やっぱり巴なのか!?編集社でもひと騒ぎ起きていた「あのときキスしておけば」2話
巴は「SEIKAの空」の新しいネームを仕上げ、桃地に読ませたかった。しかし混乱が続く桃地はなかなか読まない。
そこで、巴は新しくできたネームを編集者へ送っていた。それを見つけた他の担当者が、巴の担当者に
「新しいネームが上がっている」と教え、ちょっとした騒ぎになっていた。
コンテンツ
ネームの検証
編集部では「蟹釜ジョー」の正体を、残る3つのストーリーを遺作として発表した後に、
【唯月巴】だった。と公表し、連載を打ち切りにしようとしていた。そこに新たなネームが来たことで騒ぎに。
よく知る「高見沢」が新しいネームに目を通すと、線の運びも、セリフ運びもすべて巴に間違いない!!
と、判断されたが、すでに本人亡き後、誰が送って来たのか!?「遺族が送って来たのか!?」
それにしても【パスワード】を知らないと、入稿できない仕組みになっているので、新しいストーリーは誰が描き送ったのか、ちょっとした騒動になった。
しかし、まぎれもない「巴の仕業」だったのだが、この時はまだ誰も、巴がおっさんになっていることを知らなかった。
仕事復帰した桃地。そこで中国人の李が、清掃業者の「田中さんが蒸発」と寂しがっていた。
「私のジャッキーチェンよ!!」と写真を見せてくれたが、桃地はそのままスマホを持ち去り、
帰ろうとした清掃業者に詰め寄った。「田中さんは今どうしているのですか?いつからいなくなったのですか?」
業者は突然やめられてしまい、迷惑気味に「1週間くらい前から来ない」ということを教えてくれた。
これで、巴が誰の体に入ったのかわかった。じゃあ、元の田中さんの魂は!?
巴の体は田中さん
やっとおっさんの正体がわかったが、どうしたらいいのかわからない。
しかし、巴はどうしても「ママに会いたい」と言う。父が早くに亡くなったので、もし巴が先に死んだら
「ママは自殺するって言ってた」だから、ママに会いたいとせがむおっさん巴。
仕方なしにおっさんを連れて行ってあげようとするが、ママに会うのにこの格好は・・・。
「私から100万以上バイト代もらってるんだから!!」とスーツを買って実家へ向かった。
まずは桃地が怪しまれないように、インターフォンを押し、快く2人を部屋にあげてくれた。
そして、巴に改めて線香をあげると、やっぱり巴は死んでしまったのだろうか・・・。
でも、おっさん巴は存在している。そこで、桃地と巴の関係は理解してもらえたが、なぜ「友人」が付いてきたのか理解できないママ。
そこで、話題を変えようと、桃地は飾られた写真に目を向け話題を変えたが、思わぬ墓穴を掘ってしまった。
巴の体ではない
すると、話しを振った写真は、お道化てブランコに乗る巴だったが、翌日からおたふくで大変だった。
と、ママが言ったので、思わずおっさん巴が「違うわよ!!あれは水疱瘡!!いまだってほら・・・」
と、水疱瘡の痕を見せたかったのに、体は田中のおっさんなので、もちろん【水疱瘡の痕はない】
なので、ママのおっさんへの不信感が一気に高まり、葬儀に乱入した男性だとばれてしまい、110番されそうになった。
そこで巴は、「水疱瘡が治った後、今度はジャングルジムから落ちて、骨折して大変だったでしょ!!」
と、ママと巴しか知りえない事実を口にするが、すでにパニックになっているママは、電話をもったまま話さない。
仕方なく実家を後にするしかなかった。
その帰り、おっさん巴が「スマホでいいから【SEIKAの空】の新しいの読んでよ」と自分のスマホを渡してきた。
真剣に読む桃地。もうおっさんが巴だと証明するには十分すぎるほどの出来栄えで、
本当に、魂がこの中に宿っていると信じるしかなかった。疲れた巴はベンチに座り、桃地も座ると
あの日のように「キス」を迫って来た。そして、何気なく顔をそむける桃地。
「何気なく避けてんじゃないわよ!!」と巴のあの足蹴りが飛んできた。やはり間違いなく、この人は巴だ。
少なくとも桃地だけは信じられる。
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