萩原健一さんの死因”GIST”(消化管間質腫瘍)とはどんな病?

昨日、芸能ニュースで俳優の萩原健一さんこと、愛称:ショーケンさんが亡くなられたと一報がはいりました。

死因となった耳慣れない病名:GISTとはどういった病気なのでしょうか!?

 

 

コンテンツ

GISTとは?

 

GIST(ジスト)とは「消化管間質腫瘍」と呼ばれる病気で、英語表記は”Gastrointestinal Stromal Tumor”で

この頭文字をとり「GIST」とよばれています。

症状としては、胃や小腸などの消化管にできる「悪性腫瘍」のことを言う。

ガンも悪性腫瘍の一種だが、GISTはそれらの腫瘍とは異なっている。

移転や、再発を繰り返すのが特徴と言われている。

 

ガンとの違い

 

ガンは悪性の腫瘍でも、粘膜の表面にできる腫瘍のことをさすが、

GISTは粘膜の下にこぶのような塊ができ、病変をつくり出す腫瘍の一種。

発生のメカニズムは、消化管の筋肉組織:固有筋層の間にある「カハールの介在細胞」と言われる、

消化管の運動やリズムの調整を行っている場所の細胞が、異常に増えてしまい、悪性の腫瘍になると考えられている。

 

GISTの原因は?

 

GISTが発生するには、異常に増えていく細胞に関係する「タンパク質」があります。

そのタンパク質は「KIT」もしくは「PDGFRΑ」と呼ばれているが、

その遺伝子の突然変異により、消化管の細胞が異常に増え、悪性腫瘍化すると考えられている。

 

GISTの症状は?

 

GISTは腫瘍が大きくなっても、あまり自覚症状をかんじることはありません。

しかし、腫瘍から出血を伴うため、「貧血」の症状が体に出ることがあります。

 

GISTの予防策は?

 

GISTは切除可能な部分にあれば、切除手術を行います。しかし、切除した後に、肝臓や他の部位に転移を起こすことがあります。

予防策としては、がんと同じく、

飲酒は適度に

バランスの良い食事

適度な運動

メタボ体型にならない

GISTはがん検診のように、一般的な検診を行っていません。

そのため、任意に人間ドッグを受診するなど自己管理で早期発見をすることが最善とされています。

統計として、10万人のうちGISTを発症するのは、1~2人となっています。

発生する部位

胃・・・・70%

小腸・・・20%

大腸・・・2%

食道・・・2%

と、されています。

萩原健一さんプロフィール

 

名前:萩原健一(はぎわらけんいち)

本名:萩原敬三(はぎわらけいぞう)

愛称:ショーケン

生年月日:1950年7月26日

没年月日:2019年3月26日(68歳)

出身地:埼玉県

身長:174cm

血液型:O型

職業:俳優・歌手

所属:KR株式会社

 

1967年、17歳の時に「ザ・テンプターズ」のヴォーカルとして芸能界デビュー。

1970年にグループは解散し、その後は映画監督を目指すようになるが

1972年に松竹映画「約束」の助監督として、制作に携わったが、予定していた俳優が突然降板し

その代役として、映画に出演したことで、「俳優」として注目を浴びるようになる。

2011年からGISTを患っていたが、公表はせず闘病生活と俳優活動を並行して行っていた。

遺作となるのは、現在放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」

第25回から登場する政治家の高橋是清役で出演する。

すでに必要なシーンは撮影が終わっていたと言う。

 

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