我が子が1番大変だったのは、3年生の時です。今まで書いたように担任のいじめや、話の通じない方だったので、
学校ぐるみで、1人の先生に向かい合うことによってやっと解決しました。
その1年間を通して、担任にある障害の疑いがあるのではないかと、他の教師方も違いを持ち始めていました。
しかし、特に本人が診断を受けたわけではなく、強制できることではないのでそのまま担任は1年間の担当を終え
違う学校へと転任していきました。きっと今でも他の学校1年ごとに転々としながら同じことを繰り返しているのではないかと思います。
障害の可能性
3年の時の担任に感じた障害の可能性は、自閉症スペクトラム障害の中にもある「アスペルガー症候群」です。
アスペルガー症候群は知的な障害を伴わず、言語障害もないため周りが気づく事はあまりありません。
気づくところが、他よりも高い知的能力を持つため頭の良い子と思われがちです。
しかし致命的なのは、
周りの空気を読んで行動することができない。
1つのことに集中してしまうと周りが見えなくなる
自分が良ければ周りはどこでもいい
自分の意見は1番正しいと思う
言われたことを言われた通りに受け取る
人の気持ちを理解することが難しい
人の話を聞かない
お世辞が通じない
社交辞令が通じない
知能指数的にはIQ 70以上あるため、通常の授業もついていくことができます。
それどころかより高い知能を持つため、授業がつまらなくなり、授業中に他ごとをしだすことも多いです。
そして自分自身、高い能力で理解できていることがなぜ周りが理解できないのか、それが全く理解できないんです。
自分が理解できているから周りが理解できて当たり前
高すぎる能力が邪魔をして、人の気持ちを考えると言う余地がないのかもしれません。
だからこそ振り返ってみれば、3年生の時に担任の行動が全て理解できると思います。
3年生だからこれだけの指示はわかるはず
なぜあの子どこの子が仲が良いのかがわからない
親と子供の名前を覚えない
社交辞令でお菓子を差し上げたら全て持って帰る
髪を洗わないなど身なりを整えない
自分の話をされているのにうわ言のように聞いている
親に向かって子供の絵を平気でをけなす
感情のコントロールができない
自分をよく見せようと言い訳ばかりする
だからこそ1年単位で、担任する小学校変わり、それが自分に原因があるとわからず、直すこともせずまた同じ問題を出し次の学校へと転任していきます。
本来ならば、私が採用した正規の職員がいれば、こういった問題は起きないかもしれませんが、私が正規に採用をしている教師が足りないため、こうした臨時の講師を担任として迎えなければいけない状況なのです。
制度が変わり、講師でも40過ぎていても試験を通過すれば、正規の教師になることができます。
しかしその担任は、講師として何年働いたか分かりませんが、正規採用されたとしても定年まではあと2年ほど。
講師として、小学校を転々としていれば時が済んでいくのです。多くの子供たちが、学校へいけなくなると言う問題を、担任が原因で抱えたことを知らず、その担任は講師として終わるのです。
アスペルガー症候群の場合は、知的能力が高いため学習に不自由はしません。ただ人間関係をうまく構築できないため、それが原因で二次障害として精神病を患った場合に
多くの場合はそこでアスペルガー症候群と診断されるのです。
本人が生きていて不都合と感じない限りは、アスペルガー症候群と言う事は気づきにくいと思います。