発達障害であっても成長はゆっくりとしていく

先日子供の運動会が終りました。

学年が上がるにつれ係が割り当てられるのですが、今年は器具係でした。

走るのも遅く、台風の影響でプログラムの変更があったため、間に合うかハラハラしながら見ていましたが

競技に影響することなくしっかりと準備をすることができました。

競技に影響することなくしっかりと準備をすることができました。

 

発達障害だからと言って成長しないわけではない

発達障害

と、聞くだけで発育に問題がある発達に問題がある、と先入観があると思います。

しかし実際は、ごくゆっくりとその子のペースでしっかりと成長していくのです。

できなかった蝶々結びができるようになり、提出物の期限を守れなかったのが守れるようになったり

同級生と比べればかなり劣っているかもしれませんが、我が子は我が子なりに成長をしっかりとしています。

 

それは私だけの力ではありません。

 

放課後デイサービスへ通っているのが大きく影響しています。

2箇所のデイサービスへ通っていますが、それぞれに特色があります。

今まで通ってきたデイサービスは全部で4カ所です。もちろんそれぞれに特色がありました。

 

老人のデイサービスと同じ

 

それぞれの特色を見ていて思うのですが、シルバー世代が利用するデイサービスと内容はほとんど変わりはないと思います。

そして経営母体、ここが1番大切なのですが、経営母体がいかに発達障害を理解しているかということが1番大切です。

老人向けのデイサービスの場合は、大手企業が様々な形で3人男してサービスを提供しています。

しかし、老人向けのデイサービスについては受けられるサービスが限られていると言う点があります。

入浴サービス

手足のリハビリ

食事の提供

宿泊

着替え

これら全ては、健常者でも行うことであり、年齢により力が弱りできなくなることでもあります。

そのため様々な事業が、デイサービスへ参入してきても提供できるサービス自体はほぼ同じです。

そして故人に与える影響も、一緒に通っている人たちも関係しますが、あまり事業所ごとに変わりは無いように思います。

 

最近ではそういった事業所での事故や死亡事故が多く報道されることもあります。

それは年齢がいくにつれ、人間は幼児返りをしていくように思います。

だからこそ健常者が、老人のお世話をすると自分よりも年上なのになぜこんなことができないのか…

と、怒りや暴力へとつながっていくのではないでしょうか?

 

発達障害のデイサービスプログラム

 

発達障害は本当に人それぞれ個性があります。

そしてできることできないことにも大きな差小さな差があります。

そのため様々なトレーニングが用意をされており、個々に合わせてプログラムが組まれる場合もあります。

しかし、ここで大きく変わってくるのが経営母体がどういった事業所か?と言うことです。

 

すなわちどういったプログラムを組んで発達障害児の支援をしていけるかと言うことです。

老人介護デイサービス同様に、今発達障害児の支援事業もどんどん増えています。

しかし、その内容については発達障害児のことを本当に理解しているのか?と疑問に思うことがたくさんあります。

発達障害に良いとされるプログラムがいくつもありますが、それだけをやればいいと言うわけでは無いのです。

プログラムがあったとしても子供自身にそのプログラムのやり方が合わないと身につかない。

しかし放課後デイサービスはプログラム通りにやっている。と言うのです。

 

放課後デイサービスで大切なのは経営母体

 

我が子が4カ所の放課後デイサービスを利用してみて実感したのは、放課後デイサービスの末端ではなく、経営している母体だと思います。

1カ所は離れた場所に母体があり、そこから様々な県へと放課後デイサービスを提供しています。

そうなると、末端にいるデイサービスの先生には子供の様子が伝わっても、母体である会社には子供の成長は伝わりません。

そのためプログラムの見直し等はされないのです。その結果子供に合ったプログラムを作ると言うことが末端ではできないのです。

 

もう一カ所の放課後デイサービスは、他に違う事業を行っており、所有している土地があるためそこに老人介護サービスをまず作り

まぁ似たようなサービスだと言うことで放課後デイサービスを始めたのだと思いますが

母体が本業と片手間のデイサービスのため、サービスの内容に改善は見られません。

そして末端のスタッフもそれに対して意見を言うのですが、母体である社長が理解を示さないためプログラムを変更できないのです。

 

NPO法人の経営

 

今我が子が気に入って通っている放課後デイサービスは、NPO法人が経営しているデイサービスです。

今で言うママ友が作り出した、障害児のための施設をいくつか運営しています。

経営しているママ達の子供は、すでに成人しているので20年ほど前に、親たちが出会い子供たちのための場所を作りたい。

と、立ち上げたNPO法人になるので、子供たちを見ているスタッフの意見はすぐに取り入れられます。

そして、経営しているママ達も障害児を育てているので、自身が苦労した、役に立ったことなどもプログラムに組み込まれています。

しかし障害の程度や、種類が違うためどういったことがその子に必要なのかと言うことがわからないこともあります。

そのためちょっとした機会に、親の意見を聞きどういったことを取り入れたら良いのか、どういったことができないのかということを意見交換します。

そのため他のデイサービスではできないことが多かった子供も、ここのデイサービスではできるようになると言うことが多くあります。

それは経営している母体自身が、障害者についての理解がとても深い場所にあり、

子供のために

と言うことをより大切にしてくれます。経営と言うよりも教育を大切にしてくれているのです。

そのため他のデイサービスでは見れなかった成長が、デイサービスを変わることによりその後の構成がどんどん引き出され

発達障害でもきちんと成長していくことができるのではないかと思っています。

 

 

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