発達障害における「知的障害」はどのような特徴があるのか!?

「知的障害」という言葉は誰もが一度は聞いたことがあるくらいに、なじみのある言葉じゃないでしょうか!?

よく「知的障害」といわれると、周りのいうことも理解できず、ただぼーっとしているようなイメージがありませんか?

我が子にも軽度の「知的障害」が認められますが、普通に小学校にも通い習い事にも通っています。

ただ、他の子とちがうのは「療育手帳」を持っていることです。

 

知的障害に見られる特徴

 

知的障害の特徴は、読んでなんとなくわかる通り「頭を使うこと」に障害があります。

昔は「精神薄弱者」と呼ばれていましたが、1988年の法改正により「知的障害」という言葉に統一されました。

では、実際に知的障害者にはどのような特徴があるのでしょうか・・・!?

 

実は、はっきりとした特徴はないのです。

よくある「IQが低い」というようなことがあげられるかもしれませんが、

発達障害が生まれながらの先天性の障害でありながら、「知的障害」を判断する基準でもある「IQ」は生まれた時は誰もが同じレベルである。

という特徴があります。

 

どのように知的障害を診断するのか!?

 

発達障害は、ある一定の診断基準に基づき、障害があるかどうかを診断されます。

しかし、知的障害にかんしては、一定の基準。統一された基準というものがありません。

 

実際に我が子が「発達障害」と診断されたのは、小児科の専門医と、療法士による診断基準に基づいたテストからです。

しかし、「知的障害」があると認定されたのは、市町村を管轄している児童相談所独自で行っているテストです。

個室で行っていたので、どのようなテストがあったのかは分かりません。

しかし、30分ほどのテストを受けて「IQレベル」が算出され、それに伴い「療育手帳」が発行されました。

児童相談所でも話しは聞きましたが、「知的障害」があり、「療育手帳」が発行されるかどうかは

病院の診断基準ではなく、市町村が定めた基準であるとのことです。

ということは、我が子はもう少し頑張れば、知的障害が認定されない「特例」にいるので、住む場所が変わればまた診断も変わってくるかもしれませんね。

 

診断基準となるIQとは!?

 

 

知的障害を調べる基準として「IQテスト」が行われたということは、児童相談所で聞きました。

一般的にこの「IQテスト」の結果が70より低い場合は「知的障害」とみなされるようです。

場所によっては75という場合もあるので、やはり住む場所により基準は変わってくるのでしょう。

 

確か我が子の「IQ」については60いくつ!?私はその時自分のうつ病のことや、

学校での担任からの我が子に対するいじめの問題

そして、我が子の発達障害の診断と、とても頭の中が忙しかったのではっきりとした数字は覚えていませんが

60台であったので「特例B2」という療育手帳が発行されますので、手続きしてください。と説明を受けました。

 

知的障害は成長により改善するのか!?

 

「IQ」テストの結果で「知的障害」と診断されるのであれば、テストの結果がよくなるように勉強したらいいのでは!?

と、単純に考えがちですが、知的障害があるということはそれ相応の「学習能力」「記憶力」を持ち合わせているので

「IQテスト」のために勉強するというのも難しい問題です。

 

そして、もし「IQテスト」の結果が良かったから「知的障害」と診断されなくなるか・・・

と、言えばそれも難しい問題で、一度「障害」と診断された事柄がどこでひっくり返るのでしょうか!?

本来ならば「知的障害」と診断されていた子が、その時の努力により「知的障害」という言葉が外れたとしても

一生、「知的障害」の根本的要因は持ったまま成長していくのです。

ということは、生きることにも常に「困難が付きまとう」可能性も否定できません。

 

先ほども言ったように、住む地域により診断の基準が違うので引っ越したら「知的障害」ではなくなった。

ということがあるかもしれませんが、「なくなった」喜ばしいことではなく「グレーゾーン」にいると思っておいた方がいいと思います。

「グレーゾーン」ということは、次テストを受けると診断がつく可能性も否定できないということです。

 

まとめ

 

はじめ、我が子に「発達障害」があることを認めたくはありませんでした。

その上「知的障害」があり、特別支援級をすすめられるとは思ってもみないことでした。

でも、母子家庭の寂しさというか・・・。そのショックを共有する人すらいない現実で

「天真爛漫」にけらけらとよく笑い、よく話し続ける我が子を見て「認める」決心もできました。

確かに「知的障害」はあります。それによって本人が思い通りにいかずにかんしゃくを起こしている現実も見ています。

この先、この子の世界の中で、どう折り合いをつけ、自分の特性を活かして生きていくのか・・・。

親としてできることは、そこを支援していくことだと思っています。

 

 

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