主演:吉高由里子・映画「ユリゴコロ」

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久しぶりに映画を観ました。

と、言っても映画館という閉鎖的なところへ行けないので、スマホを使ってベッドの中で

ビデオオンデマンドで視聴したのですが、この映画は「うつ病」に通じる部分があるのではないか・・・。

と、思い紹介させていただきます。

 

映画「ユリゴコロ」

 

2017年9月23日に公開された、吉高由里子さん主演の映画となります。

原作は2011年に発売された沼田まほかるさんのにステリ―小説となります。

映画化にあたり、2017年に上下巻と分けて、再販されているようですが

 

2012年には大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネート

「このミステリーがすごい!」国内部門第5位

と、国内の評価も高く、海外でも翻訳して出版されているようですが、映画的にはさほど話題にならなかったようです。


ユリゴコロ (双葉文庫) [ 沼田まほかる ]

キャスト

美紗子     吉高由里子

亮介       松坂桃李

洋介       松山ケンイチ

洋介(余生)   貴山侑哉

みつ子      佐津川愛美

千絵       清野菜名

美紗子(中学生)   清原果耶

細谷      木村多江


ユリゴコロ DVDスペシャル・エディション [ 吉高由里子 ]

 

重要な登場人物

美沙子(細谷)

生まれながらに「感情」というものがなく、3歳頃になっても言葉を発することができず

母に連れられて行った病院で、医師が母に話していた「心のよりどころ」ということばを

「ユリゴコロ」と聞き違いをしたようで、それ以来自分には「ユリゴコロ」がないからみんなとちがう。

と、思うようになりました。

 

みつ子

美沙子と同じ調理師専門学校に通う学生ですが、いつも腕に包帯をしていて

その包帯からは「血がにじんでいます」そして、拒食症と思われるふしがあり

食べたものが少量でも、すぐに吐き気をもよおし、吐き出してしまうのですが

不思議と美沙子が作る料理は食べることができ、2人は交流していくようになります。

 

洋介

職をなくし、お金に困り売春を繰り返す美沙子の前に現れた男性洋介。

なぜか、いつも同じ橋のたもとにすわっていて、美沙子が来ると食事をご馳走し

5,000円を渡し、「不眠症」のため、美沙子の手を額に当てながら眠りにつきます。

不眠症となった原因が、大学生の頃側溝に落ちた麦わら帽子を取ろうとした少年のために

側溝のふたを持ち上げたのですが、かなり重く力の限界で、ふたを手放してしまい、結果的に殺害してしまった罪を背負っていました。

 

亮介

美沙子と洋介の子供として、婚約者もいて山の中にロッジ風のレストランを開く準備をしているなか

末期がんの父の部屋から「ユリゴコロ」というタイトルのノートを見つけ読み漁るようになります。

 

あらすじ

 

「人を殺したい」といつも思う美沙子。

小さな美沙子には理解できませんでしたが、友達が目の前の池に落ち、木に足が絡まったため

そのままおぼれ死ぬのを眺めながら、「喜び」という感情を初めて知るのです。

それ以来その喜びを「ユリゴコロ」と美沙子は呼ぶようになります。

 

中学生になると、たまたま麦わら帽子を側溝に落とした兄妹を見かけます。

そこに青年が来て蓋を持ち上げるのですが、かなり重いらしく美沙子も手伝いますが

本来の目的は「ユリゴコロ」蓋からわざと手を離し、少年が足をじたばたさせ、それがやむのを見ていたのです。

洋介が罪の意識を背負うことになった事件です。

洋介は自分を責めていましたが、実は美沙子がわざと手をはなしたことが原因であり、洋介に責任はなかったのです。

 

学生時代

 

美沙子は何となく調理師専門学校に通うようになりました。

一切誰ともかかわらず、料理を作り食べる日々。

そんななかで「みつ子」と出会うのです。彼女はとても色が白く、やせ細っていたのですが

いつも、血をにじませた包帯を左手にしていました。

美沙子はそのことをみつ子に聞くと、「これをすると気持ちが落ち着くんだ」

と、リストカットをしていることを打ち明けます。

 

