病院選び「精神科」と「心療内科」の違いはなに?
「うつ病かもしれない」
と、いざ病院を探そうとしたときに「精神科」と「心療内科」が目につきませんか!?
地域によっては、精神科しかない。とか、心療内科しかない。
など偏りはあるかもしれませんが、「うつ病かもしれない」自己判断の段階ではどちらの科にかかればいいのでしょうか!?
自分の自覚症状を把握する
まず、今あなたが「うつ病かもしれない。病院を探さないと」という状態の場合
自分の「今の状態」を把握していますか?
そこから、病院の選び方が違ってきます。「うつ病かもしれない」と感じている場合
自覚症状として気持ちにある場合
ひどく気持ちが落ち込む
自分は何も価値がない人間だと思う
この世に存在したくないと思う
何をしても楽しくない
人に会いたくない
会話をしたくない
何に対しても興味が持てない
涙が止まらない
イライラする
わけもなく怒りがわいてくる
漠然とした不安がある
これらに共通していることは何かわかりますか?
すべて気持ちに関係しているのです
この場合、選択する病院は精神科です。
気持ちに関係しているということは、「精神疾患」となりますので、まずかかるべきは精神科です。
身体の不調がある場合
次にあげる自覚症状はありますか?
食欲がない
原因不明の頭痛が続く
どんなに寝ても疲れが取れない
原因不明の痛みが続く
原因不明のめまいがする
吐き気がする
これらは専門機関、めまいであれば耳鼻科であったり、消化器系であれば内科であったり・・・。
そういった専門機関を受診しても異常が見つからない場合、ストレスが原因でこれらの症状が起きている可能性があります。
こういったときは「心療内科」を受診するのが良いでしょう。
「内科」とついていることからもわかるように、内科的なことも専門的に診ることができる科目です。
どうやって専門医を見分けるのか?
最近、病院の看板には
「メンタルクリニック」
「こころのクリニック」
「メンタルケア」
「クリニック」
などと書いてあり、何を専門に診てくれる病院なのか!?
というのがとても分かりずらくなっています。
精神科でも、心療内科でも「メンタルクリニック」「こころのクリニック」と掲げている病院は多いです。
そのため、「何を専門に診ているのか」は、看板の下の方に書かれた小さな文字を見つけなくてはいけません。
たいていは小さく
「精神科」
「心療内科」
あるいは
「精神科・診療内科」とほとんどの場合はしっかりと明記されています。
結果的にうつかもしれない場合かかるとよい科
うつ病の場合、精神的にかなりのダメージをおっていることがほとんどですが、
同時に何もしていないにもかかわらず「ひどく疲れる」
原因がわからない「痛み」が続くといった、内科的要因を同時に訴えることがほとんどです。
すなわち、うつ病で「初診」の病院を探す際は、「精神科?心療内科?」
と、迷うことなく、心療内科を選んでも、精神科を選んでもどちらでもよいのです。
そして、その病院が自分に合う環境であれば申し分ありません。
どんな病院でもそうですが、最終的には医師と患者の相性がうまくいかないと
話しづらくなります。
うつ病の診察に関して、この「話しづらさ」は致命傷になりかねません。
なぜかと言えば、うつ病の場合、医師が患者から様々な聞き取りを行い、その結果診断がくだるのです。
それゆえに、「会話」が最も重要な判断材料となるのです。
そこで、「この先生話しづらい」と感じてしまうとなると、正確な診断どころか
自分に合った「薬」を見つけることすら困難となり、本来は〇の薬を服用すれば早く治る可能性があるにも関わらず
医師との疎通がうまくいかず、△の薬を処方されていたら、治る可能性も低くなります。
精神科、心療内科は病気の度合いを「数値」で見せることができないので、
より医師との相性は大切になってきます。
まとめ
私は、心療内科に通院していますが、ある時期に自力で通院することが難しくなり
自宅近くの「精神科」へ転院を考えたことがあります。
心療内科で紹介状を書いていただき、「セカンドオピニオン」という形をとり、近所の「精神科」を受診しました。
しかし、病院内も雑然としていて、待っているときも居心地がよくなく
そして、担当となった先生も、椅子にふんぞり返って、手に持つペンを持て余して回してしまうような方でした。
精神科に入った瞬間から、私が来るべき病院ではない。とわかりましたが、先生の態度を見てはっきりと違うとわかりました。
今は、初診から通っている心療内科にずっと通院しています。
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