発達障害
見た目は健常の子供と何も変わりませんが、話したり、何か行動を起こすとなると
関係ない話題を話し続けたり、指示と全く違うことを行ったり。
やはり、まわりの子供から浮いて見えます。
以前にこのような記事を書かせていただきましたが、やはり、親としては見た目が健常と変わらないなら。
勉強がある程度できるなら・・・。わざわざ診断を受けなくても・・・。
という方が多いのが現状だと思います。
しかし、診断をきっちり受けないことで将来親の自分でなく、子供が困ることになる。
生活力のない大人になっていく現状があることも理解が必要かと思います。
今問題となっている「引きこもり」に関しても、実際に診断を受けてみると多くが「発達障害」を抱え
社会との壁にもがき苦しんだ結果、引きこもったケースがとても多いのが現状です。
今回は、診断を中心に見ていきます。
専門医を探す前に小児科へ
我が子の言動、行動に違和感を感じたら、まず子供の場合「専門医」を探す前に「小児科」を受診してください。
大人ならば、すぐに専門医を探してもいいのですが、子供の場合は専門医でも18歳以上しか診れないといった場合があり
子どもを専門に診てくれる医師を探すことは困難です。
以前に、我が子に婦人科系の相談をしたくて、自分が婦人科にかかった際に聞いてみましたが
「初潮前であれば、婦人科は子供の診察はできないので、小児科へ相談してください」
と言われたことがあります。
そして、実際に我が子の発達障害の疑いを相談したのもかかりつけの「小児科」です。
そこで、まず簡単な診断をしてもらい「紹介状」をもらうのが確実な方法です。
大人でもそうですが、精神系の病院は初診でいきなり行って診てもらう。
紹介状なしで診てもらうことが難しい科でもあります。小児科へまずかかってから専門医へ紹介状を書いてもらうのがベストです。
実際の検査
まずは、当然ですが、問診があります。
そして、大切なのは母子手帳や、小さいころの「記録」があれば必ず持参すること。
あと、学校で使用してるノートを数冊や、作文なども持っていくとまず最初の判断材料として役に立ちます。
私は、算数と国語のノートを持っていきました。
ドリルと、学校の板書用のノート。あと、宿題用の日記帳での文章力なども見てもらおうとノートをとにかくたくさん持っていったのを覚えています。
そして、専門的な検査を受ける前に、ノートの使い方や、文章の構成などから、「専門の検査を受けるべき」という判断がくだり
すぐに、専門の検査への予約へと進みました。ちょうど長期休暇中だったので、病院側も休み内に収まるよう考慮してもらえました。
ウェクスラー式知能検査
これは子供が実査に受ける検査の名前です。
WISC-Ⅳ
ウィスクと呼ばれることが一般的でしょうか!?専門の臨床医師によって行われます。
知的検査なのですが、言語や行動などから、総合的なIQを割り出します。
ウィスクの後に数字が入っているのは、改訂が重ねられているからです。今一般的なのが「改訂版4」ということになります。
検査結果はすぐ出ます。どこが苦手で何が得意なのかもわかります。
我が子は開口一番に「これでは普通級は難しいね」でした(;^_^A
板書・・・見て記憶したことを書くことができない
計算・・・簡単な暗算が困難
読解力・・・話の道筋が理解できない
とにかく事細かく診断が出ます。この診断結果は「学校保存用」として1部持ち帰れますが
学校でも金庫保存となる重要文章です。素人の私が見てもなんとなく
あ、ここへこんでるから悪い!?
あ、これは数値が高いから得意!?
というレベルでしか理解できません。しかし各学校に常駐している「学習支援コーディネーター」が見ればこの子にどんな支援が必要かわかる大事な書類です。
「学習支援コーディネーター」は支援級の先生が兼任している場合や、教頭や学習主任が兼任している場合が多いです。
間違っても、コピーを取って自宅に保存は絶対にしてはいけません!!
実際に、それをした人を知っていますが、その後の支援の在り方にかなり差が出ました。
もしかしたら、本来受けられたであろう支援が、ウィスクの検査結果を先に学校ではない機関に見せたことで、支援のチャンスを逃してしまいました。
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一応念のために受けてみた。出ても「グレーだろう」と予想していたら「しっかり発達障害の診断がついた!!」検査をやり直して!!
と、言っても無駄なことです。WISCはすぐに再検査ができません。
2~3年に1回の割合で定期的に行っていくことです。たまたま、その日子供の体調が悪かったのかもしれませんが、検査も無理強いして行いません。
我が子の検査の様子を見ていても、飽きたら休憩。こっちに興味がいったら合わせてそっちで遊ぶ。
休憩が欲しくなったら、20分ほど休憩してから再開。
と・・・検査時間は1時間半と聞いていたと思いますが、我が子は休憩を取りすぎて、2時間半くらいかかりました。
それも、まぁ検査結果に含まれているかもしれませんが・・・(;^_^A
おそらく我が子はもう少しで再検査になるかもしれませんが、そこでまた診断が何か変わってくるといいな。と期待しています。