フジテレビ系列放送全5話横溝正史原作【探偵由利麟太郎】は先端恐怖症!?

ミステリー作家の「横溝正史」と言えば、様々な俳優さんたちが演じている

「金田一耕助シリーズ」が人気が高く、何度も実写化されていますが、

【金田一耕助】は1946年(昭和21年)からシリーズとして発表されていますが、

【由利麟太郎】はそれよりはるか前、1936年(昭和11年)に発表されたミステリー小説となります。

しかし、シリーズ作品としては「金田一耕助」の方が、

・八つ墓村

・犬神家の一族

・悪魔の手毬唄

など、根強い人気を誇る作品が多くあるので、横溝正史と言えば金田一耕助。となっていったのでしょう。

しかし、戦前に発表された「由利麟太郎シリーズ」を令和の時代に実写化。

細かく【由利麟太郎】を見ていきたいと思います。

 

コンテンツ

探偵由利麟太郎

名前 由利麟太郎(ゆりりんたろう)

経歴 警視庁捜査一課長(私情により退職)

現職業 探偵・犯罪心理学者

特技 弓道

趣味 レコード鑑賞・ミステリー映画鑑賞

弱点 先端恐怖症

得意 フィールドワーク

愛車 黒い1949フォード・カスタム

由利麟太郎がなぜ「警視庁をやめたのか!?」その理由を探ってみましたが

見つけることができませんでした。麟太郎が【先端恐怖症】ということと関係があるのでしょうか!?

 

先端恐怖症とは!?

手短に言えば

「先のとがった物を目にすると、自分に突き刺さるような恐怖を感じる」

・えんぴつ

・包丁

・指

・針

・注射器

・カッター

・物の角

・ストロー

人により「恐怖」を感じる対象は違いますが、普通では「簡単に刺さらない」物でも

【先端恐怖症】の人にとっては恐怖の対象となります。

特に【指】がそうですよね。指を刺されると恐怖心に襲われることが多いのですが

現実には【指】は人に簡単に刺さることはありません。

なので、特に相手が先端恐怖症だとわかっている場合、事前に「先、角」を相手の視界に入らない注意が必要です。

 

なぜ先端恐怖症になるのか!?

では、なぜ「先端恐怖症」となってしまうのか?

これは、先天的なことと、後天的なこと。の2種類から成り立っています。

先天的には、発達障害などがあり、様々な【恐怖症】の一部であり

この場合、先端恐怖症だけでなく、

・暗所恐怖症

・閉所恐怖症

・高所恐怖症

などもあわせもっている場合が多いです。

 

そして、後天的な場合は「経験」によることが多いです。

・過去に注射でとても痛い思いをしたトラウマ

・転倒した際に何かの先端が、自分の体に刺さり恐怖を感じた

・刃物で過去に傷つけられたことがある

など、自身の経験上【先端恐怖症】となります。

しかし、由利麟太郎は頭脳明晰で、洞察力も鋭い人物であるため、先天的な「恐怖症」ではないようです。

しかも、原作では麟太郎は「先端恐怖症」である。という記述はないようです。

そのため、ドラマ用に用意された設定なのか、過去にあった事例が原因となり警視庁を退職した経緯が

「先端恐怖症」を生み出した可能性があります。

 

麟太郎の特技は弓道

しかし、麟太郎は「精神集中」「事件の真相を見抜く」時、弓を引きます。

静寂な中、精神を統一してより、集中するためのルーティーンとなっているようですが

弓の【先端】はとがっています。

これこそ、先端恐怖症にとっては恐ろしく、最悪の場合『パニック発作』を起こしかねません。

そこで、考えてみると、もし、麟太郎が何らかの体験により「先端恐怖症」となった。

しかし、弓道はそれより以前から自身のルーティーンとして行っていた。

ならば、先端恐怖症でもルーティーンとしての「弓道」は可能になります。

おそらく、ルーティーン以外で弓の先を見ることはできないでしょう。

そして、弓道をしている時は、弓の先は的に向いています。

もし、それが自分に向いているならば『パニック発作』は避けられないのではないでしょうか!?

 

実際、由利麟太郎は【先端恐怖症】なのに、なぜ「弓道」を行うのか!?

それは、製作上の理由であり、主演の吉川晃司さんの趣味をスタッフに話したところ

「役柄に取り入れよう」となったようで、元々【先端恐怖症】も【弓道】も原作の設定にはなかったということです。

しかし、原作は「戦前」に発表されているので、【弓道】をシーンに取り入れることで

より、由利麟太郎という人物像がくっきりとなる、印象付けることとなるでしょう。

 

愛車についても、1946年製のフォードを使用しているのですが

原作が発表された頃にはまだ発売されていません。

「探偵由利麟太郎」が描かれた時代の車と言えば、このような車になります。

そんな「ノスタルジック」な部分を強調するために、選ばれたのが1946年製のフォードであり

由利麟太郎と言えば黒いコートと、シルバーグレーの髪がトレードマークです。

その特徴とうまくかみ合う車として考えても、1946年製のフォードは最適な車だったのではないでしょうか!?

 

残りあと3話。

由利の頭脳がどう冴えわたるのか・・・。見守りたいと思います。

 

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