精神科病棟は退院したくなくなる?

広告

入院も50日目が過ぎ、私のいるスペースは私の城のようになってきました。

だんだんと私物が増え、自分が快適に過ごせるように周りを揃えてくると、だんだんと過ごしやすくなってきます。

他の病院と違い、危険物の持ち込み以外は禁止されていないので、規制が緩くお菓子もたくさんストックしてあります。

そして入院中に検査と言うこともないので、比較的自由時間が多くあります。

 

退院してからの生活が怖い

入院前はどんなに辛くても、精一杯自分なりに家事をこなし子育てをしてきましたが、家から離れて病院の中に入ってしまうと、当たり前だった生活から確実に離れます。

そして、病院のリズムの中で生活していきながらも、日常生活にいつでも戻れるように、生活のリズムはくずせません。

しかし振り返ってみれば、家で生活している頃には、最後の方薬の管理すらできていませんでした。薬を飲みたいだけ飲みたい時に飲む。

食事は食べたくなければ食べない。口に入ればアイスでオーケーなどと言うはちゃめちゃな生活をしていました。

そして自分の中で精神的にいっぱいいっぱいになるとハサミを持ち出して、手首や足を切り付けては暴れていました。

 

守られる生活

 

入院したことにより、定期的な時間に食事が提供され、薬も同じ時間に服用できるように変わられます。

頓服薬の場合はステーションのパソコンで管理されて、何時にどの薬を飲んだか明確に分かるので、一定時間を開けないと次の頓服薬をもらえないことになっています。

そしてもちろん、危険物の持ち込みはできないので、手や腕を切りつけるといった恋は無くなりました。

という事は、日常生活を送るよりも病院にいる方が、自分は安全に守られているんです。

もしこれが退院した場合、自分でしっかりと頓服薬の管理ができるかどうか?考えてみると全く自信がありません。

そして自称行為についても、もうやらないと言う保証はありません。

 

そのために私のための支援計画が今作られているのです。

いっぱいいっぱいになる前に、話を聞いてもらい自称行為を避けること。

何気ないたわいのない会話から、問題を見つけ出してもらい解決する。

病院にいればやってもらえること、退院したら自分から出向き、話さなくてはいけないのです。

どうしても他人と話す場合に、辛くても楽しそうに偽ってしまう自分がいるので、うまく自分を出して話せるかどうか自信がありません。

でも支援計画は子供の為でもあり、私のためでもある大切なことです。しっかりそれを役立てながら日常生活を送っていかなければいけません。

そういったことをいろいろ考えていると、病院という守られている「空間」から足を踏み出すのが辛い。これが本音です。

そして、まだ一度も入院費を請求されていないので、50日もいるにもかかわらず、未だに「入院している自覚」がないのです。

もし、1度でも入院費の請求があったならば、早く退院しよう!!

と、実感が湧くのですが…

なんだか、友達の家にかくまってもらっているようで、「病院からでたくない」というのが本音です(⌒-⌒; )

 

うつ病の入院日記

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です