うつ病の初期症状で多くの人が感じる「体が鉛のように思い」正体は何?

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うつ病の初期症状として多くの人が感じているのが

「体が重い」「足が重い」「体が鉛のように重い」

とにかく「重い」ということを感じています。特に鉛については、理科の実験で天秤の重さの実験で使ったくらいで

実際に体重と同じ重さの「鉛」を持ち上げた人はいないと思います。でも、そう表現せざるを得ないくらいに本当に重く感じるのはなぜでしょう!?

今回はその正体を探っていきます!!

 

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うつ病の初期症状について

 

普段の自分の体重はどうなっているのか?

 

人でも、動物でも、物でもなんでも「重さ」が存在しています。

荷物を運ぶとき、その「重さ」を感じながら、運ぶことはよくあるでしょう。

しかし、自分の「体重」についてはどうでしょう!?

 

 

片手で、もう片方の手を持ち上げたり、片足を持ち上げたりすると

確かに「重さ」をその手に感じることができます。しかし、その重さを感じる足をいとも軽々と交互に持ち上げて

100mを颯爽と走り抜けたり、体重50キロでも軽々と飛び上がったり・・・。

重さがあるはずなのに、人は自分自身をしっかりコントロールできています。

この時、自分にあるはずの「重さ」はどうなってしまっているのでしょうか!?

 

自律神経が大きく関係している

 

人には意識しなくても働いている場所がたくさんあります。

消化器系だったり、血管だったり・・・。

もちろん運動神経だって、体温の調整だって自律神経が大きく関わっているのです。

自律神経には大きく分けて

 

・交感神経

・副交感神経

 

この2つが存在しています。

交感神経が活発に働いているときには、積極的に行動することができ、運動し汗をかいたり、脈拍が多くなったりします。

その活動に関わっているのが、「アドレナリン」と「ノルアドレナリン」です。

 

そして、副交感神経が働いているときは、逆にゆったりしているときとなります。

リラックスをしていたり、食事を楽しんでいたり、睡眠中であったり・・・。

このバランスがうまく働いて、人間の生活は成り立っているのです。

しかし、耐えきれないほどのストレスを感じ続けることで、この自律神経のバランスは崩れていきます。

 

リラックスしたいのに、イライラしていたり

運動したいのに体が動かなかったり

 

そして、最も感じやすいのは、眠りたいのに眠れない。という状態に陥ることもあります。

耐え難いストレスにだんだんと、自律神経がバランスを崩し、脳も疲れがたまってきます。

 

脳の疲れがたまるとどうなる?

 

脳は人が考える以上に、様々な働きを「無意識」に行っています。

目に見える物の距離を感じたり、物の大きさを認識したり・・・。

脳が自分の知らないところで、頑張って働いているからこそ正常に物を見たり、認識したりすることができます。

 

 

しかし、自律神経のバランスが崩れることにより、脳にも大きなストレスが知らないうちにかかり

脳がどんどん疲労していきます。

脳に疲れがたまるとどうなるのか!?

 

無意識に脳が行ってくれていた仕事が行われなくなる。

 

わかりますか?

脳が無意識に行っている仕事によって、私たちは日常生活を何の支障もなく行えるのです。

それは、脳が物事を正しく補正しているからです。

 

物の大きさや距離感を、瞬時に見ただけでどのくらいの場所にあるのか、脳が補正を行います。

わずかな危険でも察知して、瞬時に安全な場所へ体を動かそうと反射神経を使いまうす。

耳に聞えた音を、瞬時にどの方角から聞こえているのか判断します。

 

 

このように「脳」は瞬時に見聞きしたこと、感じたことに対して反応したり、補正したりして情報を正しく伝えてくれるのです。

しかし、脳が一番頑張って行っている「補正」とは何かわかりますか?

 

それは、体重の補正です。

 

生まれたての赤ちゃんでも2キロ以上あります。

そして、成人した女性なら40キロ以上。男性でも50キロ以上はあるはずです。

しかし、日常生活の中で、自分の体重を「40キロ」と感じる瞬間はあるのでしょうか!?

 

もし、体重40キロだったら、思いっきり飛び上がることができるでしょうか!?

50キロの体重を感じながら、100mを走りぬくことができるでしょうか?

 

それは、「脳」が無意識に「体重」を感じないように「補正」を行っているからなのです。

本来人間には体重があるのに、その体重を日々感じないように補正してくれるのです。

と、いうことは、脳が耐え難いストレスで疲労してくると、正しく「補正」を行えなくなってきます

このことが、「体が鉛のように重い」と感じる大きな原因なのです。

 

自律神経のバランスが崩れたサインを見逃さない

 

自律神経が崩れてくると、体には様々なサインが出てきます。

 

・楽しいと感じない

・食欲がない

・眠ることができない

・基礎代謝が下がる

・消化不良を起こし胃に不快感が出る

・わけもないのにイライラする

 

など、様々な症状が出てきます。

これを素早くキャッチしておくことで、脳の疲労を最小限に抑えることができるかもしれません。

 

・十分な休息をとる

・ストレスの素を断ち切る

・正しい食生活を送る

 

それぞれ個人が感じているストレスの原因は違うと思います。

まずは、「ストレス」を自分から遠ざけること

それが一番大切なことです。難しいことかもしれませんが、ストレスを遠ざけることができないなら

リラックスできる方法を考え、実践する。など、とにかく「うつ病予備軍」となる前に、自分でできる対策を行いましょう。

そうすれば、体が鉛のようにかんじる。

といった、辛い思いをすることも防げると思います。

 

 

 

 

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