

と断られます。武井さんが見ていた求人は「息子」のためでした。

 

10年前の妻を亡くし、ちょうどその頃就職活動をしていた息子は

「プログラマー」を目指していましたが、結局は挫折したようで部屋に引きこもっているようです。

しかし、武井さんが急患で運ばれてきました。

心に「息子が救急車を呼んでくれた」と伝えた武井さんはどこか嬉しそう。

 

家にいた、息子は物音に気付き1階へ行くと、電話をかけようとしてもかけられない父を見つけ

119に電話をしたのです。妻が亡くなって10年。それが久しぶりの親子の触れ合いでした。

ことは何であれ、息子が救急車を呼んでくれたことがうれしかったのでしょう。

その後、保険証を届けた息子に、結城が少し話しをしました。

「求人情報の束に息子さんへの愛情を感じました」

 

帰宅して、求人の束を見る息子。

プログラマーに関することばかり、大切な点にはマーカーで印があります。

10年も前に目指していたプログラマーの職を、父は今でも探し続けていたのです。

そして、武井さんは「息子が就職するまで死ねない」というあせりから、

結城に余命に関して、問い詰めてしまいました。

 

無事に肺の水が抜けたことから、退院した武井。

通院するそばには息子が寄り添っていました。

 

 

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