裁判から外れた文太は何をしに行った!?「イチケイのカラス」5話

文太は「風邪」を理由に裁判に現れなかった。やはり「恭子」がその場にいたことがショックだったのか。

 

そして文太なりにできることはないか。と探ろうとしていたのだろうか!?今までの公演のDVDを借りてみていた。

 

そして、なぜか病院へ彼は向かっていたのだ。文太は何を知ろうとしているのだろうか!?

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男性の目撃

男性は「食い逃げ犯」であるにもかかわらず、よく話す人物だった。しかし、もしかしたら自分の思い違いかもしれない。

 

「裁判をかき回してすまない」と謝罪した。男性が食い逃げした日、娘から結婚式に出てほしい。と電話が来た。

 

だからこそ、同じ年頃の女性がやけに気になり恭子の印象が強く残ったのだろう。事件当時彼女はロングヘアだったが

 

裁判の時にはすでに髪を切っていた。しかし、男性は長い髪の「恭子を見た」とはっきり断言した。

 

 

そして、そう断言できるのは、「視力がいいから」だという男性。それだけでは、あの状況で顔まで記憶はできない。

 

しかし、みちおたちが粘った甲斐があり、その瞬間だけ現場は明るかった。男性の位置からはトラックは見えないが、

 

確かにデコトラを走らせていた。という証言も取れ、男性も「妙に周囲が明るかった」と証言した。

 

そのため、周りが明るくなった瞬間に男性は、現場を見たことが証明され、その場に恭子がいたことが濃厚になった。

法廷に来ない文太

文太は裁判に関わることはできないが、どうして恭子がその場にいたのか、知る必要があると考えた。

 

そのため、過去の公演映像をすべて視聴していた。すると不思議な点が浮かび上がってきた。

 

一定期間、メインのバレリーナである恭子が出演せず、代役を立てている公演があったのだ。

 

そして、練習中の恭子を見た文太は、恭子が何か痛みのようなものに耐え薬を服用している姿を見てしまった。

 

そのため、彼女のかかりつけ医を探し、医師に話しを聞いたところ、酷使した体は股関節が変形し、踊ることはおろか

 

歩くことも難しくなってくる。と言われた。と法廷で証言した。それが文太にできる、恭子のための精一杯のことだった。

 

 

そうあの時、振付師はわいせつが行き過ぎて解雇されたのもあるのだが、恭子がいてこそ成り立っていたバレエ団。

 

恭子が踊れなくなると、バレエ団の危機に立たされる。そのことで振付師は2人を脅していたのだ

 

だから、あの日二人はあの場所で、男性に会い階段から転落した男性を救おうとした恭子を、講師は無理に返し

 

自分一人だけが現場にいたと証言したのだった。すべては恭子の将来を守るためだったが、これ以上彼女がが踊れば

 

彼女は自由に動くことすらできなくなるそこまで頑張ってしまうと、文太は知っていたから、彼にできるのは、

 

恭子をバレエから遠ざけ足の治療に専念させることだけだった。

罪を認めた恭子

 

中高の同級生で、初恋の相手。しかし、彼女は常に「バレエが恋人」といい、高校卒業後海外へ留学した。

 

文太は自分の思いを告げられないままの別れとなったが、実は彼女も文太に思いを告げられないまま別れたのだった。

 

しかし、お互い社会人となり、【法廷】という場所で再会する皮肉な結果となった。

 

でも、その再会が今後彼女が、足を動かせなくなるほどに自分を追い詰めることを、制した裁判になったことは間違いないだろう。

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