今週もバタバタと忙しいとわ子さん「大豆田とわ子と元三人の夫」4話
今週のとわ子さんも、周りに振り回されてとても忙しそうだった。でも仕事外の事ばかり。
10歳からの友達、かごめに振り回されたといっても過言では無いかもしれない。
特に夜中になる、かごめのスマートフォン。なぜ忘れていったことに3日も気づかないのか?
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2度あることは3度ある
真夜中過ぎに電話が鳴る。急いで自分のスマートフォンを見るとわ子さん。でも自分のものではないと気づき、
探しまわるとわ子さんと、娘の唄。そしてソファーの下やテーブルの上に置かれた、かごめのスマートフォンがなっている。
とわ子は夜中の3時過ぎにかけてきた、電話にいちど出てみた。すると親戚がまくし立ててきた。
かごめが勝手に祖母の財産である数億ものお金を、児童養護施設に寄付してしまったらしい。
かごめさん、両親を早くに亡くして、親戚に育てられたらしい。その恩も忘れて、勝手に寄付するとは何事だと言うことらしい。
なぜかとわ子さん、それを聞いた途端に馬鹿を連呼して電話を切ってしまった。唄から子供扱いされてしまった。
かごめとは、腐れ縁なのだ。10代の頃海外に行ったら、2人で拉致された。その時かごめは、私が死んだら親戚に葬式を出してもらいたくないと言っていた。
いつも手ぶらで、何をしているかわからないかごめさん。ふらりとわ子の家に来て、何食わぬ顔でご飯を食べていく。
そんなかごめと、とわ子が友達になったのは、何かあると人に噛み付くかごめ。しかし、横断歩道を1人で渡れないことにとわ子は気づいてしまった。
それから、2人で手をつないで横断歩道を渡るようになった。それからの付き合い30年間。
八作をとわ子に紹介したのは、かごめだが彼女はそれすら覚えていない。かごめはとわ子に初めて八作を紹介してもらった方だと思っている。
まるで記憶力がない。そして、何をやっても長続きしない。そんなかごめの最後の晩餐に食べたいのはコロッケらしい。
とても不思議な人だ。そんな彼女が喫茶店で「プリンアラモード」を食べているときに、親戚に見つかり逃げてしまった。
会計を任されたとわ子さんだが、かごめを追いかけようとしたため、危うくい食い逃げなるとこだった。
モテすぎる八作
八作がため息をついている。なぜかお店の常連となっている元夫と2人。1人は女優の恋人の影武者を頼まれため息をついていた。
慎森は新しいアシスタントでも雇うのか、履歴書を見てため息をついていた。しかし八作のため息はそれとは異なるものだった。
レストランの共同経営者の友人によると、「モテすぎるため息」らしい。彼が歩くだけでモテる。彼がエレベーターのボタンを押しただけでモテる。
とにかく右肩上がりで彼はモテてしまうのだ。しかし彼には全くその気は無い。でも親友の彼女が八作を好きになってしまった。
そして大胆に迫ってくる。そのことについてため息をついているのだ。親友の彼女曰く、害がないからモテるらしい。
相手を傷つけたり変に期待を持たせたり、そういったことをしないから、女性からモテるのではないかと言う分析らしい。
そして彼女は、八作の親友の事などどうでもよかった。別に付き合っているつもりもなく向こうが勝手に思っているだけだった。
なのに親友はのんきに「3人で飲もう」などと言っている。そんなことをしたら修羅場になるかもしれない。
唄の芽
最近唄にあまり相手にされなくなってしまい、寂しいとわ子さん。美容にはまり、動画をみてはお手入れをしている。
彼女曰く「慎森の透明感を目指している」らしいが、彼の場合は不健康さ極まりない色白さなのだ。
そんな唄を見て、かごめは「芽が生えた」と言う。どうやら思春期か、恋心を指しているらしい。
そんなかごめにも芽が生える出来事があった。とは家と同じマンションに住む楽団の指揮者をしている男性からデートに誘われたかごめ。
コンサートがあるから見に来て欲しい。その後一緒に食事をしてほしい。でもどうしたらいいか分からないので、とわ子にコーディネートをしてもらった。
帰ってきたかごめはとても上機嫌で、とても楽しかったとうれしそうに話してくれた。
しかし、とわ子が後日男性に会うと、コンサートにも食事にも来てもらえなかったと言う。またまた不思議な行動をとったかごめ。
どうやら彼とは気が合いすぎるから嫌なのだ。話が合いすぎるのが、逆にかごめの居心地を悪くさせているらしい。
せっかく芽が出そうだったのに、かごめの芽はかれてしまいそうになっている。
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