突然波はやってくる・・・

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うつ病と向き合って2年以上、いい時もあれば、良くない時もある。

お叱りを受けることもあれば、元気になったね。と言われることもある。

でも、私としてはあまりそういった変化を「言葉に出していってほしくないな」と内心思っている。

私は私として、一生懸命に生きている中で、「それはいい!それはだめ!」

と、決められているような気持になってしまう。

 

悪気のない言葉も凶器に

 

友達や、家族、周りの人が「うつ病」だったら力になってあげたい。

と、思うのは自然なことだと思います。

しかし、「うつ病の世界」は通常の世界にいるよりもかなりゆがんでいるんだ。と私は思います。

特に、褒められても「正常に」受け止めることができない。

 

どうせ・・・

 

が付きまとって、邪魔をして言葉を正常に聞き入れることができない。

そして、いい言葉を言われたことがあると、次に悪い状態になった時に

 

とても罪悪感にさいなまれる・・・。

 

せっかく褒めてくれたのに、私はまたこんな風になってしまった。

せっかく褒めてもらったのに、またダメなことをしてしまった・・・。

と、罪悪感の塊になって、ベッドの上で暴れて泣き叫んでいます。

 

人が良かれと思っていってくれた言葉がかなりの「タイムラグ」を経て

凶器となって自分に向かってくるのです。

言葉をかけてくれた人を悲しませたくないけど、自分の行動も止められない。

負の連鎖にがんじがらめになって、どうしようもなく色んな言葉が自分を攻め立ててきます。

 

こんなことしたら、あの人悲しませる

こんなことしたら、あの人を怒らせる

こんなことをしたら、誰が悲しむのか・・・?

 

でも、リストカットや、薬の大量摂取に取りつかれたようになることがあります。

そして、先ほどのように人からもらった言葉が凶器となって、襲ってくるのです。

 

後悔

 

あの人をまた悲しませる

あの人をまた怒らせる

あの人の悲しそうな顔をまた見ることになる

 

誰にだって、衝動に駆られてやってしまうことはあるでしょう。

 

買い物

食事

ゲーム

ギャンブル

アルコール

 

それをしたら、日常の嫌なことが少しでも消え去る気がしませんか?

そんな「気軽な気持ち」もあるのかもしれません。

 

自分が痛さを感じたら、忘れられるのかも

自分に傷が増えれば、私には誰も何も言ってこなくなるかも

これをたくさん飲んだら忘れるのかも

これをたくさん飲んだら、死んだように眠れるのかも

 

誰かをかなしませよう

とか

誰かをこまらせよう

とか、そんなことよりも自分の欲が買ってしまう瞬間。

 

先ほど挙げた、誰でもやってしまいがちな「欲が勝ってしまう瞬間」が普通の人と大きくずれているだけ。

何かを忘れたい・眠りたいだけ。

周りから見たら、さっきまで笑顔で話していたのに、家に帰ってそんなことになってたの!?

と、驚かれたりしますが、人とずれているので、突然そんなことをやったように思えるかもしれませんが

 

友達と別れた後、何か無性に食べたくなってファミレス行った。

ちょっとお小遣い増やすつもりで、パチンコへ行った。

 

後で、それを聞いたら驚きますか?

きっと、普通に受け流すと思います。うつ病でリストカットや、薬の大量摂取もちょっとやってみる。

という波が来ただけ。そこに身を任せてみたら、悲しい顔をされてしまったり、驚かれたり・・・。

 

よく、うつ病患者の中で、「重傷者」より少し行動できるようになった中程度の方が危ない。

と、言われるのは、そのちょっとやってきた波に大きく飲み込まれることがあるからです。

小さな波なら冒険程度で済むのかもしれませんが、大きな波は取り返しのつかないことをしてしまう恐れがあります。

 

ベッドから動けるようになったら、くれぐれも大きな波に飲み込まれないように

自分自身も気を付けるようにしてください。

 

・・・と、私自身も日々気を付けていますが、友人、恩人を悲しませる行為をしては日々後悔ばかりです・・・。

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