【うつ病】を人に「理解を求める」ことは間違いでもある。そして、悪化の原因にもなる場合も。
「不眠」や「普段に感じない体の異常な疲れ」を感じたら、【専門医】に診てもらいましょう!!
とは言いますが、その専門医は「精神科医」であったり、「心療内科医」であったりします。
もちろん、早急にそういった【専門医】を受診することを強く勧めますが、決して「理解」は求めない方がいいと、最近強く思います。
精神科医
うつは
「心の風邪」
「心の病」
とよく言われますが、実際には解明されていない部分の多い「脳の異常」です。
それにより、感情や体調に異変をもたらすのです。
そのために、専門医として「精神科医」や「心療内科医」が存在します。
しかし、「精神科医」に関しては、最も簡単になれる【医者】とも揶揄されることもあります。
それは、検査に関して、専門的な機械や分析の必要はなく
「うつ病」などに関する指針に沿って、問診し当てはまる部分があれば
それに「見合った薬を処方する」専門医だからです。
外科的な技術や、内科的な体の中異常を調べる必要がないからです。
ただ、精神科医は、他の診療科目では扱えない薬を扱う専門家です。
それは、使い方を間違えると、症状を重くしたり、時には思わぬ形で悪用される可能性の高い薬だからです。
同じように「心療内科」が存在しますが、こちらは「精神的なことが原因で体に不調をきたしている」場合
となるので、精神科医よりも、「内科的な知識」が必要となります。
しかし、どちらも患者を逆なでしないように、話しを静かに聞くことで患者に安心感をまず与えることが先決でしょう。
うつに他人の理解を求めない
先日他県に住む友人グループとメールのやり取りをしていました。
始まりは、我が子の生活のことでした。
そこへ、後から参加した友達が「もうそれは、あなたが仏となるしかない」
という、子供の悪態をもう仏のように、見守るしかない。という意味ですが、
障害のある我が子は、支援級に入り手が付けられない。という話しの流れでした。
そこから「私、仏に近いから」
と、リスカについて話しました。しかし、話しは私の思わぬ方向へ行きました。
それは「親しいから聞ける」ことだからでしょう。
・どうしてリスカするの?
・どんな効果があるの?
・なんでリスカしてることを言うの?
・同情されたいの?
などなど・・・。友達の周りには、子供がリスカをする子がいるそうで、そういったことから、様々な疑問を解決したかったようです。
しかし、
・血を見ると安心する
・ストレスの発散
などと答えても、やはり理解はされず「同情を求めている」という話しになりました。
リスカすることを通常ははなすべきではない。とも言われました。
しかし、「仏」というキーワードの流れ的に話しただけで、いずれは本当に「仏」になってしまうほどの今精神状態だと説明をつけました。
でも、結局は【同情を買う】ために話しをしている。ということに落ち着きました。
私は、「リスカ」という行為が正しいとか、悪いとか、そういった判断はしていません。
・何かが変わるかもしれない
・自分にも温かい血が流れているんだ
・これでいなくなれたら楽かな・・・。
そして、リスカをする最大の理由は、「リスカできるなら、まだ元気が残っている」
本当にもうダメな時には、声を上げることも、助けを求めることもできません。
しかし、「リスカができる」力が残っている。ということは、まだ自分は大丈夫。
ダメだと思っていても、走ることができる。
「確認作業の一環」
それは人それぞれですが、私にとってはそんな感じです。
でも、それを説明すると「同情を求めてる」となるのです。
私は同情されたいとは思っていません。同情を求めるならもっと他の方法を選ぶでしょう。
それに「うつ」である自分を「かわいそう」だとは思っていません。
人に「うつ」を理解してもらうのは、不可能です。そして、専門医も「うつ病など」を経験して医師になった人はどれだけいるでしょう。
だからこそ、たとえ専門医であっても、正確な「理解」を求めることはできないと思っています。
そして、「理解」を求めてしまうと、余分な薬を増やせばいい。といった安易な考えで処方する医者もいます。
それは、症状を重くするだけで、薬の「依存」から抜けられなくなります。
もし、周りに「うつ病」の方がいる場合、【理解】を示すようなことは控えた方がいいかもしれません。
その【理解】が、うつ病である人の求める【理解】と一致しているとは限らないからです。
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