うつ病における光治療とは?どういうものかのか?

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うつ病の治療においての基本は

・食事

・睡眠

・運動

これらが基本となり、その上に

抗うつ剤治療

入院治療

療養生活

が、成り立ちます。

その基本はどれもが同じ

早くうつ病を治して元の生活に戻りたい!

そのために、だれしも頑張っていると思います。今回は保険適用ではありませんが

違った治療方法について書いていきます。

光療法

 

 

光療法、正確には高照度光照射療法とよばれている「光」を用いた治療方法です。

光と言うと何を思い浮かべますか?

蛍光灯

ランプ

ろうそく

焚き火

ライト

光といえばいたるところ、身の回りに存在しています。

しかし、1番大切な光とはなんだと思いますか?

太陽

ではないでしょうか?

 

うつ病の原因

ここでそもそもの原因を考え直してみましょう。

うつ病は朝分泌されるはずのセロトニンがうまく分泌されないことが、大きな原因ではないか!?

と、言われています。つまり「脳」が朝であることを十分に認識していない。

という可能性が一番大きいのかもしれません。そのために抗うつ剤で「セロトニン」を補ったり

体内に吸収されるのを阻止しているのです。

 

光療法が目指していること

 

一日の長さは誰でもわかる通り24時間ですが、人間本来の体内の時間は25時間とずれが生じています。

そのズレを修正しているのが、「自然光」すなわち、太陽の光なのです。

 

通常の太陽光では1000ルクス当たりの光の強さがありますが、太陽光を十分に浴びるとなると5000ルクス以上必要となります。

この5000ルクスという光を通常の生活で作りだすことができるでしょうか!?

通常の家電などでこういった強い光を作り出すことは不可能です。

そこで考えられたのが、「光療法」です。わかりやすく言えば、「新生児用の保育器」というとわかりやすいでしょうか!?

新生児に「黄疸」という症状が現れた場合、保育器に入り特殊な光を浴びることによりその症状を治療していきます。

 

治療に必要な光の強さは・・・!?

 

うつ病の治療に関して、というよりも「人間の体内時計のずれ」を修正する。

不眠症などは、そういったずれが最も出やすい症状のひとつですが、うつ病でも「不眠症」に悩む人は半分以上います。

どちらも、セロトニンをうまく作り出せないことが原因となっているので、どちらにも光治療は有効だとされています。

 

ただ、その「有効」とされる数値にはかなりのばらつきがあり

2,500ルクスで十分だろう

5,000ルクス必要だろう

いや、10,000は必要だ。

と、かなりのばらつきがあります。

ちなみに、雨が降っていて屋外に出た場合「5,000ルクス」の光に当たることができます。

曇り空でも「10,000ルクス」の光を浴びることができます。

健康法が目的で朝日を浴びる人もいますが、曇り空で10,000ルクスということは、晴れた日の朝に浴びる光は15,000ルクス以上に相当するかもしれません。

 

光を浴びる時間は?

 

 

治療目的としては30分から1時間程度浴びることが良いのでは・・・!?

と、されています。

 

気づきましたか?

病院からの指導で「運動」がある場合、屋外でのウォーキングなど30分程度の運動が望ましい。

と、言われたことはないでしょうか!?

光治療は効果の高い治療法かもしれませんが、屋外で「日光」に浴びることも同じような効果を生み出す可能性が大きくある。

ということです。

 

しかし、中にはやはり運動もできない状態であることも多いため、こういった治療方法も有効な治療方法のひとつとして参考にしてみてください。

 

まとめ

 

今回は、「光」を使った治療方法を書いてみました。

どのくらい自然の「太陽」に力がこめられているのか、本当によくわかります。

ただ、「紫外線」という問題もあるので、屋外で十分な光を浴びたい場合は

充分な紫外線対策が必要となります。

日焼け止めや、UVカット用衣料などできる対策をきちんと行ってから外に出てください。

曇り空でも十分とされる光は浴びられるとされているので、夏の暑い日に無理して外に出るよりも

ちょっと涼しい時に、涼む程度に外にいるのもいいかもしれませんね。

 

 

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