入院40日目、静かになっていく病棟

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1ヵ月で退院するはずだった入院も、気づいたら40日もベットの上にいます。なかなか心地が良いです。

通常退院する場合、外泊許可をもらい数日家に泊まりまた病院に帰ってくると言うことを繰り返しながら、日常生活に慣れていき退院となります。

今日は同室の子が外泊許可をもらい先ほど家に帰りました。もともと1人が心地良いので、さほど気にはなりません。

 

知らないうちに退院していく人たち

病室にずっといる事はありません。頓服薬をもらいに行くには、廊下の1番奥にある病室から、病棟の中央にあるナースステーションまで歩いて行かなくてはなりません。

そんな中ふと静かになったなぁと思うことがあります…。

よく見るとあちらこちらでネームプレートが外されているのです。と言う事は、無事に退院をしていったと言うことでしょうか?

それとも症状がひどくなり、他の病棟に移ったと言うことでしょうか?

この病棟は比較的症状の軽い人が、静養兼ねて入院することが多いので、状態によっては管理病棟と言うところに入ることもあります。

 

いつも電話をしている人

病室の隣が、電話の通話がオーケーな場所になっているので、そこで電話をする人が多いのですが、ひときわ声の大きい人がいます。

その方はポケットワイファイを持ち込んでいるのか、私がiPhoneを立ち上げると必ずWi-Fiが表示されます。

その声の大きな人は毎日多い時は10回ほど電話ばかりしています。普段の話声も大きいのでいるかいないかもよくわかります。

それが今日静かになったなぁと思ったら、良質の名札も外され、iPhoneのWi-Fiにも拾われなくなってきました。

という事は、チラリと電話の時に聞こえた9日に退院すると言っていたのは本当だったのでしょう。

昨日知らない人に退院していたのです。

 

泣き続ける人

退院していく人が続々といる中で、泣き続けている子がいました。おそらく20歳前後の女の子だと思いますが、看護師さん何人かに慰められながら大きな声で泣きわめいていました。

帰りたい!

帰りたい!

それだけは私にはっきりと聞こえました。後は看護師さんが家に帰りたいのか、病室に帰りたいのか聞いていました。

病室ではない違う部屋で泣いていたので、家に帰りたいのかと思いましたが、病室に入り落ち着いたのか鳴き声は聞こえなくなりました。

 

私はちょうどその時洗濯をしていたのですが、その後に女性が洗濯機を回しに行きました。それが彼女だったのです。

だから洗濯が終わっても、取りに来なかったんだと納得しました。看護師さんに付き添われて乾燥機に洗濯物を入れていました。

さっきまで大きな声で泣き叫んでいたけど、落ち着きを取り戻したので良かったなと安心をしました。

私も大声で泣き叫びながらのたうち回りたい時もあります。

でも入院中は、そういったことも少しは薄れてきていると思います。話しを聞いてくれる人がそばにいると言う安心感があるからでしょうか?

1週間に2回は担当医の診察があるので、細かく話しを聞いてくれることが安心材料の1つかもしれません。

自宅にいる時は通院は、2週間に1回なので、その2週間のうちに溜まりに溜まって自分を傷つけたり泣き叫んだり、何らかの方法で自分を慰めようとするのです。

だからこそ退院するのがちょっと怖いです。

退院したら話をすぐに聞いてくれる人はいません。そして1日3回しか服用できない頓服を管理してくれる人もいません。

入院前は1日3回と決められている頓服も8回ほど飲んでいたので、副作用でふらつきやめまいがずっと起きたまま生活していました。

またそんな生活に戻るような気がして、彼女の泣き叫ぶ姿を見ていて私も少し不安になりました。

 

うつ病の入院日記

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