「4分間のマリーゴールド」階段から転落し頭を打った硬膜外出血とは?

TBSドラマ「4分間のマリーゴールド」の9話にて紗羅の同級生である、小学校の先生をしている滝沢先生より

命の授業と言うことで、みことの所属する消防署に、救命救急処置の方法を伝える授業が行われました。

その後、みことが勤務している時間に、その小学校から緊急の要請が入りました。

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階段から落ちた生徒

救急隊が駆けつけると、滝沢先生が救命救急の時にも気にかけていた、直哉くんが

階段の上から転落し、腕から落ちて骨折をしたようです。その状況を伝えるとともに、

滝沢先生はひどい頭痛にうなされ、その場に倒れこみ意識を失ってしまいました。

直哉くんは骨折だけで済み、入院などはしていないようですが、滝沢先生については「硬膜外出血」と診断され、意識不明の重体でした。

その原因は、階段を走って降りる直哉くんが、滝沢先生を避けるように描けおります。

それを注意した直後、直哉くんは階段から足を踏み外しました。瞬間的に滝沢先生の手が出て、

自分の体で直哉くんガードしながら、階段から転落していったのです。結果的に下敷きになった先生は、転落時に強く頭を打っていました。

硬膜外出血とは?

滝沢先生の診断名は「硬膜外出血」でした。意識が戻るかどうかもわからない状態です。

ではこの場合硬膜下出血と言うのはどういった症状なのでしょうか?

 

脳を守るために、人間の頭は複雑になっています。その中で「くも膜」と「硬膜」の間に出血が溜まることを「硬膜外出血」と言います。

脳は三層の膜で覆われており、1番外側にあるのが硬膜、次にあるのがくも膜、そして1番下が軟膜です。

「くも膜下出血」と言う言葉はよく聞いたことがあると思います。

脳を守るための膜のうち、真ん中にある「くも膜下」に出血が起き血が溜まる状態です。

しかし「硬膜下出血」は、その1つ上の膜、硬膜とくも膜下の間に出血が起き血が溜まります。

種類は2種類あり

慢性と急性です

ドラマの場合は階段から落下した直後だったので、急性硬膜下出血と言うことになります。

急性の場合は、比較的すぐに症状が現れ、わかりやすいですが、慢性の場合は頭を打った直後ではなく、

頭に衝撃を受けた後数週間から数ヶ月後に起こるため、突然倒れることもあります。

 

症状は?

倒れたときの症状として現れるのは

体の片側が痙攣する

ものが何重にも見える

嘔吐する

意識を失う

手術により、出血した部分を取り除きますが、比較的軽い場合は後遺症もなく意識を取り戻すこともあります。

しかし脳にダメージを受けてから、時間がたつほどに重症化し、場合によっては意識が戻らない場合や後遺症が残る場合

最悪の場合は死に至ることもあります。

もし頭に強い衝撃を受け、その数日後数週間後に何か体に変化があった場合は、必ず専門医を受診しましょう。

ただの頭痛として処理しないよう、頭に衝撃を受けた記憶があるならば、しっかりと病院で診てもらいましょう。

 

 

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