以前に、こちらの記事で「発達障害」を診断するWisc検査について書きました。
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我が子の日常生活を見ていて、気になることがあれば専門医の診断を
それから、診断結果を踏まえてどのように親が行動するべきか・・・。
私には周りに「グレーゾーン」診断を受けている子がいましたが、我が子ははっきりと「発達障害」と診断されたわけで・・・。
はっきり言ってどうしたらいいのかわからず、何か月か放置していました。
今となってはもったいない時間だったな。と思います。
診断結果を持って学校にアポを取ること!
WISCの検査結果は素人が見てもよく分かりません。
そして、私がいただいたものはあまり鮮明な文字でなかったため、余計に「わからない」と思ったのかもしれません。
しかし、医師から診断結果を受け取る際に、
「これは病院と学校でしか持つことができない用紙なので、絶対に学校に提出すると約束してください。」
と、強く言われました。そのため、私は「学校に提出しなくてはいけない!!」と強く思い
すぐに、理由を話し学習支援コーディネーターの先生と、当時の担任から我が子がいじめを受けていたこともあり
代りに学年主任の先生の2人が都合の良い時をセッティングしてもらいました。
まず、初めに主任の先生に見せましたが
「こんな結果が出るんだね。私が見てもわからないや(;^_^A」
と、私と同じ感想を持たれました。そして、遅れてきた学習支援コーディネーターの先生は一度ぱっとみただけで
「あ、はいっ!!わかりました。どうしましょう!?」
と、すぐに我が子の状態を把握してしまったのです。主任の先生が驚いて
「先生わかるんですか?そんなにすぐに?」
と、聞くと、
「えぇ。見るとここがこうなっているので、〇〇さんは読み書き、計算が苦手ですね。」
即答でした。
問題はそこから・・・。
要は問題はそこからなのです。
結果が出て、学校とアポを取って会って、結果を見せて・・・。
私は何をしたらいいのかわからず、担任ではなく主任だったため、クラスに踏み込んだ話もできず・・・。
本来ならば、担任がその席にいて、では、こういう結果なので、クラス単位でできること。そして、学校としてできること。
を話し合うのですが、クラス担任でないために、クラス内の話しには持ち込めませんでした。
そして、本人の強い希望で「支援級を望んでいない」ので、どういった支援が学校でできるのかも結果が出せず終わりました。
本来ならば
・一定の授業は支援員が付く
・通級に通うかどうか決める
・支援級をやはり考えるか子供と相談
・授業で工夫できるノートの使い方はないか考える
など、いろいろ案は出せたはずですが、何もでないまま
「ではこの書類は最重要個人情報なので、学校の金庫で保管させていただきます。」
と、なりました。
その後変わったこと
話しを進めていたのが2学期だったのですが、学校の教員内でも何度も話し合いがもたれたようで
子どもたちにも、我が子の担任について色んな角度から、いろんな子供に聞いたそうです。
その結果今できることとして、
圧倒的に「支援員」が現在は足りない状況なので、我が子の学年に常時配備することは難しい。
手の空いている教師が、我が子の学年全体を見るという名目で担任を見張る
支援員も足りないながらも、できるだけ我が子の学年全体を見る
すなわち、結果を言えば「担任に見張りを付けないと状況は変わらない」
ということでした。そんな中で個別懇談があり、私がその様子を録音した音源を教頭が聞くこととなり
やはり、今すぐに解決すべきは、子供のクラスの環境だということで、ますます見張りの数を増やしたようです。
結果、子供たちが落ち着きを取り戻し、授業ができる状態となり、我が子も保健室登校から抜け出せるようになりました。
検査を受けたら大切なこと
WISCの検査を受けたら、その結果自分の子供が一番強く出ている症状はなんなのか!?
学習障害
ADHD
アスペルガー症候群
知的障害
など、一番強く出ている症状を医師に確認を取りましょう。
私はそこを怠ったので、必要な療育を受けるのに3か月かかりました。
一番強く出ている症状が分かれば、必要とする療育がはっきりとしてきます。
そして、支援をいち早く受けることにつながっていきます。
検査結果に一喜一憂するのではなく、我が子に必要な支援は何なのかをはっきりさせることが
まずは一番大切なことです。