我が子が診断された時、まず初めに
お母さんの育て方が悪かったとかではなく、発達障害は100%遺伝です。
と、担当医から説明されたことをよく覚えています。
私は、はっきり言って、我が子が2歳になるかならないころ、自転車に子供が乗った状態で手を離し
自転車ごと倒れた我が子は顎を怪我しました。それのがまた骨が柔らかい子供には頭に何らかの衝撃を与えたのでは!?
と、本気で疑っていました。
発達障害児に多くあるてんかん
てんかん
聞いたことありますか?ごくまれにニュースで「てんかん発作が起き、一時意識不明での交通事故」だった。
ということがありますが、脳波が異常をきたし、意識障害を起こします。
人によって症状は様々ですが大きく分けて2つ
いきなり大きく痙攣が始まる
ぼーっとして焦点が合わない(この間意識を失っています)
どの状態でも、しばらくすれば元の状態に戻ります。
そして、「薬を正しく服用」することで、かなりの重度でない限り日常生活に支障はありません。
ニュースになる場合、ほとんどが「薬の飲み忘れ」が続いていた。
とか、「症状が治まっていたので、自己判断で薬をやめた」という場合がほとんどです。
我が子が「てんかん」の診断を受けたのは3歳になってすぐです。
しかし、発作は1歳過ぎからありました。
話しかけても、呼びかけても応じることがなく、黒目が斜め上を向いたまま。
徐々に唇が青ざめていき、小さく震えが始まり、やがて大きな痙攣が来ます。
そして、いきなり意識を失い倒れてしまいます。
その頃は「熱性けいれん」という言葉は知っていたので、熱がだいたい何度以上になると痙攣が起きる。
という知識はありましたが、熱もなくついさっきまで走り回っていたのが、突然止まったかと思ったら発作です。
初めての発作がちょうど12月30日でした。どこの病院も年末休診に入り、途方にくれましたが、
1件だけ診療している小児科がありました。そこに電話をすると
「初めての痙攣の場合はすぐに救急車を呼んでください!!」
と、指示されたので、すぐに救急車を呼び、最寄りの総合病院へ行きましたが
診断結果は「無熱性けいれん」
と、いうことは「熱」をださなくても、時々けいれんを起こす。ということです。
年齢と共におさまるのではないか・・・。
という診断でしたが、その後も何度かけいれんを起こしているうちに、担当医が退職のため代りました。
それが良かったのか、神経系の専門医だったので初めて、脳波、CT、MRIなどの細かい検査を行い、「軽度のてんかん」と診断名が付きました。
診断名が付くということは「薬が処方される」ということです。
これで、いつ起こるかわからない発作にびくびくすることもなくなりました。
小学校入るころには落ち着くでしょう。
と、言われていましたが、今でもてんかんの薬は続いています。
そして、1年に1度脳波検査をしますが、やはりまだ悪さをする脳波はいるらしいです。
どちらも「脳」の問題
発達障害もてんかんも「脳」に異常があります。
そのため、放課後ディサービスなどへ行くと、てんかん発作で倒れる子も多くいます。
薬を服用して予防している子もおおくいます。
因果関係は分かりませんが、発達障害を抱えている場合
多くの割合で「てんかん」も発症しています。
てんかんは大きなけいれんを伴うことが多いですが、「一瞬ぼーっとする」というのもてんかんです。
もし、自分自身が大人になり「私って発達障害!?」と疑わしいことがあれば
てんかんについても検査してもらうと安心です。
てんかんの場合、程度により就けない職があります。
車、機械などの操作が入る場合、作業中に発作が起きると事故につながるためです。
てんかんがあるから、発達障害もあるのか・・・!?
それは明確ではありませんが、「一因」としてあるのかもしれません。
*私、個人の見解です。
次回は、他の「要因」についても書いていきたいと思います。