コタロー幼稚園児になる。清水アパートアイドル「コタローは一人暮らし」2話
コタローがアパートに引っ越してきてからというもの、大人しか受け入れなかったパートが、
なんだか少し華やかになったような気がする。特に狩野にとっては生活ががらりと変わったのではないだろうか。
事あるごとにコタローのことが気になり、寝る時もコタローの部屋の隣の壁に寄り添うように寝た。
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コタローのお掃除
コタローは狩野の気遣いに気付いたのか、薄い壁の向こうから聞こえてくる、狩野の小さないびきに安心して眠った。
そして、朝からコタローは大忙し!!何せ部屋の前はちゃんと掃除しないといけないのだから。
しかも、鳥のフンがこびりついてなかなか取れない。とっているうちに新たな鳥のフン・・・。
うんざりとしたところへ転んでしまったコタロー。狩野は何の音かと思ったが、気にすることなく仕事に没頭していた。
すると、コタローが部屋に来て満足そうな顔で「わらわは一人でも怪我の手当てくらいできる!!」
と、両膝ばんそうこうだらけの足を見せた。「前は消毒が痛くてできなかったが、今回はできた」と、とても満足気。
ちょっと大人になった「アピール」を狩野にしに来たのだろうか!?すると狩野はテーブルに腰掛けさせて
ぺたぺたと両膝一面に貼ったばんそうこうに、コタローの好きな「とのさまん」の絵をかいてあげた。
ますます嬉しそう。そして狩野は初めてコタローが笑ったのを見た。
コタローお出かけ
コタローの部屋が開いた。気になった狩野はドアを開けてみると、入念に鍵をかけるコタロー。
いつもと違う【服】にどこへ行くのかと尋ねると、「わらわは幼稚園へ行ってまいる」というので、付き添おうとすると、
「幼稚園くらい一人でも行ける!!ついてこなくてよい!!」
と、言われてしまい、おとなしく引き下がったところへ、端に住む美月が「あぁ~一緒にドーナッツ食べようと思ったのに」
と、残念そうに出てきた。そこへ1階に住む少しガラの悪いおじさんもやってきて、コタローを抱きしめようとするが
逃げ惑うコタロー。田丸は本当は大の子供好きで、自分にも5歳になる子供がいるが、離婚して以来会ってもらえない。
そこで、「これ子供にあげようと思ったけど、あえないかったから」ととのさまんのぬいぐるみをコタローにあげた。
すると、「わらわは誰かの代わりになどならぬ!誰かのものを代わりにもらうことはせぬ!」
と、びしっとした物言いで、ぬいぐるみを田丸に返し、一人幼稚園へ向かった。
初めての幼稚園
みんなが親の付き添いで登園する中、一人で来たコタローを不思議に思う、新人保育士の花輪。
しかし、園長から話を聞いているからどうぞ。と主任が対応に出たことから、花輪はコタローに名札をくれた。
それを一生懸命自分の胸あたりにつけるが、うまくつかない。それでも何とかついた。
そして、みんな一日を過ごすと一人、また一人とお迎えが来て帰っていく。だけどコタローにはお迎えはない。
そこへアパートの面々がやってきた。そして狩野は「我慢しなくていい。できないなら人をちゃんと頼れ!」
というと美月に「名札がうまくつけられぬ」といい、付け直してもらった。そして、美月たちと一緒に帰ることができた。
しかし、コタローが幼稚園に行っている間にやってきた女性は誰だったのだろうか・・・!?
コタローに会えなくて上司に「これが本当に弁護士の仕事ですか?」と問い詰めていたのだが・・・。
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