5人組の女性ボーカルユニット「Little Glee Monster」の芹奈さんが、「ADHD」及び「双極性障害」にて休業することを発表しました。
おそらく「双極性障害」は「ADHD」から来たものではないかと思われますが、公に発表したことで
同じような症状に悩む方々の力になったのではないでしょうか!?
「ADHD」とは?
「ADHD」とは一般的に【多動】であり、言葉遣いが妙に大人びている印象があります。ただそれは男性の基準です。
女性の場合は少し違います。ここで一般的な女性の「ADHD」についてあげてみたいと思います。
・よくしゃべるが、話しがよく飛躍する
・待つことが苦手で途中で割り込んでしまう
・人の話しに違う話題で急に割って入ってしまう
・忘れ物、なくしものが多い
・忘れ物をしないために、荷物がいつも多いが肝心な物は忘れる
・着衣の乱れを気にしない
・時々自分の世界の中に入ってしまう
・約束や物事をすぐ忘れる
・時間通りに行動できない
・人の輪に入るのが苦手
・整理整頓ができない
こういった症状があります。一見すると本人の【注意】だけで何とかできそうですが、【障害】なので、無意識に出てしまうので
「次は気を付けよう」と本人がいくら心がけても、【忘れてしまう】という特徴が邪魔をして次も同じミスを繰り返します。
そして、それを周りから指摘されれることにより、自己評価をどんどんと下げてしまう結果になります。
「ADHD」と「双極性障害」の関係は?
2つの障害と病気がどのような関係にあるのかと言うと、「ADHD」は生まれ持った障害ですが、
特に女の子の場合、「忘れ物が多い、おしゃべりだな」くらいで幼少期を過ごしてしまいがちです。
しかし、それが大人になり本人も障害を自覚しないまま社会人となると、一気に「ADHD」の障害が邪魔をします。
特にボーカルユニットの中にいる芹奈さんの場合、仲間と行動を共にすることで、窮屈さを覚える可能性があります。
本来自分はこうしたいのに、みんなはこうする。と意見が分かれた時、どうしてみんながそっちに行くのか理解できない。
ことで、悩みその悩みが大きくなると、大きなストレスとなり精神的に滅入ってきます。
※たとえ話です。
そして「ADHD」の診断のみ発表したということは、知能的に問題はないので、普通に能力もあるため
余計に「疎外感」を感じることもあるでしょう。「ADHD」と診断されたことにより、
彼女の今までの「どうして?」はすべて障害のためだとわかったと思います。
そして、その「どうして?」が積もり積もると精神的な病気を発症することも少なくありません。
特に、グループで行動していることから、「どうして?」のストレスがとても強かったと思います。
「ADHD」と「双極性障害」に向き合う
診断が正式におりたことにより、彼女は【静養】に入ることになりました。
しかし、「ADHD」は病気なので、静養したからと言って治るものではありません。
これから「ADHD」とどううまく向き合っていくのか!?そこがこれからの課題となります。
そして、症状によっては服薬で落ち着くこともあるので、その度合いがどのくらいなのかわかりませんが、
芹奈さんと周りの方たちが「ADHD」について理解をより深めることが、社会復帰の一歩となります。
【双極性障害】については、精神的な病気なので、十分な静養と周りの理解、そして正しい服薬などで
症状を治していくことが可能です。しかし、短期間で「治す!!」と言うのは無理があります。
今まで「ADHD」の自覚がないままに、ストレスだけが重圧となりのしかかっているので、
その年数分、症状も重くなっていると思います。十分な静養と服薬、そして好きなことをすること。
それが「歌うこと」であれば、体調を観ながら、活動に参加していくこともよい治療の一歩となるでしょう。