書籍「プロ棋士が将棋を失くした一年間」NHK-BSにてドラマ化
将棋士の矢崎学さんが、自身のうつ闘病を執筆した
「うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間」が
11月放送予定でドラマ化されることが決まりました。
ラジオドラマにはかつてなりましたが、映像化は初の試み。
矢崎学さんを演じるのは、人気俳優の安田顕さんです。
矢崎学さんプロフィール
名前 矢崎学(せんざきまなぶ)
生年月日 1970年6月22日
出身地 青森県
デビュー 1987年10月19日(17歳)
師匠 米長邦雄永世棋聖
段位 九段
妻 穂坂繭(囲碁棋士)
その他 エッセイスト
1979年、父の転勤で北海道に住んでいた時に「よい子日本一決定戦 小学校低学年の部」で優勝。
この時、準優勝したのは羽生善治さんだった。
その後、小学校5年生で奨励会に入会したが、試験には2度落ちている。
しかし、当時小学校5年での入会は珍しかった。
女性将棋士として、一躍脚光を浴びた「林葉直子」さんも、矢崎学さんと同じ
米長邦雄永世棋聖の内弟子となり、住み込みで米長に師事した。
同い年の羽生善治は、矢崎氏より1年遅れて奨励会に入会した。
しかし、その後の活躍はめざましかった。
うつ病発症
2018年7月13日に発行された書籍「うつ病九段プロ棋士が将棋を失くした一年間」
これによると、2017年にうつ病を発症し、兄である精神科医の支えもあり
1年将棋を休むことで、うつ病を克服していく様子を克明に綴っている。
うつ病と気付くきっかけになったのは、大切な局面での詰め手がわからない。
大学教授が突然九九が理解できなくなったような状態に陥ったこと。
矢崎学さんといえば、神木隆之介主演映画「3月のライオン」の原作監修をしたことでも知られています。
突然、両親を亡くした幼い男の子が、親戚が引き取りを拒むなか、
たまたま、父の親友だったプロ将棋士の養子になり、戦いに勝つことで、生きる術をみつけていく。
映画は前後編の長作ですが、将棋がわからなくてもかなり見応えがありました。
あの原作を監修されていたんですね。
うつ病を理解するのに、わかりやすくかかれているようです。
ドラマ概要
放送予定日
2020年11月予定
NHK-BS
84分放送予定
キャスト
安田顕
内田有紀
南沙良
福地桃子
渡部豪太
前川泰之
寺島進
高畑淳子
高橋克実
脚本
小松與志子
・宣戦布告
・山本周五郎の妻
・全力離婚相談
あらすじ
ある日突然「思考停止」に陥った。幸いにも兄が精神科医だったため、
兄が勧める病院に入院した。
将棋は、長時間思考するため、ストレス的負担を考え、将棋をさすことを禁止された。
そして、家族は静養の間に、訓練の場と「将棋囲碁教室」を開くことにしたが
オープニングセレモニーに、参加した矢崎は愕然とした。
将棋のルールが全く理解できなかったのだ。
うつ病を理解するためにも、多くのかたに観ていただきたいですね。
BS放送なので、ぜひ地上波での放送を強く希望します!!
コメントを残す