みつ子は劇中では出てきませんでしたが、何らかの精神的病を抱えた人物だったのでしょう。

少量食べても吐き出してしまうため、「拒食症」の疑いもありましたが、みつ子は病院へ行くことはありませんでした。

それどころか、美沙子の「ユリゴコロ」となったのです。

みつ子にリストカットさせては、その流れ出る血を見て「殺人欲求」を抑えていたのでしょう。

しかし、みつ子にしばらくリストカットをやめるように命令するのです。

そして、自分の「ユリゴコロ」も封印しようとしたのですが、みつ子はリストカットしたい欲求から倒れてしまいます。

極度の「リストカット依存症」だったのでしょう・・・。

最期は美沙子が果物ナイフで腕をえぐるように「カットしてあげる」ことで、みつ子は喜び最期を迎えました。

 

社会人

 

なんとなく中華料理店で働きますが、人と関わることができず1年で辞めてしまい

お金のために娼婦となり生活をしているころに、洋介とであいました。

洋介は美沙子の体を求めることもなく、ただお金だけをくれました。

「これが俺の過去への罪滅ぼし」

洋介は自身の罪を美沙子に打ち明けますが、そこに美沙子が関わっていたことは言いませんでした。

そして、美沙子は誰の子供かわからない子を妊娠。

 

洋介は美沙子の過去何があったかも、娼婦であったこともすべて包み込み「結婚」を申し込みます。

そして、亮介が生まれ、亮介が育つことが美沙子の「ユリゴコロ」へと変わっていきました。

しかし、過去の殺人を問い詰めにやってきた知り合いを、洋介がもっていた青酸カリで殺害したことから

入水自殺を図りますが、それに気づいた亮介が追いかけ川でおぼれてしまいました。

亮介を助けた美沙子は、そのまま川に流されていきましたが、洋介は助けてしまいました。

しかし、美沙子が意識を取り戻すまでに「ユリゴコロ」と書かれた告白ノートを読み終えた洋介は

美沙子に自分で罪を償うよう、山奥のダムに連れていき自殺をしむけました。

 

細谷として 

 

亮介は自分の店を持ち、開店準備を手伝った千絵と恋に落ち、結婚の約束をしますが

知恵が忽然と姿を消したのです。その代わり店にやってきたのは「細谷」と名乗る女性でした。

細谷は以前、千絵と職場が一緒で、偶然ホテルの化粧室で千絵と会い、亮介の名前と店の名前、伝言を頼まれたのです。

 

千絵はやくざと結婚しており、そこから逃げている最中に亮介と出会い恋に落ちたのですが

お店の開店直後に夫に見つかり、連れ戻されるところだったのです。

細谷は亮介に協力をすることを伝え、千絵の居場所をさがしはじめました。

そして、その頃亮介は「ユリゴコロ」を見つけ読んでしまったのです。

 

最終的に千絵の監禁先がわかり、殺人鬼の血が流れている俺なら知恵の旦那を殺せる!!

と、ヤクザの事務所に乗り込みますが、すでに全員惨殺された後でした。

そして、奥の部屋から千絵は発見され、お店で静養することとなりましたが

亮介にはわかりました。細谷は美沙子で、「ユリゴコロ」を満たすために全員殺害したこと。

現場にあるはずのない、「オナモミ」の実が落ちていたのです。

実家にあるオナモミの実。

その頃、父も亮介が「ユリゴコロ」を読んだことを知りますが、突然倒れ病院へ搬送されるのですが、美沙子ばかりを呼んでいました。

余命幾日となっていました。

 

亮介は最後に

母美沙子へ、父の病院と病室を告げ別れました。

美沙子は洋介の死の前に再会することができ、そしてその後罪を償いに「自首」をしたはず・・・。

 

まとめ

 

この映画には生まれつき「サイコパス」の脳を持った女性

精神疾患を患った女性が出てきます。

リストカット依存していたみつ子が言うように「痛いけど、気持ちがすっきりする」

このセリフが私には心にしみました。

つい最近、かかりつけ医に言った言葉だったのです。

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