うつ病と発熱の関係
うつ病になると、様々な体の不調、心の不調が現れます。
私が、いつも悩まされるのが「発熱」です。
昨日までなんともなかったのに、翌日になると体がだるくて、やりたいこともいつも以上に進まない・・・。
つい先日も、朝食を食べるまではよかったのですが、子供を学校に送り出す時間になったら
ふらつきと関節の痛みがあり、動くことができなくなりました。
結果的に「39,7℃」くらいまで熱はあがりましたが、あれから1週間ほど経ちますが、
37.5℃程度の微熱状態はつづいています。
今回は、うつ病と「熱」の関係について書いていきます。
うつ病の発熱は風邪とは違う
多くの人が疲れや、風邪症状から、朝起きたら体がだるい。
熱を計ってみたら「微熱以上」の熱がある場合はあるかと思います。
疲れが原因とわかっていれば、安静にしてしっかり休息すれば治るでしょう。
風邪の場合も適切な薬を服用することで、症状は治まっていくでしょう。
しかし、「うつ病」がもととなっている発熱の場合は、解熱剤や風邪薬は効きません。
そもそも「発熱する仕組み」が異なっているからです。
カギは自律神経
以前にも書きましたが、「うつ病」と「自律神経」には深い関りがあります。
自立神経
自立神経とは「副交感神経」と「交感神経」からなっており、人が正常な生活を営めるようにバランスを取り合っています。
このふたつの「バランスが崩れる」ことで、体に様々な症状をもたらしますが、一番よく知られているのが
自律神経失調症
となります。交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態。うつ病の人もこのバランスが崩れています。
そのため、夜眠れない。朝起きれないといった体の不調を訴えることが多くあります。
自律神経失調症の症状が出るのは、心より体です。
私は中学生の頃、「自律神経失調症」と診断された経験があります。
その頃、登校拒否をしている友達がいましたが、学校へ友達が行きたくてもいけないのです。
担任から「あなたが来ると学校に迷惑がかかるから来ないでください。」
と、直接言われたようです。今だったら間違いなく「教育委員会」行きの案件ですが、私はそれを友達と解決したいと思い
もう1人の友達と、昼休みや20分休みに学校を抜け出して、その子を迎えに行っていました。
しかし、それが担任の気に障ったのでしょう。
学校へ来ない子は除外、もう1人の子は兄弟に障害があり支援級にいたこともあり、担任はその子にも辛く当たっていました。
それがなぜか私に向かってきたのです。「あの子たちと関わるな。ろくなことはないから」と連日のように言われていました。
結果、朝おきることができなくなり、自律神経失調症と診断されました。
精神的に強いストレスを感じたのが行けなかったのでしょうね。
しばらくまともに学校で動くこともできず、ずっと席に座り学校が終わるのを待っていました。
そのうちに、友達から離れてしまいました。
と、私の体験談はどうでもいいのですが、精神的に強いストレスを受けたり、過労状態が続くことで自立神経のバランスは崩れていきます。
あと、女性の場合で多いのは「ホルモンバランスの乱れ」からくることも多くあります。
自律神経失調症となってしまったら?
初期の「自律神経失調症」であれば自分で治す力がまだありますが、それが進行してしまうと「うつ病」へとつながる可能性を秘めています。
自分で自律神経失調症を改善するには?
原因が働きすぎにある場合・・・働き方を変える、休息をしっかりとる。
食生活に原因がある場合・・・ジャンクフードやカフェインなどは避けできるだけ手作りの食事へ切り替える
生活リズムの乱れが原因の場合・・・朝起きる時間、夜寝る時間をしっかり守り、生活リズムを整える。
自分でできる方法で「自律神経の乱れ」を改善していくことができます。
リラックス
栄養のバランス
適度な運動
生活リズム
とにかく、体が疲れを感じている。と実感がある場合は、生活を見直すことで回避することも可能です。
そして、自力ではどうしても・・・。という場合は精神科など専門の医療機関での薬の服用という方法もあります。
うつ病を発している人は、その前に「自律神経失調症」に知らないうちになっている場合があります。
そのサインとして、原因不明の熱が続くことはありませんか?
私は、今言われてみれば思い当たります。うつ病と診断されるかなり前から。
2年近く微熱状態が続いていましたが、ホルモンバランスの乱れだろう。とサプリメントを服用したり・・・。
そのうち、熱にも慣れてしまい、それが普通の状態だと思ってしまうほどでした。
今思えば、「自律神経失調症」にかかり、体温調整機能がうまく働かなくなっていたのですね。
微熱だからいいや。
と放っておくことなく、原因がわからない微熱が続く場合、内科を受診しても治らないことが多いです。
思い切って、精神科、心療内科などの専門機関を受診しましょう。
そうすることが、「自律神経失調症」から「うつ病」へという負の連鎖を食い止めることができます。
まだ、症状が微熱だけなら、自己管理で治せる範囲ですが、病名が「うつ病」となると、治療期間も長く辛いものとなります。
うつ病の場合の発熱
うつ病の人が発熱している場合、他に症状もなく「熱」だけであるならば、「自律神経」が悲鳴を上げているサインです。
充分な休息が必要です。ヒーリング音楽を聴いたり、マッサージして体をほぐしたり・・・。
とにかく自分がリラックスできる環境づくりをして、十分な休息を取ってください。
無理は禁物です!!
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